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2007年12月11日
土絵作家 三木きよ子先生の 「ぴかぴか泥団子教室」 が
文京区 「千石空房」 で開催されました。
築80年になる建物はレトロな雰囲気を堪能出来る環境で、
泥団子教室には持ってこいです。
会場は溢れんばかりの参加者で興奮と期待の中、
泥団子教室は始まりました。
見て下さい、ちゃぶ台です。
今ではなかなか見られませんね。
解説書と道具がセットされています。
普段目にする何気ない容器が、
団子作りに欠かせないグッズなんですね。
先ずは三木先生泥団子に付いての説明です。
材料の紹介から作業工程まで、子供にも分かり易く丁寧な解説です。
それでは、早速ノロの塗り付けを行いましょう。
予め用意された白い泥団子は、土と砂とワラを混ぜた物で作った
ベースの団子に、砂漆喰1回、ノロを3回塗り付け真円に成るように
丁寧に作り上げた物です。
実はここまで作るのが大変なんです。
良く光るかどうかは、この下地の出来いかんで決まってしまうのです。
皆さんも好みの色を選んでノロの塗り付け開始です。
塗り付けたノロをフィルムのケースで赤ちゃんのホッペを撫でるように薄く均一に塗広げます。
素早くクルクルと回しながら広げ、余分なノロは戻します。
アドバイスを受けながら慎重に手を動かします。
全体にノロを塗広げたら今度は乾燥です。
ドライヤーを使って効率良く。
綺麗な淡い色になってきました。
すると、直ぐさま2回目のノロ塗り付けです。
1回目の時より慣れたか、
手つきが良くなって来ました。
このあたりから皆さん間違いなく泥団子の世界に入り込んで
来てます!
ここでオリーブオイルを少々付けて、
手早く薄く手の平で広げます。
そして、チョーヤの梅酒の瓶を軽く当ててやはり赤ちゃんの頬に
触れるように優しくオリーブオイルを擦り込むように当て回します。
次にタルク(ろう石の粉)をちょいと塗り付けます。
少量を軍手に取って、
全体にまんべんなくまぶします。
さあ、ここからがぴかぴか泥団子の真骨頂!
少し力を入れて磨き込です。
心を、その他この際何でも込めて集中します。
そこに、巨匠 榎本新吉氏 登場。
「何処から来たの?」
「下手なんだから、まったく!」
と、榎本節サクレツ。
皆さん気合いを入れて集中です。
すると、来た来た輝き出しました!
深みのある良い色合いですね。
お見事、感激の瞬間です。
最後に柔らかい布を使って仕上げます。
いやー、こちらもお見事です。
全員で記念撮影です。
自分の作った泥団子を持ってポーズ!
どれも傑作揃いです。
三木先生の指導のもと、見ている者まで楽しくなる
泥団子教室でした。
先生の土に対する情熱がこうして皆さんに伝わって行くのを
拝見してとても嬉しくなりました。
本物の感触、手作りの感動、皆さんの笑顔、
土が人に与えてくれる送り物だったんですね。
お子さんも大人も皆が楽しめる泥団子に万歳!!
三木先生、ご参加の皆様、ありがとうございました。
投稿者 Tomizawa : 2007年12月11日 09:45