読書の春!?
またまた、嬉しい新刊が出ました。
左官や土壁をテーマにした書籍です。
『左官回話 11人の職人と美術家の対話』
美術家 木村謙一氏が、カリスマ左官11人と熱く語る、
左官職人ルネッサンス!
心が躍る左官気質が染み込んだ一冊です。
編集者 左官回話編集会議
発行所 株式会社 包
定価 3.400円(税別)
『楽しき土壁』
京の左官親方が語る
「この壁、ええ錆がでてますなぁ」
見て楽し、話して楽し
土壁を愛さずにはいられなくなる一冊です。
著者 佐藤嘉一郎
矢ヶ崎善太郎
発行所 (株)学芸出版社
定価 1.800円(税別)
『京都土壁案内』
そうだ、この本を持って京都へ行こう!
と、思わず言ってしまう素晴らしい内容です。
寺、茶室、土蔵、土塀、町屋、バーやカフェまで
魅力の土壁の世界を網羅、京都の文化にたっぷりと浸かれます。
更に、次に京都へ行くのが楽しみになる一冊です。
著者 塚本由晴
森川一弥
発行所 (株)学芸出版社
定価 1.900円(税別)
弊社店頭で販売しております。
感動の一冊を是非皆様もお楽しみ下さい。
投稿時間 : 14:45 個別ページ表示
『大江戸左官祭り』 の開催日が決定しました。
2012年4月13日(金) 14日(土) 15日(日)
会場 晴海トリトンスクエア
今世紀最大の左官のビックイベントです!
全国の強者が集い夢の左官パフォーマンスが繰り広げられます。
詳細は2月中旬に発表されますのでお知らせします。
乞うご期待を。
投稿時間 : 17:51 個別ページ表示
長崎市の旧羅典神学校(国の重要文化財)の改修工事を、
日本漆喰協会の皆さんと見学して来ました。
先ずは町中を散策。
長崎に来るのは初めてなのでかなりの興奮状態です。
路面電車を見て騒ぎ・・・。
出島を散策して歴史に浸り・・・。
港の船に思いを巡らせ・・・。
くんち祭りの迫力に度肝を抜かれ・・・。
何しろ息をしているのを忘れるほど夢中でカメラのシャッターを
切り続けた長崎でした。
そしていよいよ旧羅典神学校の見学です。
世界遺産の大浦天主堂を正面にしてその脇右側の通路に案内されます。
裏側に回り込むと、おおっ 綺麗に仕上がった漆喰壁が目の前に登場です。
この羅典神学校は1875年(明治8年)にフランス人の
マルク・マリード・ド・ロ神父の設計施工監督により建造されました。
木造の骨組みにレンガの壁を積み、仕上げに漆喰を塗った
日本の伝統的技術を取り入れた作りになっています。
その中に鎧戸がついた窓や階段など西欧建築の技術も組み入れています。
玄関脇にこの度ご案内いただいた、施工業者 内野工業様の、
左官工事の様子が写っている写真が展示されていました。
我々の為に用意していただいたようです。
建物の内外壁全てが漆喰仕様です。
漆喰は当時の再現で貝灰を使った特注貝灰漆喰を作り
中塗り、上塗りとも使用しているそうです。
ほぼ完成の状態で非常に綺麗な仕上がりを見せています。
貝灰独特のほんのりソフトな風合いが美しいです。
巧みな階段室も曲面をあしらった西欧の技術とデザインが盛り込まれた
超モダンな構造です。
屋根裏部屋もとても魅力的な空間でした。
古い歴史のある建築とは思えないモダンな構造です。
水切り瓦の押さえ漆喰もきっちりと収まっています。
丁寧な仕事振りに感激しました。
復元工事は大変な仕事です。
ここまで完成させるまでの施工に携わった皆様のご尽力、ご苦労に
心より敬意を表したいと思います。
一通り見学を終え羅典神学校の建つ丘を降りる途中、
大浦天主堂の脇を通ります。
まるでヨーロッパにワープしたような世界です。
そして、次はグラバー邸に向かいます。
坂道の多い長崎・・・しばらく歩くと素晴らしい町並みがパノラマで開けます。
ここがあの龍馬が獅子奮迅の活躍を見せたグラバー邸です。
西欧建築の中に日本の漆喰技術も取り入れた実に魅力溢れる建築です。
その時代どれほど龍馬と多くの日本人に刺激を与えたことでしょう。
何か龍馬が「やはり日本の壁は漆喰じゃき!」 と言って現れるような気がしたのは、
私だけでしょうか?
