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2008年04月05日

 ■ 「鶉亭」 京都 大好きなお店

「鶉亭」 百年のこだわり 特選 京地鶏水炊き

第4回 漆喰・土壁 技術講習会のご案内です。
  平成20年5月25日(日) 遂に京都の巨匠 奥田 信夫氏に
  お越し頂き、京壁の技をご披露して頂きます。
  詳しくは、弊社ホームページ 『新着情報』 をご覧下さい。


久々の鶉亭で、いつもは1Fカウンターで洋食のコースを頂いていたのですが、
今回は2Fで京地鶏水炊きを楽しみに伺いました。

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鶉亭は京地鶏の水炊きの名店として百年余りの歴史を持ち、
「メゾン・ド・ヴァン 鶉亭」へのリニューアル後も伝統の
水炊きの味を継承しているのです。

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京壁や網代天井、建具、欄間・・・
築80年の京町屋の空間は何とも落ち着く最高に魅力の世界です。
その空間に身をゆだねていると、鶉亭に来たんだな〜とつくづく思うのです。

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さあ、お料理が来ました。
「鴨肉のテリーヌ サイコロ状 クリームチーズのムース
コンソメゼリーよせ」です。
とても綺麗で食べるのが勿体ないくらいの前菜です。
爽やかで美味しい一品目に今宵も嬉しい楽しい予感です。

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「海老と蟹のかぶら蒸し」です。
このかぶらは、伏見の農家 辻さんのかぶらで、
生で食べても甘いものを摩り下ろして蒸してあります。
かぶらの甘さに包まれた海老と蟹の組み合わせは、
思わず幸せと言いたくなる優しい美味しさです。

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このお料理に合うワインをお願いしましょう。
白ワインの「シャブリレリックス ダニエル エ エティエンヌドゥフェ」

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長期熟成のシャブリで、ナッツの香りがするコクのある風味です。
お料理に素晴らしく合っています。
またまた白の美味しさを実感しました。

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「寒ブリ 湯しもつくりのサラダ ゆず風味」
旬の寒ブリに布をあてて表面だけにお湯をかけてあります。
新鮮な辻家の野菜のシャキシャキ感と湯しもの寒ブリが、
何とも言えない爽やかな美味しさを表現しています。
実にシャブリにピッタリです。

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「フォアグラのソテー ボルチーニのリゾット添え」
ソースもボルチーニタケで出来ていて香りが凄い!
フォアグラともこんなに合うんですね。
濃厚かつ繊細な逸品に、思わず赤ワインをお願いします!!

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ブルゴーニュの赤を選んで頂きました。

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ニュイサンジョルジュ 2000 です。
ミネラル感がしっかりとした果樹の豊かな風味を持つ、
鶏料理に凄く合う赤です。
これはいけるっ、 この後の地鶏水炊きが楽しみです。

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水炊きの準備が始まりました。
久々の鶉亭のお鍋に興奮して来ました。

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新鮮な野菜と鮮やかな色の地鶏が綺麗に並べられていきます。

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丁寧にあくをすくって頂き、透き通った出汁が見事です。

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さあ完成!
ポン酢とお塩のお好みでいただきます。

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水切り網が入ったお皿に一すくい。
直ぐに引き上げないと溶けてしまう生湯葉を塩で食べると、
大豆の甘みが口いっぱいに広がります。
うっ旨い!!

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噛めば噛むほど味のある、京地鶏を楽しみます。
上品な油出汁を滲み出す身は、引き締まりながらも柔らかく、
甘みのあるふくよかな風味は今までに食べた事の無い美味しさです。

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この辺で、少し重めのボルドーの赤も行ってみましょう。
サンテミリオン メルローです。
あまり腰が強過ぎず穏やかな飲み口は水炊きにぴったりです。
よくぞ、この様に合うワインを見つけてくれるものです。

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そして、これも楽しみな雑炊です。
どうですか、綺麗な出来上がり。

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上品な出汁に卵を溶き入れたシンプルなものですが・・・

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一口頬張れば、美味、美味、美味!
何と上品なコクのある味なんでしょう。
お腹が一杯のはずが、美味しくてお代わり状態です。

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デザートに、自家製チョコレートケーキと柚子シャーベット
上に乗っているのは抹茶のクッキーです。
すべてが手作りのこだわりの姿勢がデザートにも表れていますね。

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エスプレッソで締めくくりです。

とても美味しいお料理と、最高のサービスで、
鶉亭の贅沢な世界をじっくりと楽しみました。
とても素晴らしい時間を過ごせた事をとても幸せに思います。
やはり鶉亭の夜は最高です。

すっかり良い気持ちになりました。
今宵の仕上げに鴨川縁を散歩して帰りましょうか。

次はいつ来れるかな?
鶉亭の皆様、ありがとうございました。

投稿者 Tomizawa : 2008年04月05日 08:39