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2008年07月26日

 ■ 伊勢 赤福の「竈」へっつい

7月20日(日)三重県伊勢市の「赤福」へ行ってきました。
お目当ては300年の歴史と文化を誇る赤福さんの赤福餅と赤福かき氷をいただくことと、
見事に赤く輝く「竈」へっついを拝見することです。

そして、このへっついを高度な技法を持って毎年暮れに塗り替えをされている、
左官の名工 西川和也氏、尾崎孝之氏にお目に掛かることが出来ました。

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暑い日にも拘わらず凄い人出です。
伊勢神宮へ参拝し赤福さんで一休みは誰もが願う、お伊勢詣での
基本です。

その店先で出迎えてくれるのが赤い「竈」へっついなんです。
先ずは、本店と支店のへっつい4連発です。

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何と言う美しさ!
訪れる人の心を癒してくれるこの見事な赤い輝き!!
このへっついで湯を沸かして頂くお茶は体と心に沁み入ります。

一体どの様に左官の技を使って仕上げていくのでしょうか?

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こちらは、他店のお菓子屋さんで活躍する薄茶色のへっついです。
この色もいいですね。

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右が西川氏、左が尾崎氏です。
「そろそろ塗り替えやな」 とオーナーさんと話しておられました。

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こちらは料理屋さんの黒磨きの物でかなり使い込んでいます。
伊勢磨きは強い物なんですね。驚きました。

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おはらい町にある五十鈴塾のへっついです。
素敵な建物だなと思いつつ奥へ入れていただきビックリしました。
伊勢の伝統的な居心地の良い素晴らしい室内空間です。
五十鈴塾は日本の暮らしにある心地よさを体験し、
全身で季節を感じながら自然を大切にする暮し方を
教えてもらえる塾です。

大型のへっついで実際にご飯を炊いたり料理をしたりと、
羨ましい環境の熟です。

やはり、西川氏による施工で我が子のように優しく撫でながら
工法の説明をして下さいました。

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赤福様の新店舗をご案内いただきました。
赤福様のオーナー自らが陣頭指揮を取られて、それに答えるべく
西川氏が存分に左官の技を発揮された場所です。
黄色の大津壁が見事に仕上がっています。
真中をよくみると・・・。

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盃を何とお洒落に表現したことか。

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建物に入り、その裏側を見て、オッオッ!
わらを伏せ込んだ土壁仕上げの中に盃が手に取れるように
クッキリと息づいているではありませんか。
お見事です。

この他、沢山の西川氏、尾崎氏の手掛けた作品を見せていただきました。
それら伊勢で培われた伝統的な文化は、これから我々の考えるべき
大事なポイントと方向性を示しているように思いました。

お陰さまで、多くの事を学んだ中身の濃い旅でした。
赤福様、西川様、尾崎様、ありがとうございました。

投稿者 Tomizawa : 2008年07月26日 17:24