念願叶って訪れることが出来た長崎は、天気にも恵まれ、仲間にも恵まれ
そして、素晴らしい伝統的建造物の見学も出来て素晴らしい時を過ごすことが
出来ました。
日本漆喰協会の皆様、ご一緒いただいた皆様ありがとうございました。
投稿時間 : 14:50 個別ページ表示
10月29日・30日 兵庫県篠山市 篠山技能高等学院に於いて、
篠山市左官技術研究会が主催する、
第12回 左官と鏝鍛冶の交流会が開催されました。
浅原雄三氏 久住章氏を講師にお迎えして、
大津磨き(直線、曲線)をテーマに実践的な研修が行われました。
この交流会は毎回殆どの参加者が鏝とパネルを持ち込み、
直にカリスマ講師の指導を受け技術を身に付ける事が出来る
左官道場的な貴重な場になっています。
時折、久住親方の厳しい言葉も飛び交う中、材料作りから真剣に
取り組む皆さんです。
磨き壁のメインステージには、浅原一郎氏がデモンストレーションを行っています。
父親の浅原雄三氏の技を引き継ぎ、更に進化させた京都ならではの稲荷山黄土
大津磨きのお披露目です。
黙々と作業をこなす姿はやはり父君に似ていますね。
作業も終盤、ミンクで表面を拭き込む頃にはちりめん肌の何とも深みのある
大津磨きの完成です。
会場中央では同時進行でへっつい(かまど)の磨きが行われました。
経験がものを言う曲面の磨きでは下塗りの重要な事は周知の通り、
教わる若手も緊張の面持ちで鏝を動かしています。
ベテランの鏝さばきに参加者の目が釘付けです。
完成まであと僅かです。
どこまで磨き鏝で極限まで追い込めるか、
「その辺で限界やっ!」
めくれるぎりぎりのところで久住氏の声が飛びます。
初めから終わりまでタイミングの勝負なのですね。
そしてこの交流会の素晴らしい所は、
常に鏝鍛冶さんと話合いながら、相談しながら研修の出来るところです。
今回も三木市より梶原鏝製作所様、スギタ工業様が沢山の鏝を持ってきてくれました。
なかなか手に入らない、もしくは欲しかった鏝がその場で手に入るのです。
あらゆる行程の中でどの鏝が必要か、浅原氏、久住氏、その他の講師に、
各人に合ったものを相談に乗ってもらいながら選ぶことが出来るのです。
ハイレベルな篠山の交流会だから出来ることですね。
実技終了後には恒例の鏝と色土についての勉強会が行われました。
土については京都の尾崎色土製造所の尾崎氏より説明がありました。
それぞれの土の特徴や配合の例などを、講師の方々の経験も踏まえての
解説がありました。
鏝についてはそれぞれの使う目的に合わせる為の形状、金質、固さ、など
塗る立場の左官さんと、作る鏝鍛冶さんの意見を聞きながら進める内容は
なかなか他では聞けない話が盛り沢山でした。
左官さんと鏝鍛冶さんのお話は本当に奥が深くて面白いのです。
夢中で拝聴するうちにあっという間に時間が過ぎてしまいました。
充実の交流会は、最後に賞品が当たる抽選会を行ってお開きとなりました。
篠山市左官技術研究会の皆様、浅原様、久住様、ご参加の皆様、
大変勉強になりました。ありがとうございました。
次回を楽しみにしております。
投稿時間 : 12:37 個別ページ表示
10月15日(土)午後、
泉幸甫建築研究所 泉幸甫先生が率いる
「家つくり学校」の一級建築士の先生方35名様が集結、
弊社に於いて、左官講習会が開催されました。
講師は、左官の小沼充氏 植田俊彦氏 木村一幸氏です。
泉先生と小沼氏は設計と左官の立場で常にハイレベルな研究を重ね、
究極の家造りを続けるベストタッグを組む同士です。
私も以前、泉先生をアドバイザーとして開催されたドイツ、スイスの研修旅行に
参加し、先生の解説のもと貴重な勉強をさせていただきました。
また、日頃から建材についてご指導をお願いしている・・・
と同時に飲みにもお付き合いをいただく有り難い先生なのです。
最初に左官についての講義が行われました。
土壁、漆喰壁の材料についてや塗り壁全般に関する説明が行われ、
講習中盤では弊社塗り壁展示室で伝統的塗り壁見本を見ながら
施工の手順などの解説が行われました。
ショウタイムの生石灰の消化実験では勢いよく消化する様子を皆さん真剣に
見入っていました。
その消化状態を化学式で説明する泉先生です。
注目の小沼氏の鏝技です。
瞬時に鏝波無く平らに仕上げる様はさすがですね。
今回は小沼氏手作りのパネル70枚が用意され
いざ、参加者の皆さんも一斉に塗り付け開始!
泉先生も中々の腕前です。
ワラをトッピングした漆喰仕上げです。
講習会終わり頃には皆さん鏝扱いにも慣れて、大分腕を上げられていました。
出来上がったパネルはお土産でお持ち帰りいただきます。
設計の先生方の熱心さも半端ではありません。
質疑応答も活発で時間を忘れる熱い講習会になりました。
「家つくり学校」 では、定期的に建築にかかわる色々なテーマの講習会を
行っているそうです。
今回の講習会で左官のことを再認識出来ましたと、後日メールやお手紙を
いただきとても感激しました。
我々こそご参加いただいた設計の先生方に、本物の漆喰や土壁など塗り壁の良さを
お伝え出来たことを、とても嬉しく思うと同時に感謝の気持でいっぱいです。
今後も設計に左官の塗り壁を取り入れていただけるように
一生懸命お手伝いしますのでよろしくお願いいたします。
家つくり学校の皆様、泉先生、ありがとうございました。
今後の皆様の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
投稿時間 : 10:53 個別ページ表示
富沢建材(株) 第8回 漆喰・土壁 技術講習会
10月2日(日)開催 久住有生氏登場 『次世代左官への提案』
お陰様でお申し込みが定員になりました。
ありがとうございました。当日を楽しみにお待ち申し上げております。
平成23年9月20日〜23日までの4日間、
社団法人 日本左官業組合連合会主催
「第44回 全国左官技能競技大会」が、
東京都本庁舎 都民広場で盛大に開催されました。
都庁の高層ビルの麓に掲げられた競技会の横断幕です。
広場奥のコンコースに競技の舞台は作られています。
22日の競技3日目と表彰式の23日にお邪魔して来ました。
22日朝、競技開始前の様子です。
献身的な補佐員の皆さんのキビキビとしたお手伝いで材料の準備が
行われていきます。
日本一を決める競技会を支える皆さんの大変さを知った瞬間です。
さあ、全国の代表12名の選手入場で競技最終日の
熱い戦いが始まりました。
多くのギャラリーが見守っています。
審査員が行き来する中、時間と戦いながら緊張の連続で作業する
選手の皆さんです。
中国ブロック 広島県代表の吉満英雄選手を応援する応援団です。
気合いが入ってました!
