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2009年06月23日
 ■ あわび亭 東京練馬の美味しいシーパラダイス

驚きの美味処をご案内します。
西武池袋線・都営大江戸線の練馬駅に程近い、
その名も 「あわび亭」 

活きの良い、あわびや魚介類を堪能できるお店です。

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この日は4人でお邪魔しました。
お料理は予約でお願いした、4.800円のあわびコースを楽しみました。

先ずはビールをお願いします。

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彩が綺麗な 「お通し」 が登場です。
お造り、天ぷら、ゴーヤの和えもの、ホタルイカの沖漬けです。
一品ずつ結構ボリュウムがあります。

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2品目は 「パンツァレラ」 パンとホタテなどの海鮮と野菜のサラダです。
シャキシャキ野菜に食感が良いパンがトッピングされています。
この組み合わせはとてもオシャレですね。
サラダの段階で後を引くような美味しさに、後のお料理が楽しみです。

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3品目、「あわびと伊勢エビのお造り」 です。
オオッ 何と美しく迫力の一皿でしょうか!
活きが良くて伊勢エビはひげを動かしています。

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大きいアワビが2個、肝と一緒にドカンと登場です。

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とにかく新鮮でコリッコリなんですが、決して硬くない歯ごたえで抜群な食感です。
肝もたまりません。
あわびってこんなに美味しかったのかと改めて思いました。

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まだ動いている伊勢海老の色はとても綺麗ですね。

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身も新鮮さ故のプリプリ感で甘みが有りとても美味しいです。

これで4.800円のコースの一部って有り!?
しかも、これからがお楽しみだなんて・・・。
皆の驚き方も半端ではありません。

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4品目、「湯葉のお刺身」 で興奮気味の口と頭の中をを落ち着かせます。

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さあー、お次の5品目は 「あわびの天ぷら」 です。
これまたボリュームが有りますね。
しょうがの天ぷらも添えられています。

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あわびの身を天ぷらとして熱を加えることで柔らかくなり甘みが増していて、
少し塩を付けていただくと、今までに食べたことの無い美味しさに感激です。

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6品目は陶の器で運ばれて来た 「あわびステーキ」 です。

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蓋を開けると、肝バターソースで焼き上げた何とも言えない香りが立ち昇ります。
付け合わせのポテトと人参も美味しそうです。

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身の一切れが大きいです。
それを一口に頬張れば、うっ旨い!!
芯まで軽く火が通った感じで柔らかく、ソースとマッチした絶妙な美味しさです。
そして肝のマッタリ感も良いですね。
お酒に合い過ぎです。

気が付けば、会話は旨い、美味しいの連呼のみ。

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さて、次にセットされた7品目は?

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「クジラの鍋」 です。
これも何んとも見事な、一切れが大きいピカピカした赤身です。
最初は生で、にんにく、しょうが、わけぎの薬味で少し醤油を付けていただきます。
新鮮でクセの無いさっぱりとした逸品です。

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お鍋の準備も出来たので、赤身を軽くしゃぶしゃぶしていただきましょう。

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さっと鍋の出汁にくぐらす位で引き上げた状態です。
どうですかこの綺麗な色!
ポン酢と紅葉おろしでいただけばふくよかな旨味に言葉を無くします。

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そして、8品目は締めの 「雑炊」 です。
一旦お鍋を引き上げてプロ技で最高の状態に作ってくれます。
実はかなりお腹が一杯なのですが、これがするすると入ってしまうのです。
美味しい出汁でさっぱり目に作られた雑炊は食べずにはいられません。
最高です。

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心ゆくまであわびを堪能しました。
本当に美味しかった。
こんなにあわびとガッツリ向き合ったことはありません。
何故なら普段は高級で滅多やたらには食せませんから。。。
でも、あわび三昧が出来たのです!

