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皆様、本年も大変お世話になりました。
厳しい年でしたが、お陰様で良いこともいっぱいあった一年でした。
また、色々な方々との新しい出会いもありました。
2010年も沢山の思い出をありがとうございました。
(カステロ デル モンテの濱田氏)
そして今年一番の嬉しかったことは・・・
高知の、恩師(漆喰博士)濱田俊夫様のお墓参りに伺えたことです。
(アマルフィーのカフェで 右)
久し振りの高知龍馬空港に着いて、
思わずいつも迎えに来てくれる濱田氏の姿を探したくなる心境になりました。
(カプリ島 青の洞窟前で 右)
氏にどれ程お世話になって今日があるのか、事ある毎にありがたく思う昨今、
感謝の気持ちを込めて、墓前にお参りさせていただきました。
ご無沙汰していたので、聞いてもらいたいこと、相談したいことがいっぱいあります!
良き思い出も沢山溢れ出て来て胸が締め付けられる思いがしました。
帰りがけ、「一生懸命頑張りなさい」 と恩師の声が・・・。
(弊社にて 中央右)」
濱田様のご遺志を受け継ぎ、更に精進して漆喰の普及の為、
頑張ることをお誓いしたお墓参りでした。
故濱田俊夫様、ご家族の皆様、高知の皆様、ありがとうございました。
そして今年お世話になった皆様、ありがとうございました。
来年の皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
それでは 良いお年を。
投稿時間 : 16:17 個別ページ表示
出張の合間に名古屋城本丸御殿の復元工事を見学して来ました。
晴天の空に一段と輝きを放つ金のシャチホコと風格のある天守閣です。
そこに隣接するエリアで本丸御殿の復元工事が行われています。
工事見学コーナーでは小舞土壁下地、漆喰壁仕上げの行程サンプルが
展示されていました。
この日も多くの見学者が訪れていました。
さて、見学も終え次なるお楽しみは・・・。
予てより訪れることを恋焦がれていた、
名古屋市熱田区金山町の石田屋へダッシュ!
あっ有りました 「石田屋」 です。
ほぼ満席でしたが少し待ってカウンターに潜りこみ、
噂のあれを注文します。
お目当て 「さがりの刺身」 です!
見るからに肉質が良い新鮮なさがりに醤油ベースの少し甘みのあるタレが
かかっていてワサビが添えられています。
一口頬張れば、噂通りの絶品です。
柔らかく口の中でアブラ分が溶けていくような、
まさに上質で高級お肉と言う食感です。
うっ旨い!!
今までに味わったことの無い感激の瞬間でした。
石田屋に来た人は、先ずは誰もが注文する逸品です。
「レバ刺し」 も鮮度バツグンです。
同じく醤油タレにワサビでいただきます。
ワサビが合うんですねこれまた。
石田屋はお箸が無くご覧のようにようじか、
串焼きの串で食べるのです。
「とん焼きタレ」 です。
通常のシロですね。
これもほとんどのお客さんが注文しています。
石田屋の定番なのです。
香ばしく焼かれたとん焼きも、なるほどいけると頷いてしまいます。
「さがり塩焼き」 女将さんが油の多いところ?と聞いてくれます。
ハイと返事して待つこと僅か、噛み締めればこれも香ばしさがたまりません。
さがりは本当に美味しいです。
お次は八丁味噌でぐつぐつ煮込まれているどて鍋の中から、
「どて豆腐」をいただきます。
他のお客さんからは耳慣れない用語で血管とか赤帽とか注文が出ましたが、
まだ早いからしばらく待つようにと言われてました。
ゆっくりと煮込み、美味しいタイミングで出してくれるのでしょう。
熱々の八丁味噌が染み込んだどて豆腐はとても美味しいです。
名古屋ならではの一品ですね。
お店の雰囲気も実に良いですね。
元気の良い女将さんとお兄さんとのフットワークもバツグンです。
常連さんの心地よい名古屋弁に囲まれて本当に旨いお肉とお酒をいただきました。
石田屋は、通いたくなるお店ランキングの上位です!
