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2006年12月15日
先日、弊社の近くにあるギャラリーで泥団子教室が開催れました。
講師は小沼左官工業の小沼充氏です。
小沼さんは榎本新吉さんの一番弟子でその卓越した技能は、
多くの人々の注目を集めています。
小沼さんが作る泥団子はどんなものか楽しみです。
これは磨きのノロをかける直前の砂漆喰までかけてある団子です。
芯は土と砂と藁スサを混ぜたものを、最初はピンポン玉くらいの大きさに
丸く作り乾燥させて、さらに何回か塗り重ね大きくしていきます。
丸くする技はペットボトルの口から肩の部分を切り取ったものを道具にして
型を整えます。
マスクの人が小沼氏です。
団子の色は黄色とか赤みかかったものとか少し色づけしているようです。
この段階で「可愛い〜」と声があがりました。
確かにお菓子にも見えるような何とも優しい感じです。
この可愛い下地こそが仕上げを最高にする大事な塩梅なのです。
(塩梅:料理の味加減を整えるようにの意味。ほどよくする事)
本当はここまで作るのが大変なのです。
まずはお手本を。
磨き材料のノロを塗り付けます。
ノロとは好みの色土に生石灰クリームと糊材を混ぜた滑らかな
ペースト状のものです。
この日は7色ほど用意されました。
上半分を塗り終えたところでペットボトルのキャップをクルクルと
走らせて薄く塗り広げます。
適度に乾燥したら同じく反対側も塗り付けます。
この行程を数回繰り返します。
さあ、皆さんも作業開始です。
2色仕上げにする為に今一度白いノロを塗り付けます。
手も口も?良く動いて、楽しい楽しい磨きタイム!
ガラスのお猪口や小さいコップを使って磨きます。
何分ほど経ったでしょうか、徐々に光りだしました。
一個目の皆さんの作品揃い踏みです。
お見事! 感激!! 大はしゃぎ!!!
私の作品です。
皆さん自分のが一番光っていると思っていますよね。きっと。
全員引き続きいくつか作って磨きの腕を上げていました。
本当に泥団子作りはハマリます。
女性に優しい小沼先生は泥団子パワーでモテまくり?でした。
マスクをしている理由は何故かついに分かりませんでしたが・・・。
風邪をひいてる様子ではなかったし・・・。
前日にギョウザかニンニクの丸焼きでも食べたのかな?(怒られる)
ご指導、ありがとうございました。
投稿者 Tomizawa : 2006年12月15日 10:21