正面おちこ壁聚楽仕上げを行う、
近畿ブロック 京都府代表の杉山心一選手です。
集中して取り組む姿を見ていると、こちらまで力が入ってしまいます。
北海道ブロック 北海道代表 篠岡則行選手です。
最終工程の巾木御影洗い出し仕上げに取り組みます。
関東ブロック 東京都代表 八幡吉彦選手です。
無駄の無い訓練された動きは流石です。
選手皆さんの手の動きを拝見していると、それぞれにレベルの高い
テクニックの違いを見る事が出来て大変勉強になります。
こんな機会は日本一を決める競技会ならではですね。
こんな風にじっくりと審査員に睨まれて・・・いや失礼、見詰められて
選手の皆さんはさぞ緊張する事でしょう。
皆さん、頑張って下さい。
こうして、実技を3日間 課題の隅出し、隅打ちから始まり、
蛇腹置引き、各天井、壁、柱の下塗り中塗り、仕上げと、
おちこ、擬石の目地切り、洗い出し仕上げなど、
てんこ盛りの左官技を、極めてシビアな規定の時間で完成させるのです。
気が遠くなるような大変さですね。
そして、打ち切り時間で競技終了、施工途中でもそこで全てが終わりです。
その後、審査委員によって寸法、角度、塗り厚、仕上がりなど、
非常に厳しい判定を受けて順位が決まります。
翌日23日、遂に審査結果の発表です。
お見事、優勝 第44代日本一の
石川県代表 (株)イスルギ様所属の坂本仁志選手です。
おめでとうございます。
作品を前に喜びを謙虚に噛み締める坂本氏です。
いやー 力を出し切った素晴らしい顔をしていました!!
国土交通大臣賞、厚生労働大臣賞、都知事賞、
各建設関係団体からの表彰と、沢山の賞を受ける坂本氏です。
特に日左連、守谷会長からの表彰の時は緊張した様子で、
手が震えていたような・・・。
選手全員で守谷会長を囲み記念撮影です。
選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。
この経験が将来生きて来るのでしょう。
そして今回に甘んじる事無く、まだまだチャレンジして下さい!
戦うその姿をもっと見たいです。
実行委員長の長谷川哲義氏、審査委員長の越猪正高氏と
競技大会役員の皆様です。
京都の浅原雄三氏、九州の荒木富士男氏をはじめ、日本を代表する
強力メンバーです。この他、補佐員の皆様と多くの方々の協力があり、
日本の左官を支える皆様の心意気で、心に残る素晴らしい競技大会が、
無事終了しました。
本当に皆様、お疲れさまでした。
大会の成功をお祝い申し上げますと同時に、
日左連様、選手の皆様 ご参会の皆様の益々のご健勝を
ご祈念申し上げます。
投稿時間 : 16:51 個別ページ表示
富沢建材(株) 第8回 漆喰・土壁 技術講習会 好評受付中
10月2日(日)開催 久住有生氏登場 『次世代左官への提案』
詳しくは 「富沢建材ホームページ 新着情報」 をご覧下さい。
締め切り日が来ましたがまだ若干名受付中です。
参加ご希望の方は早目のお申し込みをお願い致します。
9月18日(日) 富沢建材(株) 第8回漆喰・土壁 技術講習会の準備が行われました。
講師 久住有生氏のご指導のもと、今回は実際の現場を再現すべく弊社倉庫の1階に、
大きい面2枚のハンダ中塗り土を使った土壁作りを行いました。
お手伝いをいただいたのは平成会の中心メンバーで、以前弊社の講習会の
大津磨きの講習会で講師をお願いした小沼充氏と、同じく平成会の木村一幸氏、細井智亨氏です。
先ずは下地の合板を貼り、額縁を取り付ます。
レシピ通りの調合で中塗り材料を作ります。
小原砂を8厘で篩い、ハンダ中塗り土と中塗り用ワラすさ、角叉糊を配合します。
合板の上にシーラー処理をして、Cトップを3?の厚さで1回目の下塗りを
行います。ボードの継ぎ目部分には幅広のジョイントメッシュテープを伏せ込みしっかりと押さえます。
Cトップが締まり始めたころ、ほぼ追っかけで中塗り土塗り付け1回目を行います。
中塗り土の感触を楽しむ様に手早く塗り付ける細井氏です。
この段階で均一に塗り付ける事が大事になってきます。
次に、2回目の塗り付けで塗り厚6?に揃えていきます。
大きい面を均一な厚みに塗り付けることは、かなりのテクニックが必要で、
小沼氏の技に注目の一コマです。
最終段階で慎重に鏝を通す木村氏です。
神経を鏝に集中して見事な綺麗な面を作っていきます。
いつもこうして平成会の皆様にお世話になり講習会の準備を
進めているのです。ありがとうございます。
弊社講習会始まって以来の現場と同じスケールの壁面が出来上がりました。
後は傷など付けられないように見張りながら完全乾燥させます。
弊社の倉庫にこんな凄い壁が・・・興奮してきました!
講習会当日は久住氏が磨きの仕上げを見せてくれます。
そして、ご参加の皆様にも現場のつもりでサプライズの施工をお願いするそうです。
何が起こるのか楽しみですね!
