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2009年04月09日
第6回 漆喰・土壁 技術講習会 好評受付中
5月24日(日)開催 富沢建材株式会社
詳しくは「富沢建材ホームページ 新着情報」 をご覧下さい。
大津磨き、現代大津のエキスパートで、榎本新吉氏の愛弟子 小沼充氏、
人呼んで忍者左官がお贈りするお料理教室みたいな?
紙スサのほぐし技教室です。
先ずは紙スサについて、今回の逸品は 「雁皮」 がんぴ という、
ジンチョウゲ科の落葉低木で自然に自生する植物で作った紙スサです。
雁皮は生育が遅く栽培が難しいので山地に野生しているものを採取しています。
その繊維は細くて非常に強く、紙の王様として高級和紙に使用されています。
その雁皮を以前より使いこなす小沼氏に大津磨き用の
引き土に入れる為の紙スサの戻し方をご指導いただきました。

トレードマークの鉢巻姿で鏝では無く、
ハサミを持って雁皮を切り出しました。

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土1�圓紡个靴憧臠蕋隠�g(1枚)の配合です。
キッチリと軽量します。

これを綺麗な水の中へ入れます。

紙質が良いので沈んでいく様子がとても綺麗です。

それを笑顔でかき混ぜる小沼氏です。
でもこの表情はイタズラを企んでいます・・・
何かが あると思います!
このような時は気を付けなければなりませんよ皆さん!!

話は戻りますが、充分に水が浸み込んでから、

それをザルに空けます。

水を切り一塊りにまとめてから、掌で握り適度な水分が残るように
再度軽く水を絞ります。

それを濡らした木の板にのせ木小刀で端から叩きほぐしていきます。

慣れた手付きでリズム感良く叩きます。
簡単なようですが、どうしてどうしてテクニックが必要とか。

徐々に繊維がほぐれていくのが分かるような気がします。

そして、それをくるりと巻いて、

また、水の中に入れ泳がせます。
その泳がせ方も手の動きを見ていると独特の作法ですね。

再度ザルに空けます。

それを束ねてまた叩く。
これを繰り返します。

その後、3回目を終え水に泳がすと、

どうですか、先程の時よりかなりほぐれて殆ど繊維が分散しているのが
分かりますね。

今度は静かにザルに空けて、

ゆっくり水を切ります。
乱暴に振ったり、手で触ったりすると折角ほぐされた繊維が
絡まってしまうそうです。
とてもデリケートなんですね。
そして、ゴミには絶対注意!
全てがパーになります。

手を使わずゆるりと回しながらまとめ、
いよいよ土の配合になります。
ここまで10gの雁皮をほぐすのに、慣れた小沼氏で3回位ですが、
慣れない内は最低5〜6回は行う必要があるそうです。
大変な手間ですね。

規定量の清水に雁皮紙スサを入れ分散させます。

次に、色土をかき混ぜながら混入し、

その後直ぐに白土を入れます。

これで引き土の完成です。
一週間ほど寝かすと丁度良くなるそうで、これであの大津磨きが仕上がるのですね。
紙スサの種類によってはほぐしにくい物もあるそうですが、この雁皮紙スサは
ほぐし易いように製造段階で注文を付けているそうです。
このように、全てに小沼氏の徹底したこだわりの目を持って厳選された材料が混ざり合う時、
それぞれの素材の良さが何倍にもなって生かされ壁になって息衝くのです。
イタズラ好きな氏ですが(笑)、いや〜本当に勉強してますね。
それプラス、氏の経験に裏付けられた技に更に左官の奥深さを学びました。
ありがとうございました。
5月24日(土) いよいよ 小沼氏、山本氏の
大津磨きの講習会が開催されます。
その究極のこだわりを充分にご覧頂きたいと思います。
皆様のご参加をお待ち申し上げております。
好評受付中です。
投稿者 Tomizawa : 2009年04月09日 15:47