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2006年09月15日

 ■ 京都 土処 中内建材店

京都 中内建材店様をお尋ねしました。 壁土では日本を代表する究極の色土を製造販売する建材店様です。創業は明治元年で西陣(聚楽第跡地)で聚楽土の採取を始められたそうです。本物の聚楽土であるが為に良い壁土にするのは配合が難しく大変手の掛かる作業ですが、現在もその伝統製法を忠実に守っておられます。京都駅からタクシーに乗り目的地を告げます。「上京区浄福寺中立売上ル東西俵屋町へお願いします!」 いやー、これを言うと京都に来たな〜と一人でシビレています。

京シビレの具合もほど良くなった頃、到着です。

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中に入れて頂くと、まさに土ワールド。この様に採取した聚楽土を隠して?あるんです。
何処で採取しているかと言うと(中内建材店様の土壁総合カタログより抜粋)
豊臣秀吉が自らの権力を誇示するために造営した聚楽第は、天正14年1586年2月に着工し、翌年9月に竣功します。天正16年4月には後陽成天皇の行幸を仰ぎ、諸侯に忠誠を誓わせました。その後、養子秀次が住みますが、文禄4年1595年秀次が謀反の疑いで追放されたあと秀吉は破却を命じます。現在その跡地付近で建築工事をされるときに(基礎工事の掘削の段階)地下2〜3メートル掘ると聚楽土30僉腺殴瓠璽肇襪料悗謀たりそれを採取しています。

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その土を小分けして乾燥させます。

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手に取って爪を立てて擦り付けると、当たった部分に艶が出て光ります。良い土の見分け方です。

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この機械で土を精製します。ベースになる部分は戦前から使われている物だそうです。

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40冂の円筒の壺の中へ乾燥した土を入れ、それを餅つきの様に突いて粉砕します。聞くところによると、この製法で土の中の不純物や石を必要以上潰さず、上質の粘土分を持った土を抽出する事が出来るそうです。技ありの機械です。

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藁スサも制作されています。こだわりの藁です。

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その藁を希望のサイズにカットする機械です。機械自体全部オリジナルです。

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土壁の仕上げ方に合わせて何通りものスサを製造されています。

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そして、出来上がった土は袋に収められ、この様な荷姿になって出荷されます。

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簡単な説明になってしまいましたが、中内建材店様の伝統技術は大変に奥の深い京都の歴史上に培われた究極の文化であると思います。その土を使って仕上げた壁や土間が住み心地や健康に良く素晴らしいことは容易に想像出来ます。お邪魔して土の匂いの中に浸っていると心が洗われ、もっと土の事が知りたくなりました。本当の土のソムリエになるのはまだまだ先の話ですね! 中内様ありがとうございました。今後もご指導よろしくお願い致します。

投稿者 Tomizawa : 2006年09月15日 21:36