10月2日が待ち遠しい今日です。
皆様に楽しんで勉強していただけるよう一生懸命準備を進めております。
左官、建築、設計、販売、メーカー、学生、お施主様、何方でも参加OKです。
久住有生氏の魅力にたっぷりと浸って下さい。
多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。
お申し込み、お問い合わせは、
「富沢建材ホームページ 新着情報」 ←クリック
投稿時間 : 09:36 個別ページ表示
平成23年6月27日(月) 日本左官業組合連合会青年部
総会・山形大会が山形グランドホテルで開催されました。
全国の若い左官業者が集う恒例のビックイベントです。
会場には各県ごとのプラカードがズラリと並び多くの会員で埋め尽くされています。
記者席も一杯です。
総会の冒頭、今回の幹事役、山形県左官業組合連合会青年部長
大類勝浩氏より山形県を代表して歓迎のご挨拶がありました。
「震災の影響で開催も危ぶまれた中、東北復興の為にと皆で力を合わせ
準備を進めこの日を迎えることが出来ました」と述べられ、会場からは
大きな拍手が沸き起こりました。
大類氏の心のこもった明るい元気な歓迎の辞で一気に会場のボルテージが
上がってきました。
そして、日左連青年部本部長 阿嶋一浩氏のご挨拶です。
全国をまとめる阿嶋氏の言葉の中で、今期の新たな対策として、
戦略室を設け時代に合った左官業の普及活動を行っていくなど
積極的な抱負を語り参加者の熱い賛同を得ていました。
左官業界の新たな可能性を引き出すべく、行動隊長としての
阿嶋氏の決意は会員の大きな力になることは間違いの無いところです。
続いて、山形県知事、山形市長の祝辞が述べられた後、
感謝状贈呈の式典が行われ功労者への労いの言葉が掛けられました。
その後、東北芸術工科大学 教授 山畑信博氏による「伝える力」をテーマに
記念講演が行われました。
総会、記念講演終了後は懇親会の始まりです。
山形県青年部の皆さんが会場の入り口に整列しお出迎えしてくれました。
中に入ればご覧の通りその規模の大きさを改めて感じます。
若さ爆発の日左連青年部の皆さんの本当に元気な姿を拝見して、
大きな勇気をいただきました。
翌日の山形新聞の朝刊に大会の様子が大きく取り上げられていました!
さすがです。
東京の平成会の皆さんと山形の名所を散策しました。
山寺では松尾芭蕉のお出迎えでお参りです。
ジャストタイミングでサクランボのシーズンです。
サクランボ狩りを楽しむ左官業界のフレッシュボーイ 阿嶋一浩氏です。
何かイタズラを企む、小沼充氏です。
ヨン様・・・じゃなくて 吉村誠氏です。
OO〜ンの 木村一幸氏です。
平成会会長原田宗亮氏と四国化成の木村謙一氏です。
ちょっとお馬鹿な・・・行動も見えましたが、鏝を握る以外でもサクランボを摘む姿も
なかなかの粋?なもので、種の飛ばしっこに夢中になるところなどとても愉快な
日頃の疲れを忘れるサクランボ狩りになりました。
本当に仲良しな皆さんです。
日左連青年部の皆様、山形大会・総会の大成功、誠におめでとうございました。
山形青年部の皆様ありがとうございました。
来年の大阪での開催を楽しみにしております。
皆様の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
投稿時間 : 13:49 個別ページ表示
群馬県左官工業協同組合・群馬県左官技能士会
群馬県左官工業協同組合青年部が主催する、
群馬県左官実技講習会が6月18日・19日に
左官研修会館で開催されました。
講師に、三重県の名工 松木憲司氏と石川県の名工 藤田秀紀氏を招き、
大津磨きとタデラクトの施工指導が行われました。
前橋市にある大変立派な群馬県左官会館です。
会場には沢山の実技用のパネルが用意され準備は万全です。
しかし、羨ましい設備ですね。
この講習会の成功がすでに見えているような左官モードが溢れています。
弊社もお声を掛けていただき書籍等の販売を行いました。
東京金広さんに講習会の内容に合わせた沢山の鏝を用意してもらい、
販売も行いました。
参加者の皆さん、真剣な眼差しで鏝を手に取ります。
名工が造り出した一級品に暫し見入って品定め!
いよいよ講習会がはじまりました。
最初に会議室において群馬県左官工業協同組合理事長 長谷川様の
これからを背負って立つ若い左官職人さんへ心のこもった激励の
ご挨拶がありました。
そして講師の、松木氏、藤田氏が紹介されました。
講習会に先立ち松木氏によるスケジュールの説明と、受講する心構えなど、
早速に熱弁を振るわれ、参加者の気持ちを盛り上げていました。
そして、実技会場に場所を移し、松木氏、藤田氏の両カリスマによる
大津磨きと黒漆喰磨きの模範施工が行われました。
両側に選抜された職人さんも加わり技のお披露目です。
そのテクニックに参加者の目が釘付けです。
施工の合間に鏝談議にも花が咲きます。
どうですか群馬県の若人の真剣な眼差し!
