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2011年07月26日
 ■ 品川左官 西荻窪の家

梅雨が明けた7月中旬の猛暑の中、兵庫県加古川の
皆様ご存知 品川左官様が東京杉並区の西荻窪で
ねずみ漆喰とドライウォッシュ工法床仕上げを施工されました。

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西荻窪駅直ぐ近くのその建物は、昭和3年に建てられた趣のある
日本建築の木造住宅です。
この辺には古き良き建築物が結構残っています。
その内の一軒がギャラりー兼、店舗として生まれ変わろうとしています。

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室内に入り昭和初期にここではどの様な生活が営まれていたのか
暫し思いを巡らせます。

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下の写真は映画での1シーンを撮ったものだそうです。
オーナー様のご希望でこの壁のイメージを求められています。

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仕上がった壁を優しい視線でながめる品川博氏です。
オーナー様の思いに応えるその姿には左官愛が一杯溢れています。

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今回のねずみ漆喰の施工は均一な表情ではなく、
映画の中に出てきた壁のように経年変化を表現する事を求められています。

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それを表現すべく下塗りから上塗りの押さえまで技と神経を使う作業です。

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慎重な鏝運びに見ている者も引き込まれていきます。

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そして、品川左官様の手によってネズミ漆喰が施された壁は、
和の空間にさらに落ち着いたモダンの風がそよいでいます。

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床の仕上げはドライウォッシュ工法で黒の配合をベースに、
岡山の寒水石5厘を使用します。

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モルタル下地にシーラー処理をしてベースの樹脂モルタルを下塗りします。

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7分乾きの上に黒のネタ材を手際よく塗り付けていきます。

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定木であたりを見てフラットな面を形成していきます。

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仕上時に綺麗な揃った面を出す為に大事なのはこの伏せ込みです。
砂利の頭が綺麗に表面に列ぶように鏝を運びます。
塗り付け開始直後の鏝に石が当たるジャーと言う音から、優しく撫きる頃には
シューと言う軽い音に変わって来ます。
熟練の技が充分に発揮される時です。

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ピタリと押さえ込まれた面に目地切りをします。

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丁寧に元首シビ引きで溝を切っていきます。
実に綺麗に収めていますね。

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締まり具合を見てドライウォッシュブラシで表面を擦り寒水石の頭を出していきます。
手元の動きが速くてなかなか写真が決まりません!
4人で一斉にドライウォッシュをしている様子はハイテンポなリズムで楽しそう!?
いや、いくら慣れているとは言え屈んでの作業は大変そうです。
楽しそうなどと言ったら怒られますね。 

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お見事!
玄関の部分が綺麗に仕上がりました。

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伏せ込みとドライウォッシュの技が生み出す素晴らしい表情です。
時間が経ち人が歩き込むことで更に石の頭が磨き込まれ、
美しい輝きを放つ床になっていくことでしょう。

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ここで品川左官の皆さんをご紹介します。
4人兄弟皆様左官職人でご長男は亡くなられたそうです。

先ずは品川家ご次男の房男氏です。
現在は一番長老で親方として品川左官をまとめておられます。
一番の元気左官職人でエネルギッシュに活動する姿が目に焼き付きます。
技も凄いがジョークも切れる!
施工中の緊張の合間に房男氏の一言で笑いが絶えない品川ファミリーです。

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三男の清志氏です。
左官の技術も特級品ですが、鏝・左官道具類を何でも作ってしまう凄腕なのです。
漆喰の塗り付け鏝、鏝絵用の先が豆粒のような小さな鏝、面引き、
その他何でも鍛冶屋さんも脱帽の世界です。

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そして、四男の博氏です。
その名は全国の左官職人さんの知るところで、その作品は2000屬發△
漆喰の現場から、各地記念館・大学等に掲げられている大小絶品の鏝絵、
はたまた本物と見間違えるモルタルの蟻、サンショウウオ、ヤドカリ、ひものなど、
その技は神懸かり的なものばかりです。
尚かつ、その経験から生まれる新しい鏝や道具、ドライウォッシュなどの新工法など
左官の世界を開拓し続けるカリスマ左官なのです。

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酉は博氏のご長男 福太郎氏です。
数年前に中目黒の現場でお目に掛かって以来の再会です。
すっかり頼もしくなって品川左官の血統を引き継ぐオーラが溢れ出ています。
カッコ良くて腕も確か、将来どんなカリスマになるのか楽しみな好青年です。

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これが清志氏の宝箱・・・いや鏝を収めたアタッシュケースです。
全てが手作りの究極の鏝がびっしりと列んでいます。

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見る人誰もが言葉を無くす美しさで、触れるのもためらうほどひかり輝いています。
でもこれ実際に使われていると聞くとさらにビックリ!
このこだわりの世界どこまでやるのでしょうか?
良い鏝、道具があって初めて良い仕事が出来るのでしょう。
博氏曰く 「この鏝もう少しこうしてほしい、ああしてほしいと、兄の清志に言うと
次の日の朝には手直しして持って来てくれます。」
なんという左官職人兄弟でありましょうか!!

