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2006年12月17日

 ■ 鏝(コテ)サミット 第1回 開催

12月16日(土) 第1回 鏝(コテ)サミットを開催しました。

午後1時から5時までの時間、暮れのお忙しい時にもかかわらず
多くのお客様にご来場頂き、とても面白く勉強になるサミットでした。

スペシャルゲストも登場で万歳の第一回目になりました。

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東京金広様のご協力により準備も整いました。

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貼り紙を作ったりテントを借りたり、会場作りも楽しいです。

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こだわりの鏝や道具が並びました。
左に立て掛けてある茶色の板状のものは、何と床屋さんで吊して
使っているカミソリを切れるようにする革のベルト?です。
剃る前にこれでシャッシャッシャとカミソリの切れ味を整えてますよね。
同じくこれで鏝の手入れをするそうです!

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手作りの鏝を見ていると思わず手にとって、握った感触を楽しみたくなります。
中には、30年前の秀作もありました。
小さな面引き鏝ですが、名工の手作りならではの面の薄さと反りが
素晴らしい土壁の角の仕上げには欠かせないそうです。

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お馴染みのお客様も、初めてお目に掛かるお客様も
鏝の話で盛り上がります。

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鏝というのは手の平と同じ感覚で使うもので、塗り付ける材料によって
それぞれに使い分ける多種多様な道具です。
職人さんそれぞれが、得意な技や材料で使い分けるのです。
鏝の、型、固い柔らかい、大きい小さい、丸柄角柄、話が尽きることがありません。
本当に聞いていると面白い楽しい世界です。

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これは、首打ち出し行程を説明したものです。

右から、良質な鉄の四角い固まりを焼き入れして叩きます。
少しづつ平たく伸ばし型を整えて行きます。
柄の部分も叩いて伸ばします。
鏝面と柄の部分をおおよそ型どったら、
首を起こす打ち出しをおこないます。
接着したり溶接する首とは強度が違います。

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お馴染み、小沼左官工業の小沼氏が来て下さいました。
鏝の柄付け3丁と、父親から譲り受けた地金鏝の修理のご依頼を頂きました。
これからが、私も楽しみにしていた鏝師の技の実況中継です。

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沢山ある檜の鏝柄の中から気に入ったものを選びます。
金広さん曰く、やはり小沼氏は少し赤み掛かった良い柄を選ばれたそうです。

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柄の料金表です。
付け替えは上記柄の商品代だけで取り付け料はいただきません。
鏝自体のゆがみやバランス調整もこの場でOK!

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まずは、ゆがみの確認。
両者の顔が真剣になります。
店内で広げてもらった道具は使いこなした年期の入ったものばかりです。

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初めて見る世界です。
鏝表を打ってゆがみの矯正です。
カキン、カキンと熟練の感覚でポイントを叩きます。

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次は表面を削ります。
台に固定されたヤスリでアタリを出しながら擦ります。
次々と素早く変わっていく手順に目が追いつきません。
とにかく早いんです。
もう、これは圧巻!

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何度も曲尺を当てて確認します。
納得したところで次へ。

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柄を付ける行程です。
それぞれの鏝の首の作りや太さも違うため、それに合わせて加工します。
少しずつ削っては合わせ、何度も繰り返します。

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そして、固定します。
知ってましたか、こんなふうに固定するって。

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鏝と柄の間隔を合わせます。
この棒の厚みが基本の目安になってます。
それから、その人の指の太さとかで握り具合を調整します。

色々な特殊な道具が次から次へと出て来ます。

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見て下さい、この満足な笑顔。 
キッチリ平らになった鏝同士を合わせると、吸い付くように密着するそうです。
なるほど、やってみたら離れたくないと言っているような気がしました。

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小沼氏も納得の表情です。
金広さんとのやり取りに、如何に鏝を大事にしているかを教わりました。
そして、新しいスウェーデン鋼300个麗犬皸戝お買い上げ頂きました。
ありがとうございました。

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鏝師のショウタイムの後、榎本新吉氏の登場です。
よく来て下さいました。
先日、この鏝サミットを開催するにあたって相談をさせて頂きました。
覚えていて下さったんですね。
感激です。

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いつもの愛の辛口トークが冴えわたります。
この日は以前、榎本さんに戴いた沖永良部島の土で大盛り上がり。
練ってみたり、泥団子磨きや、美容の為に手に塗ったりと大騒ぎでした。

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榎本さんの手って柔らかくてスベスベなんですよ。
土を触っていると自然になるそうです。
「はっは〜 触ってみな・・・ほらね! 引っかかった!!」
とか言いながら女性の手だけ触れていたのは見逃しません。

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上の元首鏝は榎本さん持参の愛用鏝です。
下の鏝は、この日榎本さんが自信でオーダー?した柳刃鏝です。
即刻自前の柄に交換してもらってました。
持たせてもらうと実にしっくりとした感じです。

ご来店いただきました皆様、本当にありがとうございました。
大変勉強になりました。また、いろいろな方とお話もさせて頂きました。
申し訳ありません・・・一番楽しんだのは私かもしれません!

この楽しみを多くの皆様にも味わって頂きたいと思います。
毎月 第3土曜日に開催致しますので是非遊びに来て下さい。
来月は 平成19年1月20日(土) 午後1時から5時です。

最後に東京金広様、このような鏝の会を開催する事が夢でした。
ご協力に感謝の気持ちで一杯です。
ありがとうございました。

投稿者 Tomizawa : 2006年12月17日 10:12