松木氏の説明にも力が入って来ました。
翌日実際に施工する参加者にとって、
一連の作業は片時も目を離せない貴重な実演風景です。
華麗な、且つ真剣勝負の鏝さばきに会場からはため息が出ます。
黒漆喰磨きを披露するのは藤田氏です。
施工中参加者から出る質問に丁寧に答えます。
自分の持てる技を分かり易く伝授します。
いざ鏝を握れば名工のオーラが立ち登ります。
動作一つ一つが見る人の心を引き付けていきます。
午前中で仕上げた作品はこの通り。
季節やその日のコンディションに大きく左右される大津磨きと漆喰磨きは、
とても高度な技術が要求されます。
この日は朝から雨模様で条件としては厳しい状況でしたが、
松木氏、藤田氏の豊富な経験と素晴らしいテクニックで見事に完成。
大いに勉強になった模範施工でした。
午後からはこれまた注目のタデラクトの施工です。
タデラクトはモロッコの水硬性石灰を使った磨き工法で、
その素晴らしさを、淡路の植田俊彦氏と一緒に日本国内に紹介する松木氏が、
初めて目にする参加者に丁寧に説明をします。
説明後、直ぐに用意された課題に調合したタデラクトの材料を
塗り付けます。
塗り付けた材料がほぼ締まった状態で、タデラクト施工独特の
硬い小石を使っての磨き作業に入ります。
くるくると小さく円を描くように石を動かし磨いていきます。
一通り小石で押さえ込んだら、次に撥水性能を与える為、
石けん水を刷毛で塗り付けます。
それをさらに擦り込むように小石で磨き込んでいきます。
徐々にタデラクト独特の凹凸を伴った美しい磨きの肌が
出来上がって来ました。
その魅力に若い左官職人さんが引き込まれていきます。
どうですかこの深みのある輝き!
参加者に笑みがこぼれる瞬間です。
こうして1日目の講習会は無事終了しました。
皆さんの熱心な左官愛の中であっという間に時の過ぎた一日でした。
明日2日目は参加者それぞれがチャレンジする予定だそうです。
今日学んだ事がきっと大いに役に立つことでしょう。
群馬県左官工業協同組合青年部員様のお洒落で粋なユニフォームです。
長谷川青年部長を中心として活動する皆さんの心意気、
左官に対する熱意を感じるデザインです。
そしてそのユニフォームを着る群馬県のパワー溢れる若人達の姿は、
これからの左官の世界に明るい光を見い出す頼もしさを表しています。
群馬の皆さんの技を吸収しようという貪欲な姿勢を拝見して、
共に左官業界の発展を目指す仲間に巡り会えたことをとても嬉しく思いました。
今後もご指導をよろしくお願い致します。
一日しか参加出来ませんでしたが大変勉強になりました。
講師の松木憲司様、藤田秀紀様、ありがとうございました。
群馬県左官工業協同組合の皆様ありがとうございました。
貴組合の益々のご発展をお祈り申し上げます。
投稿時間 : 15:44 個別ページ表示
5月28・29日 三重県四日市に於いて、
第4回 左官を考える会の講習会が盛大に開催されました。
毎回多くの参加者が集う会場では、いつにも増して若者の熱気溢れる
素晴らしい左官ライブが演じられました。
2日間の日程は内容豊富で、今回はパネルディスカッションも組み込まれた
楽しみなスケジュールです。
開会に際し新しい左官の世界を牽引する 植田俊彦会長のご挨拶です。
北は北海道札幌から南は九州熊本まで、全国から集合した左官の皆さんは
清々しくてカッコイイです。
次に、今回の三重県四日市開催に当たり地元代表幹事であり、
左官を考える会代表講師の松木憲司氏による、テーマの説明が行われました。
全国の講習会の中でもトップレベルの内容に真剣に聞き入る受講者の皆さんです。
2日目には土壁で博士号を取られた、京都の名工 佐藤ひろゆき氏も講師で登場、
素晴らしい解説で参加者の目と耳を引き付けていました。
一斉に実技開始です。
それぞれが持ち寄った色土の塩梅調整が始まります。
いやー 綺麗な土ですね!
各自持参のパネルに髭子(チリトンボ)を打ち込んでいきます。
1人1人に的確なアドバイスを行う松木氏です。
参加者誰もが技を吸収し確実にステップアップしていきます。
皆の視線を浴びる愛知県の安田信雄氏です。
注目の技は、切り返しで水鏝を駆使しての仕上げです。
ンッ! 良く見ると、この鏝 小沼充氏(所有)の師匠、榎本新吉氏のそのまた師匠、
故山崎一雄氏の究極の水鏝です。
この様な鏝に出会え、手に取ることが出来るのもこの講習会の凄いところです。
それを操る安田氏の口から思わず言葉が出ます。
「難し〜い・・・」
そして、それを見守る小沼氏が一言。
「よしっ 上手い!」
その小沼氏が漆喰黒磨きの技をお披露目しています。
憧れのカリスマ左官の動きを目に焼き付ける皆さんです。
今回の講習会最大の目玉は、参加者が各地元の土を持ち寄り、
それぞれを土壁として使用する場合の性質を分析評価することです。
多くの土が集まりました。
講師の方々の経験豊富なノウハウで粘土質を見極め配合の指示を受けます。
土によって砂、ワラ、水の配合量の微妙な違いなどを経験していきます。
それをパネルに塗り付け仕上がりを確認する実践的施工になりました。
これはとても素晴らしい試みで、見ているだけでワクワク興奮する企画です。
何と綺麗な土達でしょう。
どれもが生き生きと輝く宝物のようです。
あれっ 岡山の浦上稔晃氏・・・。
手に持つ物は村上粘土ではなく、「浦上粘土」 だそうです。
土も素晴らしいけど、ネーミングが上手い!
