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2007年06月23日

 ■ 2007 第59回 「三軌展」 開催

少し前の出来事ですが、とても嬉しかったお知らせです。

5月16日から28日まで、
公募美術団体 三軌会が主催する 2007 「第59回 三軌展」 
が開催されました。

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会場となったのは六本木の国立新美術館です。

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近代的な凄い美術館にビックリ!
六本木の変わりようには唖然としてしまいました。

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驚きながら三軌展の会場に到着です。

三軌展の公募規定書には、
「皮相な模倣を排し、様式の如何を問わず、個性を尊重し、
新鮮で自由な表現を旨とする。」 とあり、
絵画・彫刻・工芸・写真の四部門で、自作未発表の作品を出展すると
記されています。

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そして中へ。
何んと広い・・・しかもこの様な部屋が三軌展だけで38もあるのです。

それぞれの部門で日頃の腕の見せ所とばかり、膨大な数の作品がゆっくりと
見られる様にゆとりを持って展示されています。

真剣に見たら一日では無理な世界です。

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さて、今回の嬉しいお知らせ 其の一。

この作品が目に入らぬか!

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そうです、我らのセメント商工健康保険組合 
熱血常務 田名網 源市氏の作品
「イスタンブールの蒼景」 です。

人目を引く作風は見れば見るほど引き込まれる素晴らしい出来映えです。
イスタンブールに居るような深い情景が沸き出て来ます。
写真で見るより何十倍も素敵で心のこもった絵です。
田名網氏の絵画はいろいろな所で見る事が出来ます。
どの絵も見る度に感動する名作で、特に旅好きにとってはたまりません。

本来の姿は画家だったのか?
普段会議での熱く語る姿からは、じっとキャンバスに向かって描く様子は
想像しにくいのですが・・・。
あっ、踊りながら描いているのかもしれませんね。

これからも、もっと沢山の作品を世に出して、
皆の心を癒して下さい。

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そして、嬉しいお知らせ 其の二。

こちらは工芸の部に出展され、佳作賞に入選された
御正 牧子氏のフレスコ画作品で 「木霊」 こだま です。

漆喰をレリーフ状に厚く塗り付け色彩を施した見事なフレスコ画です。
立体感のある生き生きと伸びる枝葉に遊ぶ小鳥達が、
そ〜っと静かに見ていないと飛んで行ってしまいそうな臨場感と、
夢のある作品です。
小鳥達が逃げないよう暫くの間じっと息を殺して見入っていました!

実は3月に弊社にお越しになり漆喰についてご相談を頂きました。
過去お使いの漆喰材に納得がいかず他に良い物が無いか、
探しておられるとの事でした。
フレスコ画について不勉強な私は逆に教えて頂く気持ちでお話を伺うと、
漆喰の粘り気や混ぜてあるスサの具合、下塗りの段階の肌具合など
実に繊細な感覚が求められている事にとても驚きました。

そこで弊社で扱う漆喰商品の全ての内容とそれぞれの特徴をご紹介し、
検討して頂きました。
石灰の焼成方法やスサの種類と長さ、ノリの種類など、使用している
自然素材のこだわりの理由等も含めて、既調合漆喰商品について
説明させて頂きました。

その結果、田川産業(株)の城かべを選択され使用して頂きました。

後に入選のご報告と、
「城かべは、今まで私が扱っていた漆喰と違いレリーフ状にしやすかった
ように思います。今回この漆喰を使わなかったら、細かい凸凹を作る事は
難しかったです。」
との感激のお便りを頂きました。

御正さん、万歳〜!!
少しはお役に立てたかと思うと、嬉しくて嬉しくて飛び跳ねておりました。

今後も漆喰を沢山使って良い作品を一杯見せて頂きたいと思います。
本当におめでとうございました。

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以下、個人的に好みの作品をご紹介します。

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おや! 馴染みのある画風です。
コンクリート製品が描かれた絵画が見られるとは思いもしませんでした。

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そして、次には・・・・あっ!

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よく見ると、
富士川建材工業(株)のシーレックスが描かれているではありませんか!
作者は業界関係者?
建材店の皆さん、建材の未来には明るい光が差し込みつつあるのですぞ!!

田名網 源市様
御正  牧子様
素晴らしい芸術の世界へご案内頂き本当にありがとうございました。
感謝申しあげますと同時に、今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。 

投稿者 Tomizawa : 2007年06月23日 13:42