至福のディナーが終わり、幸せな気持ちでお腹も胸も一杯なのですが、
どうしてこの8品のコースが4.800円で出来るのか?
お腹をさすりながら考えてしまうのです。
何かこれでは申し訳ないような気持に・・・。

帰りがけオーナーにお目に掛かる事が出来ました。
「こんなに安くやって大丈夫なんですか?」 と聞くと、
「好きでやってますから」 と優しい笑顔で答えてくれました。
気がつけばお店のスタッフの皆さんも同じ笑顔でした。
これが 「あわび亭」 の全てを物語っているのですね。

幸せな宴でした。
あわび亭の皆様、最高です。
ありがとうございました。

追伸:ご紹介下さった品川のT様、おおきに。

投稿時間 : 11:05 個別ページ表示

2009年06月17日
 ■ 京都美山バーベキュー

京都美山 左官を考える会の講習会1日目を終えて、
夜の部の美味しい楽しい一時です。
講習会場から美山の自然に囲まれた公園に移動すると、
そこに待っていたものは、

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オオッ 見て下さい。
とんでもなく長いバーベキューのセットです。

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ほぼ中間点からの左右の眺めですが、いったい全長何メートルあるのでしょうか!

新緑の森に囲まれて、焼きたてのお肉と新鮮野菜を頬張り冷えたビールでカンパ〜イ。
ぐびぐびっ 旨い!幸せ!生きてて良かった状態満喫です。

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そして、夜の部も見せてくれました、山本先生、小沼先生の可愛い
ひよこちゃん? と子豚ちゃん? の登場です。
やるなぁー 大津兄弟!
美山の静かな森は大爆笑の渦に呑み込まれヤンヤヤンヤの大騒ぎ!
(注:アニマル以外も登場したのは内緒です)

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左官を考える会の会長 植田氏と、役員の松木氏です。
ご両人がいったん鏝を置いたら次の瞬間から、笑いの必殺仕掛人になります。
いつも周りは笑いが絶えません。

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久住氏のいる所はいつも人が集まります。
氏に会って話を聞きたい人が全国に沢山います。
いつでも楽しく分かり易く接してくれる本家カリスマです。

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小沼氏、西川氏、加村氏、山口氏です。
夜になれば吉本も真っ青のエンターテイナーに大変身。
笑いすぎて腹筋が痛くなります。

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笑顔が可愛い、安達さんと片岡さんです。
それぞれ左官職人として一生懸命頑張っている皆の人気者です。

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山本ファミリーです。

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ご家族連れも楽しそうですね。

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どうですか、この笑顔・・・
ここに集う、左官を愛する仲間達が作る最高の笑顔です。
同時に底知れぬエネルギーとパワーが溢れています。
だから、良い仕事が出来るのですね。

こうして、あっと言う間に美山の美しい森の夜は更けていったのです。

技術や心得、左官の全てが学べる 「左官を考える会」 に参加して、
皆さんと一緒に勉強出来たことがとても嬉しく、貴重な体験ができました。
感謝の気持ちで一杯です。

お陰様で、思い出一杯の京都美山 左官講習会でした。
ありがとうございました。

投稿時間 : 12:49 個別ページ表示

2009年06月11日
 ■ 左官を考える会 京都美山 左官講習会

平成21年6月6日(土)・7日(日)
京都府南丹市美山町 かやぶきの里 美山文化ホールにおいて、
左官を考える会が主催する 『左官講習会』 が開催されました。

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会場に到着すると、そこには何と素晴らしい(羨ましい)
かやぶきの文化を表現する、近代的で設備の行き届いた
凄い会場が待ち受けていました。

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100人を超す参加者を迎え講習会がスタートです。
司会は、京都の若手代表、中須氏、田中氏です。

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ステージでメイン講師の京都 山本忠和氏の挨拶と模範実技が行われます。
中塗から切り返し仕上げまでの工程です。

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鏝の動き、握り方、土の運びなど様々なポイントを解説しながら、
作業をすすめます。

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流れるような山本氏の鏝の動きをどうぞ!

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鏝を軽く握りながらも、時には素早く、

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時には驚くほどゆっくりと、

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体、腕、手、鏝が一体となって動く様はまるで歌舞伎の舞台・・・。
優雅に土と戯れているように見えます。

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山本氏のなかなか見る事の出来ない土物の技は、
参加者全員の視線を釘付けにしています。
カッコイイです、ほんまに!!

