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2006年11月12日

 ■ 「マル」 東京 大好きなお店  八丁堀

『 スタンドバー  マル  1F 』 
『 マル  2F 』
『 マル  3F 』

初めて伺ったのは5年位前で、以来本気で全てに惚れ込んでいるお店です。

八丁堀にあるそのお店は、外から見た感じは普通のお酒を売っている酒屋さん
(宮田屋酒店)です。
ところが店の左側奥はラテンの音楽で盛り上がっているスタンディングバー!
その熱気はハンパじゃないインターナショナルな世界で、まるでイタリアか
スペインかメキシコのバールそのもの・・・実はここがスタンドバーの火付け役
のお店なんです。 

中に入ろうとすると元気でチャーミングなお嬢様方の、
「いらしゃいませぇ〜 奥へどうぞぉ〜♪」 の嬉しくなるご案内。
今宵はすごく楽しくなりそうな予感がしたのは私だけでしょうか。

店内をよく見ると、
その頃はまだ珍しいパルマ産の生ハム丸ごとのブロックと、
パルミジャーノレジャーノのチーズがこれも大きいワンホールそのまま
置いてあって、その場でカットして出してくれるではありませんか。
酒店から+500円で持ち込み可能なワインを飲みながらパンと
一緒に感激しながら頂きました。
その他、品数豊富な食べ物も飲み物も本格派ですが、リーズナブルな
価格にフトコロ具合も時間も気にせず夜は更けていったのです。
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お店一階の正面です。

いつも賑わっているこのお店の凄いところは進化し続けている事です。
同店ビルの2Fに2年前、3Fに今年とそれぞれ趣の違うお店をオープンしました。
これまた良い感じのお店でお連れした友人はすべてノックアウト!

今回は2Fで楽しんで頂きましょう。

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最初はソムリエあさ子さんお薦めのシャンパン 「ランソン ブラックラベル」
で乾杯です。
ピノノワール50%のリッチでありながらフレッシュなブドウの風味が
広がる爽快な感じのするシャンパンです。

スタッフの皆さんは熱心にシャンパンやワインの勉強をしているんですね。
いつもどれにしようか相談にのってもらいます。

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メニューの一部です。
2Fのフロアーはカウンターとテーブル席があり入り口横にはセミオープンキッチン。 
そして店内中央にはなんと炭火の炉があるんです。お肉や旬の魚、野菜など
築地で仕入れた新鮮な食材を、焼き場担当のアトム君とオーナー弘一郎さんの
父君であるマッチョの父さんが美味しく焼いてくれます。

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和牛のカルパッチョです。ボリュウム満点ですが美味しいので瞬間的に
無くなります。

この前に珍味オクラのピクルスを頂きました。
写真を撮るのを忘れて食べてしまったのは秘密です。

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大好物のアスパラのグリエールソースです。お皿は触るとやけどする熱さで
出してくれます。トロトロチーズを長く楽しめるよう嬉しい配慮です。
フランスパンにのせてフウフウしながら食べる瞬間が癖になります。

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「クレソンの気持ち」 サラダです。
アボガドとモヤシとバルサミコソース?の相性がいいです。
食べながらクレソンの気持ちを一生懸命考えてみました。
きっと、アボガドとモヤシと一緒にいられるのが嬉しいんだろうなって思いました。
この美味しい縁結びは裕次郎シェフでしょうか?

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ワインをお願いしましょう。
ソムリエあさ子さんに選んで頂きました。
ボルドー 「ムーラン・ディッサン」 です。
マルゴAC 第3級格付けのグラン・クリュで、カベルネソービニオンの
比率が高いのですがマルゴーの特徴であるしなやかでふくよかな
風味を出しています。

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次は炭焼きの炉で松茸を焼いて頂きました。美味しい!
香りといい味といい、秋が来たんだなとしみじみ味わいました。

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満願寺唐辛子です。
大きく色型の良い甘味のある爽やかな一品でした。焼き方も最高です。
実は、写真を撮る前にいくつかかじってしまいました。

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生ハム ベジョータとピリ辛のチョリソーです。
ベジョータの肉自体の美味しさは赤ワインにこの上なく合うのです。

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一日数量限定のパルミジャーノのリゾットです
濃厚なチーズとアルデンテな少々芯の残っているお米とが口の中で
踊っています。

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身の大きいアサリが沢山入っているボンゴレビアンコのパスタです。
やはり外せないメニューでパスタの固さもバッチリです。

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メインは国産和牛の厚切りステーキです。
表面に素早く焦げ目を付けて、中はレアで焼き上がった肉質はとても
柔らかくジューシーな逸品です。
ボーノ ボーノ!

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大変満足の晩餐になりました。
お気に入りのお店で美味しいお酒と食事・・・何も言うこと無しの至福の
時間でした。

最後に食後酒を頂きながら、
ふと、このお店はなぜこんなに居心地が良いのだろうと考えました。
多くのお客様を引き付ける魅力はオーナーとスタッフの皆さんの
人柄にあるのでしょう。
どんなに忙しくてもいつもニコニコと笑顔を絶やさないスタッフが創る空間は、
居心地、酔い心地を最高にしてくれる素晴らしいお店なのです。
子供達がディズニーランドへ行ったような、大人がはしゃぎたくなる
「バール」です。

私はマルでグランデな元気をもらってます! グラシアス  グラッチェ (^^)v

投稿者 Tomizawa : 2006年11月12日 09:55