座布団 1枚 ものですね!! (笑)
第4回 左官を考える会 四日市講習会も大成功で終了しました。
高度な左官技術の祭典で、参加者全員が得る物の大きい有意義な
内容でした。
今回の講習会を成功に導いた立役者、松木憲司氏です。
お孫さんの飛び入りに甘々のお爺ちゃまに変身した松木氏です。
将来はやはりカリスマ左官・・・楽しみです。
左官を考える会の皆様、参加者の皆様、ありがとうございました。
皆様の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
追伸:次回(来年)の開催は東京で行われます。
左官を愛する仲間達が巻き起こすビックイベント、今から楽しみです。
皆様も是非ご参加下さい。
投稿時間 : 16:35 個別ページ表示
平成23年4月21日 田中石灰工業株式会社
会長 田中誠二郎様が享年76才で御逝去されました。
大変お世話になった田中会長のあまりにも突然の訃報に言葉もありません。
未だに信じがたい悲しいお知らせです。
エネルギッシュな普段のお姿から、病気とは無縁の田中会長だと
思っていました。
3年ほど前から闘病生活を送られていたそうです。
ご家族の懸命な看病と、ご自身の持つ強い気力で壮絶に病気と
闘っていることを、誰にも知らせず悟られないように日々を過ごされて
いたそうです。
電話やメールでもそんなご様子を微塵も感じさせないご対応でした。
何とも辛いお話です。
4月24日・25日の御葬儀には、全国から大変多くの政財界のお歴々が
田中会長との最後のお別れにご参列されていました。
生前の公私に渡る大いなるご活躍が偲ばれる荘厳な御葬儀でした。
皆様が突然のご逝去に驚きの言葉を発せられていました。
ご葬儀しめくくりの、ご長男 田中克也社長の気丈にもご立派なご挨拶の中で、
病に苦しむお父様の忘れられないお話をご披露されました。
「お世話になった病院のスタッフの皆さんに、ほとんどの患者さんは
病気に悩み苦しみ、ヤケを起こして家族や人に当たったり困らせたりするのに、
田中様はそのような言動は一切無く、静かに我慢強く病と闘っておられましたと
言われました。
良く頑張った父親を褒めてあげたいと思います。」
無念さ溢れるそのお言葉に、悲しみは如何ばかりかと察するばかりです。
語り尽くせないほどお世話になった田中会長との、
楽しかった一コマをご紹介させていただきます。
2005年秋、南イタリアを石灰文化の研修の為、レンタカーで巡った時の
スナップです。
カプリ島に向かう船のデッキでの一枚。
イタリアがとても似合うダンディーな田中会長です。
アルベロベッロの街を調査しました。
まるで御伽の国の世界にカメラのシャッターを切りまくる田中会長でした。
石灰製造メーカー MINERMIX社を訪ね情報交換が行われました。
田中石灰工業の訪問をとても喜ばれ大歓迎の中での楽しい
勉強会となりました。
イタリアの人々は皆とても気さくで明るいんです。
代表者同士の意見交換は次元の高いもので、専門用語の応酬に
メモ書きが追いつかない状態です。
通訳の柏木氏もご苦労されていました。
田中会長、故濱田氏とのチームワークもよろしく活発なやりとりで、
お互いの工場について、その特徴や能力、製造技術のノウハウなど、
時間をかけて話し合い、今後も情報交換を行っていくことを約束して
閉会となりました。
会議終了後田中会長は、田中石灰工業の技術レベルの高さを
再認識したと語っておられました。
良いものつくりの誠心は世界共通のようです。
工事現場を見れば直ぐさま足を踏み入れ、材料のチェック!
職人さんに声を掛け施工の具合など聞き込みをする田中会長です。
カステル・デル・モンテでは、石灰石建造物の素晴らしさに感激された様子で、
時間をかけて調べておられました。
道すがら、子供達を見かければ声をかけて日伊文化交流を図ります。
そして一番のお楽しみは食事タイムです♪
健啖家の田中会長も美味しい食事とワインで笑顔全開!
全日程での朝・昼・夕食の全てが笑いに溢れ楽しさ溢れるパーフェクトな、
時間を過ごしたのでした。
青の洞窟のあるカプリ島に向かう船上での一枚です。
あれれ、いつの間にか船舶免許を持つ田中会長が代わって操縦!
船長も脱帽のテクニックで洞窟入り口まで快適なクルージングです。
そのお陰か小さなボートに乗り換えた後、青の洞窟も1回で進入成功。
もの凄く綺麗な青い光を放つ洞窟内を満喫出来ました。
国内では、
軟式テニス全国制覇、ゴルフは黒潮カントリー クラブチャンピョンと、
その他何をやっても一流プレーヤーの田中会長ですが、
フィッシングも本格派で、釣り上げたカツオやいなだを送っていただきました。
ある夏の晴れた日にプライベートボート(自家用漁船)に乗せていただきました。
いや〜 カッコイイ 海の男です。
桂浜の周りをぶっ飛ばしてくれました。
早く走れるようエンジンを積み替えたそうです。
どこまでやるの会長、と思わず言った記憶があります。
あらゆる公式の場でも大変なご活躍ぶりでした。
これは、日本漆喰協会の作品賞表彰式で、会長として
賞を授与された時の様子です。
特に土佐漆喰に込めた思いは強く、その発展に向けたご尽力、ご功績は
語り継がれることでしょう。
田中石灰工業の女子社員の皆さんとのスナップです。
社員皆さんに好かれる、いつも元気な会長でした。
職人さんとのお付き合いも深い深いつながりを持っておられました。
石灰、漆喰の製造技術や品質管理に職人さんの意見を取り入れ、
良い製品作りに励んでおられました。
最後に、私の一番のお気に入りのワンショットです。
カプリ島のバルでジェラートを楽しむ田中会長です。
どうですかこの笑顔。
田中会長様には家内共々、公私に渡り大変お世話になりました。
石灰を通して語り尽くせないほど沢山のことをご指導いただきました。
そして何事にも常に前向きなオーナーの姿勢と行動力を拝見していて、
どれほど感動とエネルギーをいただいたことか。
田中会長様なくして、今日の私と会社はなかったと思います。
良き師匠としてお導きいただきましたこと、心から感謝申し上げます。
ご意志を引き継ぎ漆喰の普及のため精進してまいります。
どうか今後も天国から見守っていて下さい。
もう一度一緒にイタリアへ行けることを楽しみにしていたのですが・・・。
田中誠二郎様 ありがとうございました。
ご家族の皆様にお悔やみを申し上げますと共に、
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
投稿時間 : 16:19 個別ページ表示
次々に新しい左官鏝を世に送り出す 株式会社 カネシカ の、
植田モデル 現代風 糊土鏝 が入荷しました。
漆喰鏝に続き、植田俊彦氏がこだわりをもって開発したモデルで,
本焼き なで鏝と柳刃鏝、キメクリ鏝も揃えての販売です.
