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2006年11月29日
■ 究極の 『現代大津磨き』
ここまで来たか!!
究極の大津磨きをご紹介します。
嬉しい事件でその作品を展示させて頂く事になりました!
(加賀左官伝統技術保存会主催 左官アートコンペティション入選作)
「アトリエ テラ 田村和也先生」 の作です。
作品は、伊勢型紙の友禅型を使い糊置きのように土を置き千石磨き
(現代大津磨き)で仕上げたものです。
土は沖縄伊良部赤土と具志川クチャを使っています。
先生談
現在伊勢型紙の染め物型はほとんど使われることが無くなり、
全国各地の蔵の中に眠っています。
伊勢白子でも型紙は売れなくなり、型彫り職人の技が消えかかっています。
このような状況の中、まずは古い型紙を使いインテリアに活かせないかと
考えました。
インテリアでは大量生産を前提としませんから、この方法がうまくいけば
型彫り職人の活路が幾分でも開けるのではないかと思っています。
千石磨きと組み合わせることにより、西洋のフレスコ技法にも劣らない
左官技術になると考えています。
ウ〜ン、奥が深いんですね。改めて勉強になりました。
この磨きの素晴らしさを、是非見て頂きたいと思います。
皆様のお越しをお待ちしております。
おまけのお話です。。。
この照る照る坊主が10月29日弊社技術講習会の日を
お天気にしてくれたのです。
前夜はザンザン雨が振っていて、手伝いに来ていた娘が作ってくれました。
いつも生意気なこと言ってますが優しいところもあるんです(涙)
小遣いをあげたのはナイショです・・・(甘)
投稿者 Tomizawa : 2006年11月29日 08:08