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希望者に壇上でチャレンジしてもらいました。
オオッ 周りの厳しい視線の中でも山本氏の良いイメージが出ていますね。
高度な技を直に見る事は、貴重なデータとなって頭と体にインプット
されるのです。

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そのイメージをそのままに、各自持参のパネルに塗り付け開始です。
中塗土もたっぷりと用意されています。

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どうですか、この立派な会場!
一気に100名の参加者が塗り付ける様は迫力満点です。

そして、講師陣がまた凄いんです。
左官を考える会の会長、兵庫の植田俊彦氏をはじめ、
三重 松木憲司氏、 愛知 加村義信氏、 三重 西川和也氏、
京都 飯田能三氏、 京都 長谷川正樹氏、  愛知 川口正樹氏、
東京 小沼充氏、  東京 木村一幸氏、  石川 竹本茂之氏、
篠山 南俊之氏、 そして、特別ゲストの久住章氏です。
このツワモノ軍団が参加者に 「左官愛」 の鞭をビシビシと振るのです。

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しかし参加者のレベルもかなり高く、
そのやりとりが見学者を飽きさせる事がありません。
メチャクチャ楽しい!? いやっ 失礼・・・
勉強になる実技指導の場面でした。

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初日最後のスケジュールは久住章氏が登場!
山本氏とお二人の討論会が行われました。

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鏝やチリ刷毛等の使い方、土やスサ、砂、顔料などの材料について、
カルリスマが語る、左官をむき出しにした対話は実践に即役立つ内容でした。
それにしてもご両人の知識の豊富さには驚きました。

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2日目、更に高度な技術の公開です。

参加者は、先ずは朝から昨日の続きで中塗の上に切り返しの
仕上げを実習しました。

そして、その後山本氏による築地塀での置き筋(めがね)の実演が
行われました。

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滅多に見る事の出来ない伝統技法です。
京都では良く見るお寺の塀に施されている白い線がこれなんですね。
この箱のような物が肩を引くめがねと言われる道具です。
糸1本分の隙間を調整して繰り返し漆喰を塗り付けて、線を横へ伸ばして行きます。
繊細な作業に息を潜めて見つめます。

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次に、板塀(大和塀)の水切り(猫足)の実演です。
細めのトメサラエや自作の猫足の型引きを駆使しての技になります。
下地から仕上げ塗まで緊張を強いられる作業です。

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やはり細かな作業は実に見事で、出来あがりを見ただけでは決して
理解出来ない複雑で奥深いものです。

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2日間に渡り、左官の技を披露し終えた山本氏の体からは、
左官オーラが溢れ出ています。
見事な鏝さばきと分かり易い解説で、ご参加の皆さんに強烈な印象を与え、
心と体に左官技をじっくりと浸み込ませてくれた素晴らしい講習会でした。

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かやぶきの里 京都美山の地で開催された、
左官を考える会の講習会は最高でした。

テーマとして掲げられた、若手左官職人のなぜ?どうして?を解決!
それに見事に答えた内容でした。
同時に、素晴らしい交流の場であった事も、これからの若い左官職人さん達が
得た貴重な宝物になったと思います。 

左官を考える会の皆様、大変お世話になりました。
皆様の温かいお人柄に心より感謝申し上げます。
少しでも見習ってご恩返しが出来るよう頑張ります。

講習会にご参加の若い皆様の熱心さにも大いに刺激を頂きました。
ありがとうございました。

そして、左官を愛する若き人の清らかな涙にも出会い心打たれました。
左官の未来は明るいですね。

つづく (夜の部?)

投稿時間 : 18:05 個別ページ表示

2009年06月04日
 ■ 左官の本

富沢建材がお薦めする書籍のご案内です。

今、左官の本が面白いです!
そして、売れています!!

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一昔前までは考えられない程の、左官に関する書籍が多く出版されています。
それは、左官を知る上で非常に有効な為になるものばかりです。

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写真でご紹介しているのはごく一部ですが、
技術的な解説書、左官総合情報誌、エッセイ、素材、職人の生き様、
など多種にわたっています。

良い時代になって参りました。
左官の情報が乏しかった時から思えば凄い事です。
なかなか伝わらなかった、解らなかったことがかなり身近になった気がします。

左官の皆様だけでなく、建築に携わる全て方に、お施主様にも、
おおいにお読みいただきたいと思います。
良い家つくりの参考にお薦めです。

弊社店頭でも販売しておりますので、ご利用下さい。

投稿時間 : 17:25 個別ページ表示