名古屋での仕事も無事終わりました。
さて、翌日は東京での行事に出席する為、午前中早めに名駅を発ちます。
ホテルをチェックアウトして新幹線に乗る前に駅地下街のエスカ内にある
山本屋本店で、10時から味噌煮込みうどんブランチをやっちゃいました。
写真のお新香はサービスで減ると追加してくれます。
注文したのは、季節お薦めの 「牡蠣味噌煮込みうどん」 です。
来ました来ました美味しそう。
一箸掻き混ぜれば、牡蠣がごろごろ入ってます。
うどんは少し柔らかめに煮込んでもらいました。
美味し〜い!
若干飲み過ぎの翌朝には答えられない胃袋が癒される一鍋ですね。
ありがたい味噌煮込みうどんでした。
帰りの新幹線から望む、雪を頂いた美しい富士山です。
大事な仕事を終えた帰り道には答えられない心が癒される車窓ですね。
ありがたい富士山でした・・・。
投稿時間 : 10:50 個別ページ表示
建築のプロのための専門情報誌 「建築知識」
(株)エクスナレッジ社様が、来春に出版する左官特集に掲載すための、
素材の撮影が弊社事務所と展示室において行われました。
立ち会い人は今回の特集にあたって編集のスーパーアドバイザーを努める、
平成会会長 (有)原田左官工業所社長の原田宗亮氏です。
多くの機材を使ってプロのカメラマンが丸2日間、
左官材の撮影に集中します。
原田氏の指示で次々と被写体が運ばれてきます。
色土、スサ、鏝道具、塗り見本、その他、
プロの目で見た素材が、どの様に表現されるのか楽しみです。
もの凄い枚数の写真を撮りまくってます。大変な事ですね!
戦場のカメラマンではなく、建材のカメラマン!!
プロの根性を拝見させていただきました。
出版が待ち遠しいです。
先月出た「チルチンびと」 風土社様も左官特集を組まれ、
「コンフォルト」 (有)アイシオール様も1月に左官特集を出版されます。
次々に左官を取り上げていただき最高に感謝です。
左官の未来は明るい!
左官の可能性を大いに期待出来たサプライズでした。
投稿時間 : 11:12 個別ページ表示
京都で幸せランチをやっちゃいました!
そこは、八坂神社に隣接する柚屋旅館のお食事処
「一心居」 です。
京都に来たからには何とか時間をつくって美味しいお料理を戴くのだと、
心に決めているお店です。
ご覧下さい、この柚ちゃん達を・・・。
こちらでもこの様にお出迎えです。
かまどからも湯けむりが上がり美味しい予感が立ち込めています。
お目当ては、名物 「柚雑炊膳」3800円 です。
先ずは、先付けのかぶらの炊きあげ柚味噌かけです。
かぶらの甘みと柚味噌の風味がとても優しい味を出しています。
さあ、出てきましたビックリの おばんざい です。
秋らしく紅葉の葉に飾られたお洒落な15品のお料理です。
葉をどければ、どれもが手を掛けた京都ならではのお料理が表れます。
ものすごく京都に来たなと思う瞬間ですね。(2人前)
ゆっくりとおばんざいを楽しんだ後出て来るのは、
待ってましたの 「柚雑炊」 です。
グツグツと音をたてて登場です。
ううっ この美味しそうなえも言われぬ美しさ!
(2人前)
美しい仲居さんが優しい作法で鍋の中央にある柚の頭をじゅうっと押さえて
絞ります。
ふわっと立ち上る柚の香りがたまらなく良いんです。
そして卵と軽く絡めて出来上がりです。
鯛の身と卵が、ゆずの風味と溶け合って、口にはこべば思わず
幸せだな〜 と声が出てしまう感激の美味しさです。
一心居の上質なお料理は何回いただいても飽きることのない
心と体に染みいる逸品です。
至福の時が過ぎ、紅葉が遊ぶテーブルに抹茶のわらび餅が運ばれてきました。
ゆっくりと楽しみながら味わえば、深まる秋の気配が身に染みて来ます。
今年の夏は暑くて長くて、秋が短くあっという間に冬になります。
そんなに急がなくてもいいのに、などと思いながら
たっぷりと秋の一心居を楽しんだ昼下がりでした。
一心居の皆様、ありがとうございました。
投稿時間 : 06:54 個別ページ表示
チルチンびと 別冊 34 「左官と建築」
2011年1月号
責任編集 小林澄夫
発行所 風土社
2.400円(税込)
遂に出版されました。
小林澄夫氏の左官に対する思いがこもった1冊です。
左官入門をテーマにどなたが見ても感激ものです。
そして、あの人も、あの方も、あの方々も紹介されています!
