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2007年11月17日
11月10日(土)第3回 漆喰・土壁 技術講習会が開催されました。
当日は雨天にも拘わらず200名の皆様がご参加下さり熱心に受講して頂きました。
先ずは前日の準備の様子です。
平成会の皆様にご協力を頂き会場の設営を行いました。
3回目ともなると皆さん手慣れた動きでテキパキと作業が進んでいきます。
計画通りのステージが出来上がりました。
今までで一番大きい舞台です。
そこに 挾土 秀平氏 カッコ良くご登場!
会場を見るやいなや、第一声 「ウォー ど派手やなー!」
今回は見学が主体の講習会なので少しでも皆様に聞きやすく、見やすく、
研修して頂けるよう音響映像をプロのオペレーターにお願いしました。
さすがプロ、映像チェックなど挾土氏との打ち合わせもバッチリです。
「いいなー」の一言にホッとしました。
原稿チェックも順調です。
今回お手伝い頂いた、右から秀平組の原田氏と古川氏、次に小宮左官、
小沼左官、講師挾土氏、(上)ヤブ原 見延氏、(下)河西左官、木村左官
庄司左官、の皆さんです。
夜までかけて会場の設営が整いました。
お疲れ様の全員集合写真です。
夜も更けて来ました。
ここからが私の楽しい時間です。
一人会場で明日の情景を想像し、ビールを飲みながら過ごす一時・・・。
ついにその時が来たと緊張と期待感がピークを迎えます。
ビールが旨くて幸せだな〜
明日の雨対策もテントを張ってバッチリです。
それにしても、テントの繋ぎの雨仕舞の素晴らしさ!
平成会の皆さんの凄さに改めて感激しました。
娘が作ってくれた 照る照る坊主 頑張ってくれよ!
当日の朝を迎えました。
雨の幕開けとなりましたが、皆気合いを入れてスタンバイ!
書籍販売コーナーも前回より種類が増えました。
今回は 挾土秀平vsビートたけし の対談 「新潮45」
も山積みにしてのご案内です。
こだわりの材料も展示しました。
悪天候にも拘わらず、お客様がぞくぞくとご来場です。
平成会のハンテンも皆様をお出迎えします。
定刻通りの開演となりました。
平成会会長の阿嶋様に恒例の司会をお願いして開会のご挨拶をして頂きました。
コミカルな?名司会振りは定評のあるところ!
技術講習会と言う固い会にリラックスを促す適度な脱線が楽しみです。
午前中は映像による講演が行われました。
「下地の美学」をテーマに200枚を超える挾土氏の肝入りの写真で、
水と土と光の世界へ導かれます。
オーラ全開で熱のこもった挾土氏の解説は、分かり易く計算された構成と
感性豊かな内容の素晴らしさに・・・。
会場の皆さんは目と耳を、いや 心を奪われ続けます。
うなずきと、ため息の連続でした。
お揃いのハンテンを着た平成会の皆さんも真剣に・・・ウン?
よく見ると画面に写し出されている映像は!!
午前中の講演が終わり、昼食時間には映像システムを使って
挾土氏出演のテレビ放送やDVDを流しました。
午後に備え飛騨高山から運び込まれた色土も準備OKです。
午後からは実技の講習に入りました。
今回のパネルは2.7m×1.8mのサイズで作りました。
そこに挾土秀平ワールドを展開して頂きます。
手早く綺麗に塗り付けられた下地に全体のバランスを見ながら、
流れるようなラインを鏝で引きます。
そのラインに沿って小さい鏝で土を盛りつけていきます。
その流れに沿ってまるで生命を与えるように、ハケを勢いよく引きます。
盛り付けたラインの中心部分に今度は細い鏝で深く溝を付けます。
何とその溝に赤い土を、チューブで注入してます。
何が起こるんだ?
その頭を小さめの四半鏝で前後の流れに沿って葉っぱのように押さえ広げます。
ほーら と、振り返る挾土氏、
会場の皆さんの驚きと感動の表情を見て満面の笑顔です。
TBSテレビの報道番組 「ニュース23」のバックで使われている壁です。
あっという間のパフォーマンスに言葉を無くします。
お見事!
興奮覚めやらぬ内に希望者にもチャレンジして頂きました。
挾土氏の直々のアドバイスで作業開始。
そこはやはりプロの腕で、お見事な鏝さばきです。
時にはお手本を拝見し、その技を食い入るように見つめます。
ステージの上でも、
熱心な皆さんはチェックを怠りません。
どんな感触か真剣に確かめています。
今回も、鏝コーナーには東京かねみつ様や、
三木から五百蔵製作所様にお越し頂きました。
東京金広様もいつもの様に多くの品揃えで展示販売をして頂きました。
皆さん鏝を見る目は真剣です。
多くのお買い上げを頂きありがとうございました。
書籍関係も前回を上回る販売量になりました。
良い情報を得て頂く為には書籍類も大いにご利用頂きたいと
思います。
挾土秀平氏の世界をご堪能頂けたでしょうか。
お陰様で講習会は皆様のご協力のお陰様で終了する事が出来ました。
ご参加の皆様にはお褒めの言葉を沢山頂きました。
主催者としてとても嬉しく思うと同時に感謝の気持ちで一杯です。
撤収作業の開始です。
先程までの状況が嘘のように変わって元の倉庫に戻っていきます。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
挾土氏も皆様の熱心さに驚かれていました。
心よりご協力に感謝申し上げます。
平成会の皆様、お忙しいのにも拘わらずお手伝い頂き、
ありがとうございました。
皆様の素晴らしいお人柄とご尽力に心から感謝申し上げます。
東海ビデオサービス様、完璧な映像と音響システムのお陰で
皆様に喜んで頂きました。
初めての経験でしたがご親切に対応して頂き感謝申し上げます。
ありがとうございました。
(株)ヤブ原 見延様、毎回前日の準備から当日の撤収まで
泥んこになってお手伝い頂きありがとうございました。
営業を超えた心強い応援に心より感謝します。
社員の皆様、いつも全力で支えて頂き感謝します。
最後まで平成会の皆様にお手伝いを頂きました。
締めくくりの集合写真です。
出来上がった作品を見ていると人を引きつける物語が浮かんで来ます。
そしてその場に爽やかな風が吹きます。
今にも動き出しそうなエネルギーを感じるのです。
挾土様にはメチャクチャ忙しい中、無理をお願いして
今回の講習会をお願いしました。
よくぞお引き受け頂き感謝感謝で言葉もありません。
とどまる所を知らない挾土秀平氏の世界、
次は何を考えているのでしょうか?
どこまで進化して行くのでしょうか?
絶対に手を抜かない秀平さん・・・。
絶対に気を抜かない秀平さん・・・。
絶対に休まない秀平さん・・・。
いや、もっともっと奥深い秀平さん。
ありがとうございました。
水と土と光と秀平の世界、益々のご活躍をお祈り申し上げます。
投稿者 Tomizawa : 2007年11月17日 14:06