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2008年05月21日
※第4回 漆喰・土壁 技術講習会のご案内です。
平成20年5月25日(日) 遂に京都の巨匠 奥田信雄氏に
お越し頂き、京壁の技をご披露して頂きます。
詳しくは、弊社ホームページ 『新着情報』 をご覧下さい。
現在、まだご参加頂けます。
是非この機会をお見逃しなく!
5月18日(日) 講習会を一週間後に控えたこの日、
受講者用の塗り付けパネルの最終準備が行われました。
先日下塗りまで施されたパネルにチリの塗り付けを行います。
奥田氏から戴いた施工指示書に基づき、
今までに無く緊張の面持ちで打ち合わせを行います。
作業開始。
チリの位置決めです。
慣れた手付きで毛引きを操り、正確なラインを出して行きます。
次に暖簾の加工に入り、5センチ程の間隔に鋏で切れ目を入れます。
暖簾の打ち込みです。
小振りの頭の効いた暖簾打ち用の金鎚で素早く貼り付けます。
力強くビシッと打ち付けられた暖簾です。
暖簾も作り手によって違う事を教えて頂きました。
さて、チリの塗り付け開始です。
今回は、吉野石膏のB-YNを使って下付けを行いました。
暖簾を伏せこむ為、丁寧な作業が要求されます。
追っかけ暖簾を伏せ込んで行きます。
この間、丁寧ながらも手早い作業に目が離せません。
そして、奥田氏から送って頂いたチリ塗り付け用の本聚楽土(中内建材)を
取り出します。
既に配合され練り込まれている本聚楽土の塩梅を見ます。
直ぐに石膏の上に薄く塗り付けます。
この日は4人の方にお手伝いを頂き受講者の皆様の為に、
じっくりと作業に取り組んでもらいました。
実際に現場ではなかなかお目に掛かれない作業に
時間の経つのも忘れて見入ってしまいました。
真剣に鏝を操る姿はカッコイイです!
養生テープを剥がして完成です。
10枚のパネルが次々に出来上がっていきます。
この上に講習会前日24日に奥田氏が中塗を施されて、
当日の仕上げの実技にお使い頂きます。
お手伝い頂いた平成会の、上野様、木村様、小沼様、河西様
ありがとうございました。
こちらは、奥田氏が当日塗り付けるパネルです。
既に京都から作って送られて来ました。
これだけ見てもうっとりですね。
そして当日使うすべての奥田氏手作りの材料も到着しました。
このように準備に関しても奥田氏の京壁に対する情熱と、
講習会に向けての丁寧さ、真剣さがひしひしと伝わって来ます。
こんなにして頂いて感謝の気持ちで一杯です。
いよいよ奥田氏の京壁が拝見出来ます。
ドキドキして来ました。
ご参加頂く皆様とご一緒に大いに楽しみ勉強したいと思います。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
投稿者 Tomizawa : 2008年05月21日 08:43