左官を見せる素晴らしい内容を是非皆様も手に取りお確かめ下さい。
弊社店頭にて好評発売中です。
投稿時間 : 13:11 個別ページ表示
11月13日〜14日 東京セメント建材協同組合青年部は
京都研修旅行を開催しました。
紅葉の時期に京都に行けるなんて、なんとラッキーなことでしょう!
最初の研修先は西芳寺(苔寺)です。
紅葉の中を足早にお坊さんが通り過ぎて行きました。
京都に来たなと実感した瞬間です。
今回の研修のテーマでもある、参加者全員での写経を終え、
心が落ち着いてから庭園の散策です。
6〜7分の紅葉でしょうか、
さすがの苔寺、紅葉と苔の青さの調和が何とも素晴らしく綺麗です。
庭園は上下二段の構えになっています。
上は枯山水、下は黄金池で「心」の字を描いているそうです。
120種類の苔が境内を覆っていて緑の絨毯をひきつめたような世界に見とれ、
思わず感激のため息が出ます。
小屋に入り一休み。
ふと外の景色に目をやれば、そこにも美しい光景が広がっています。
次の研修は、銀閣寺です。
修復工事が完了し慈悲に溢れた銀閣の美しさがよみがえりました。
季節に拘わらず何度訪れても、その美しさに感動します。
ましてや紅葉の時期に散策出来るなんて夢のようです。
庭園上部から銀閣を見下ろせば更にその美しさは際立ちます。
翌日は何班かに分かれて研修が行われました。
我々は、東山 清水寺のふもとを下る、二年坂、三年坂界隈を見学しました。
店舗や旅館が並ぶ坂道には、伝統日本家屋が建ち並び、
土壁・漆喰壁の左官の世界が広がっています。
八坂の塔が見えて来ました。
京都の町並が色濃く残る一帯です。
そこに大好きな小路があります。
「石塀小路」 です。
気を付けないと通り過ぎてしましそうなほど小さい小さい、
京都の文化に触れるにはもってこいの八坂エリアの貴重な路地です。
そこへ入り込んだとたん、風情のある料亭や旅館が建ち並ぶ、
「よう おこしやす」 と優しい声が聞こえるような世界に浸れるのです。
その一画に、以前から京都に来る度に拝見するのを楽しみにしている
素晴らしい ほたる壁 が施されている建物があります。
「ギャラリー 和田」 とお洒落な表札が出ています。
数年前ここを通りかかった時、偶然にも京都の佐藤左官工業所
(佐藤ひろゆき氏)の職人さん 泉氏が塗り替えの作業をされていて、
お話を伺いながら見学をさせていただいたところです。
私にとって、ほたる壁の素晴らしさと、奥深さ難しさを知った聖地なのです。
本物の土壁を前に熱心に見入る青年部の皆さんです。
石塀小路を抜け出た所に構える立派な土塀です。
京都には寺院やお屋敷など、まだまだこの様な大規模な
土塀が数多くあります。
回り込んで覗いて見れば修復の必要な土塀に出会う事が
しばしばあります。
左官さんが活躍する場面がいっぱいあるのも京都の街なんですね。
京都の情緒にたっぷりと浸かった若人達です。
いつも元気過ぎる連中が、少し はんなり したような気がします。
天気にも恵まれ、素晴らしい充実の京都研修旅行になりました。
東京セメント建材協同組合の青年部は、この厳しい状況の中で
部員数を増やしています!
凄いことです!!
こうして一緒に旅する事が出来て、これからの建材店を背負う
皆さんの連帯感の素晴らしさも大いに見せていただきました。
近年益々盛り上がりを見せる若人達に大いなる魅力を感じ、
将来への大きな期待が膨らんだ研修旅行でした。
東京セメント建材協同組合 青年部の皆様、
ありがとうございました
皆様の益々のご発展をお祈り申し上げます。
投稿時間 : 12:52 個別ページ表示