なで鏝 本焼きは、
背筋の先端部分を扇形することにより、強度と安定性を高め、
最適なしなりにこだわり、レーザースリット加工を施しています。
腰の強さに加え、仕上げに必要な繊細なしなりを実現しました。
ハイレベルな精度で 仕上げ、波消しに抜群の性能を発揮する逸品です。
弊社店頭で好評発売中、皆様も是非お試し下さい。
投稿時間 : 18:02 個別ページ表示
3月27・28日に滋賀県 土と竹の国
近江八幡、彦根、多賀に於いて、
毎年恒例のビックイベント 左官勇士の会 改め、
今回、江州左官 土舟 小林隆男氏が幹事企画する、
「左官革新の会」 が開催されました。
27日に全国のカリスマ左官が集結したのは、
財団法人 近江商人郷土館 です。
江戸時代に日本全国で活躍した近江商人 小林家の
後世に残る功績を充分に知る事が出来る素晴らしい郷土館です。
挾土秀平氏も到着。
全国からスーパースターが続々と登場です!
この日に合わせたかのように見事に満開の郷土館中庭の梅の花です。
そこへ小鳥も遊びに来てくれました。
郷土館1階広間において最初のテーマ、
有限会社 竹松 田邊松司氏による 「竹の話し」
の講演が行われました。
滋賀県は全国でも他には類を見ない優良な竹の産地です。
地元で古くから竹材の各種製品を製造する田邊氏の
ここでしか聞けない竹への思いを込めたお話を伺いました。
竹の種類、性質、伐採の時期、小舞壁に適応させる技術、
虫食い対策、異常気象の影響等、竹を愛する匠の講話は
カリスマ左官の皆さんの知識として今後の仕事に大いに役立つ内容でした。
その後、滋賀県が誇る究極の土、江州白土を使った大津壁の
体験会が行われました。
江州白の素晴らしさを確認する参加者です。
強者が生き生きする一時です。
いつでもどこでも、鏝を握ると真剣本気モードの皆さんです。
京都 奥田信雄氏の迫力の鋭い視線と気合いで熱血左官魂が、
若い左官職人さんの心と体にびしびしと叩き込まれていきます。
翌日28日は住友大阪セメント 滋賀鉱産? 多賀鉱山内にある、
180万年前の火山灰、白土の地層を見学しました。
これがその気が遠くなるような大昔の白土です。
その前に立ち、思わず手を合わせてしまいました!
即、狙った獲物に飛びつくがのごとく、少量採取して土質をチェックします。
その結果は後日教えてもらうことにしましょう。
(注意:許可無く採取は出来ません)
場所は変わって、その近郊にある宝(色土)の山へ向かいます。
露出した土肌の美しい色合いにビックリです。
車を降りて皆さん一斉に山の上部へ登ります。
山全体が正に色土なんですね。
足下に目を向ければそこも綺麗なピンクや橙色の土です。
早速、土を削り取り袋に入れてお持ち帰りです。
久住章氏も手に取り土の良さを確かめます。
新潟の宮沢喜市郎氏も白土の粘土質に関心することしきりです。
土を採取している姿も絵になる皆さんです。
京都 浅原雄三氏も白土の層を見つけて突撃です。
植田俊彦氏も白土を見つけました。
小沼充氏も土と戯れています。
左官を極める皆さんが、色土を見た時の何かに取り付かれたような滑稽な?
(失礼)行動は、その土の魅力を知る者、解る者だから自然と出る仕草なのですね。
見ている者まで幸せな豊かな気持になる春の運動会のような出来事でした。
原田進氏と山本忠和氏も色土の世界で満面の笑みを浮かべての散策です。
ワイルドなご両人、何か収録中の映画のワンシーンのような雰囲気です。
おや、鹿の足跡です。
何と愛らしい、そこは自然が溢れる色土の郷でした。
それに比べて・・・どこでもかまわず突撃した結果、ご覧のとおり。
これは何方のお御足でしょうか?
ぬかるみにはまり込んだこの方を見て、誰かの「やった」と喜ぶ声が聞こえたような!?
あっと言う間の2日間、江州の魅力たっぷりの土の世界に浸る事が出来ました。
小林隆男氏の故郷、氏の左官の技を育んだ地をやっと拝見することが出来て、
やはり左官の良い匂いがぷんぷんする粋な土処だなと実感しました。
「江州土舟」 の世界をもっともっと勉強したくなりました。
そしてこのまる2日間、これだけの強者が揃い誰もが熱く語る左官の物語を
たっぷりと聞かせていただきました。
止まるところを知らない究極の左官談議、どこまで奥深くどこまで続くのか!
