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2007年03月24日
埼玉県左官業協会様が3月17日に開催された技能講習会を
見学させて頂きました。
講習会場は埼玉県鴻巣市にある埼玉県左官業協会実習室です。
とても立派な施設で驚きました。羨まし〜!
大勢の皆さんがとても熱心に受講されていました。
今回のテーマは 「墨流し工法」 と 「土佐漆喰磨き仕上げ」 で、
3月10日と17日の2週をかけて行なわれました。
墨流し工法?初めて見る技です。
早速拝見しましょう。
用意された墨は墨坪用のものです。
プラ舟に水を張り墨を流します。
流れた墨を団扇を使ったり口で吹いたりして模様を、
好みの状態に広げます。
そこに砂漆喰を施した板を手前から静かに沈めていきます。
おおよそ全体が沈んだ後、ゆっくりと引き上げます。
すると砂漆喰が浮いた墨を吸い込んで模様が付きます。
面白い!!
山口巧芸舎の 山口 明様 です。
出来映えは如何に? その笑顔は満足の表れですね。
講師の大宮支部の田代左官 田代様です。
ハッピの壁屋の文字が粋ですね。
思わず カッコイイ〜 と誰もが思う姿です。
完成品の一部です。
キレイに模様が出ています。
技能対策委員長の遠藤左官 遠藤 実様です。(左)
大変なお役目の中、色々な事を教えて頂きました。
墨流しの技法は大壁・小壁や襖など多種多様に使えるそうです。
田代様の施工した作品の写真集を見せて頂きました。
大きい物はプールの様な器を作って墨流しをするそうです。
凄い作品に驚きの声が上がります。
土佐漆喰磨き工法に移ります。
材料作りを終えた皆さんが一斉に塗り付け開始です。
本焼磨き用など本格こだわり鏝が並んでいます。
田代氏のお手本塗です。
イナセな左官の魅力が溢れています。
気持ちを入れて塗り込む姿を多くの人に見て頂きたいものです。
(特にお施主様に!)
何事にも一生懸命の山口氏、この日も大活躍です。
実は山口氏は外資系石油会社から脱サラして左官になった、
スーパーマンなんです!
その志は高く堅実な実力の持ち主です。
そのお人柄は誰にでも好かれる紳士です。
小野左官工業所 小野 和司氏です。
華麗な鏝さばきは若者の注目を集めていました。
そして小野氏は鏝絵の名人なんです。
次のブログでご紹介しますのでお楽しみに。
今回も若い方の参加が多く熱心に指導を受けている様子は
将来が楽しみです。
鏝に全神経を集中して押さえ込みます。
見事な腕前に見入ってしまいます。
経験を積む事で壁だけでなく腕も磨かれるのですね。
ご覧の通り素晴らしい施設で参加者全員が集中して学ぶ姿は、
拝見していて熱気とパワーを感じました。
これはには埼玉県左官業協会様のご発展のみならず、
左官業界の明るい将来が見えたような気がしました。
埼玉県左官業協会の皆様、ありがとうございました。
建材店も頑張ります。
今後もご指導のほどよろしくお願い致します。
投稿者 Tomizawa : 2007年03月24日 08:14