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2006年12月24日
先日、神田神保町でディープな飲み会がありました。
メンバーは、
写真家で、鏝絵放浪記、藁塚放浪記の著者 藤田洋三氏。
左官教室編集長 小林澄夫氏
薩田建築スタジオ 薩田英男氏
銀座和光 広報誌編集者 土岐常明氏
壁公房 名田いくこ氏
です。
テーマは?
藤田氏が薩田氏のご自宅の新築祝いをプレゼントされました。
そのプレンゼントについて・・・。
九州の名工、左官 原田進氏作の掛け時計です。
優しい土の表情の中に、碁石をくり抜いた後の那智黒石の板をはめ込んだ
原田氏ならではの斬新な作品です。
薩田氏の感激の表情です。
手に取って暫し見入る小林氏です。
原田左官の究極の技術で製作されたこの時計は、
土を主役に、思わずこれは何?と思う碁石用の黒那智石を、
絶妙な配置で組み込み文字盤にしたものです。
メモリも可愛く遊んでいますね。
その素材とデザインのバランスの良さが素晴らしいと、
皆さん大絶賛でした。
そして、話題は道具へ。
見て下さいこの鏝!
手作りの良さをしみじみ感じる作品です。
もちろん作業性もバツグンだそうです。
黒檀で作られた最高級 掛引き (けひき)です。
この道具で心を込めて仕事をしたくなりませんか?
飲んで飲んで、ディープな夜は更けていきました。
藤田氏は初めて入ったお店なのに、親父さん、女将さんと
兄弟みたいに仲良くなっていました。(笑)
そう言えば、久住章さんのゲストハウスでも可愛い素敵な時計が、
掛かっていたのを思い出しました。
壁へのこだわりが、そこに掛ける時計にも心を込めているのですね。
針を付けて飾られた所を、是非拝見したいですね。
薩田先生、ワインを持って遊びに行って良いですか?
投稿者 Tomizawa : 2006年12月24日 09:25