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皆さんお揃いで一枚。
中央の美女はこの建築の記録を担当する倉橋美香子さんです。
素晴らしい記録ブログ西荻プロジェクトを更新されています。

品川さんが東京でお仕事をされると聞いてこの日を楽しみにしていました。
間近で拝見する品川左官の技の数々、やはり凄いの一言です。
夏の暑さ以上に左官の熱さを体一杯に体験できた素晴らしい
西荻窪の家でした。

オーナー様、倉橋様、品川左官様、皆々様、ありがとうございました。
皆様の益々のご健勝をお祈り申し上げます。

※ドライウォッシュ工法のビデオ収録をさせていただきました。
 弊社事務所で上映しておりますので是非ご覧下さい。

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2011年07月02日
 ■ 日左連青年部 山形大会

平成23年6月27日(月) 日本左官業組合連合会青年部 
総会・山形大会が山形グランドホテルで開催されました。

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全国の若い左官業者が集う恒例のビックイベントです。

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会場には各県ごとのプラカードがズラリと並び多くの会員で埋め尽くされています。
記者席も一杯です。

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総会の冒頭、今回の幹事役、山形県左官業組合連合会青年部長
大類勝浩氏より山形県を代表して歓迎のご挨拶がありました。
「震災の影響で開催も危ぶまれた中、東北復興の為にと皆で力を合わせ
準備を進めこの日を迎えることが出来ました」と述べられ、会場からは
大きな拍手が沸き起こりました。
大類氏の心のこもった明るい元気な歓迎の辞で一気に会場のボルテージが
上がってきました。

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そして、日左連青年部本部長 阿嶋一浩氏のご挨拶です。
全国をまとめる阿嶋氏の言葉の中で、今期の新たな対策として、
戦略室を設け時代に合った左官業の普及活動を行っていくなど
積極的な抱負を語り参加者の熱い賛同を得ていました。
左官業界の新たな可能性を引き出すべく、行動隊長としての
阿嶋氏の決意は会員の大きな力になることは間違いの無いところです。

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続いて、山形県知事、山形市長の祝辞が述べられた後、
感謝状贈呈の式典が行われ功労者への労いの言葉が掛けられました。
その後、東北芸術工科大学 教授 山畑信博氏による「伝える力」をテーマに
記念講演が行われました。

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総会、記念講演終了後は懇親会の始まりです。
山形県青年部の皆さんが会場の入り口に整列しお出迎えしてくれました。
中に入ればご覧の通りその規模の大きさを改めて感じます。
若さ爆発の日左連青年部の皆さんの本当に元気な姿を拝見して、
大きな勇気をいただきました。

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翌日の山形新聞の朝刊に大会の様子が大きく取り上げられていました!
さすがです。

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東京の平成会の皆さんと山形の名所を散策しました。

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山寺では松尾芭蕉のお出迎えでお参りです。

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ジャストタイミングでサクランボのシーズンです。
サクランボ狩りを楽しむ左官業界のフレッシュボーイ 阿嶋一浩氏です。

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何かイタズラを企む、小沼充氏です。

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ヨン様・・・じゃなくて 吉村誠氏です。

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OO〜ンの 木村一幸氏です。

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平成会会長原田宗亮氏と四国化成の木村謙一氏です。

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ちょっとお馬鹿な・・・行動も見えましたが、鏝を握る以外でもサクランボを摘む姿も
なかなかの粋?なもので、種の飛ばしっこに夢中になるところなどとても愉快な
日頃の疲れを忘れるサクランボ狩りになりました。
本当に仲良しな皆さんです。

日左連青年部の皆様、山形大会・総会の大成功、誠におめでとうございました。
山形青年部の皆様ありがとうございました。
来年の大阪での開催を楽しみにしております。

皆様の益々のご活躍をお祈り申し上げます。

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