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2006年12月26日

 ■ チューリッヒの建築現場

チューリッヒ近郊のリッタオ町で建設中の現場を視察しました。
建材屋の目で、ここで見た物は・・・。

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RC構造でありながら外装に木材を多用した建物です。
同じエリアにRC仕上げで紫色に仕上げる建物も出来るそうですが、
木仕様の方が人気だそうです。
勿論最新の外断熱、エコロジー対策が施された集合住宅です。

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見慣れた風景?
そうです、左官屋さんの捏ね場です。
砂や袋物が積んで有ります。
しかし、見慣れない機械が!?

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砂です。
中目、荒目が適度に混ざった良質な物で、
泥系がまったく入っていないサラサラした砂です。
配合が正確なら、かなりの強度が出るでしょう。

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そしてこの機械をよく見ると・・・。

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ワイヤーで繋がっている、一輪車にタイヤが付いてない様な物で、

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このバケットの中に砂を入れるのです。
どうするかと言うと、

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てな訳でバケットの中に砂が入りました。
手元にあるスイッチを入れると本体にワイヤーが引っ張られ、
大型スコップに入った大量な砂を楽に運べるわけです。
入った砂は?

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この様にリフトされミキサーの中へ送られます。
そこでセメントや石灰などと混ぜ合わされます。
さらに、この機械に付いたモルタルポンプにより、
練り上げた材料を同時に施工場所まで送るのです。
ミキサー、ホッパー、ポンプがコンパクトにまとまった機械だったのです。

職人さんも慣れていて、かなり効率よく作業されていました。
電子辞書を使いドイツ語で、○▲◇★♂■▽×!? と、機械の性能について
質問をしましたが、もくもくと作業をしていて返事をしてくれませんでした。
と言うか、通じてなかったのか・・・。

この一連の作業を異常な興味を示し、かぶりつきで興奮して見ていたのは、
全見学者の中で私一人でした。

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             ↑
話は変わりますが、どちらの後ろ姿が良いですか?
             ↓
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この建築現場の設計をした会社の事務所前です。
外で建物の模型を製作していました。
手伝いたくなったのは私だけ?

ハードスケジュールの中、疲れを忘れる一時でした。。。(爆)

投稿者 Tomizawa : 2006年12月26日 14:31