そして、何と魅力的なのでしょう。
夢中で聞くうちに、左官の可能性は無限大であることをつくづく思い知った
2日間でした。
左官革新の会の皆様ありがとうございました。
小林隆男様、小舟様、田邊様、滋賀の皆様、本当にありがとうございました。
貴重な体験を今後に生かせるように精進してまいります。
追伸:この会では、東日本大震災についても話し合いが行われました。
被災地の左官職人仲間に対する支援活動を行うことを打ち合わせ、
早速持ち寄った道具類とカンパ資金を現地に届けることになりました。
今後も復興に向けて支援活動を続けて参りますので、
皆様のご協力をお願い致します。
投稿時間 : 22:50 個別ページ表示
3月12日(土) 北海道札幌市 札幌市産業振興センターに於いて、
日左連 北海道左官業組合連合会主催の講習会が開催されました。
「TOP of SAKAN」 と題して、
現代漆喰の第一人者 植田俊彦氏、
大津磨きのエキスパート 小沼充氏
蛇腹引きの名工 荒井平氏をゲストに迎えて、
ハイレベルな実演が行われました。
素晴らしい会場です!
開催にあたり、北海道左官業組合連合会青年部長の中屋敷剛氏(中屋敷左官工業(株))
の司会で、講師の紹介と実演の説明がありました。
多くの参加者で埋まった大きな会場は左官パワーが溢れています。
実演が始まり更に熱気が増して来ました。
熱い視線を浴びながら土佐漆喰の技を披露する植田氏です。
大津磨きの引土を見事な鏝さばきで塗り付ける小沼氏です。
現場引き蛇腹の施工を実演する荒井氏です。
それぞれのカリスマ職人の華麗な技に参加者の視線が釘付けになります。
ノロ掛け前のきっちりと押さえ込んだ下地に手の平で触れることで、
その精密な押さえ具合と質感を感じ取る皆さんです。
北海道の左官職人さんの積極性が感じられた一コマでした。
パネルを掛け持ちで、現代大津磨きを披露する小沼氏です。
植田氏の解説で漆喰の施工が無限にアレンジが可能なことを表現しました。
中屋敷左官工業(株)の佐藤氏(中央)も加わって、
左から、土佐漆喰磨き、現代大津磨き、大津磨きと最終仕上げ段階に入り
力と気合いのこもった押さえ技を展開していきます。
見入る人々の体も一緒に動いているようです。
いつもながらその仕上がり精度はバツグンで、講習会で披露するのは
なかなか難しいと言われる大津磨きの技を参加者の目に焼き付けています。
様々な会場の条件を的確に判断し、材料の調合、作業工程のタイミングを
素早く見極めて見事に収める、さすがの匠の仕事振りです。
現代大津の輝く仕上がりに見入る参加者です。
その出来映えに何かを得た瞬間でしょうか?
その表情にも左官職人の気質が輝いていました。
札幌の熱い一日は瞬く間に過ぎていきました。
外は雪景色で白い世界が広がっています。
熱気溢れる会場と、外はきりりと冷たい締まった空気!
北海道ならではの爽やかな講習会は、正にTOP of SAKANの
魅力が花咲いた素晴らしい内容でした。
札幌に集結した北海道の建築士会の皆様、左官職人の皆様、
参加者の皆様の左官愛、職人魂を大いに見せていただきました。
ありがとうございました。
また、北海道左官業組合連合会の皆様、事務局の皆様、中屋敷剛様、
大変お世話になりありがとうございました。
投稿時間 : 17:42 個別ページ表示
この度の東日本大震災により被災されました方々に、
心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
投稿時間 : 09:55 個別ページ表示
2月27日(日)京都 大聖寺と京都府左官技能専修学院において、
NPO日本伝統左官技術振興会の第1回講演・研修会が行われました。
大聖寺は足利義満が開基した門跡尼寺の上位に位置する、
由緒ある寺院です。
会長の佐藤ひろゆき氏と講師の久住章氏が中心となり、
午前10時に大聖寺に集合して研修が始まりました。
大聖寺の枯山水庭園は京都市指定名勝です。
その庭園を囲む土塀の復元修復工事現場を見学しました。
約50メートルほどの土塀は歴史を感じる重厚なものですが、
傷みが酷く修復の難しさを思い知らされた一瞬です。
工事を請け負った佐藤ひろゆき氏と京都の左官職人さんの、
試行錯誤の繰り返しで作業を進めている状況を
真剣に聞き入る参加者の皆さんです。
浅黄土を配合して青味がかった漆喰を施した素晴らしい土塀です。
下地中塗りまで施工した壁面です。
かなり長いピーンと通った面に技術力の高さが伺われます。
大聖寺での研修を終え、場所を京都府左官技能専修学院に移し、
講演が行われました。
学院の内部は左官技がいたるところに施されています。
壁一面に広がる歴史絵巻の鏝絵作品も京都の左官職人さんが
力を合わせて完成させた大作です。
さすがお見事、蛇腹の凄さも必見ものです。
鏝の展示を前に講演の前から盛り上がる皆さんです。
さすが京都にはこんなに素晴らしい左官の学校が有るんです!
講演会は、前半に大聖寺の工事記録の映像を見ながら土塀修復の技法を
勉強しました。既存の土の性質を見極め、それに合う土の配合を考え、
また、構造面でも瓦を乗せる天端の補強や、仕上げにも耐久性をを充分に
考慮するなど、豊富な知識と経験を生かした技は目からうろこの
ノンフィクション左官物語でした。
後半は久住氏が見て来たヨーロッパ土建築の紹介が行われました。
フランス、イギリスの独自の工法は興味を引くものばかりで、
氏の体験から表現される世界は魅力たっぷりなものです。
これからの施行法に新たな可能性が期待できる内容でした。
NPOとしての左官広報活動についても大事な研修のテーマです。
漆喰、土壁の優れた機能性を科学的に検証し、時代に即した提案が
出来るようデータ等も充実させる旨の報告がありました。
佐藤氏と久住氏の講演は何度聞いても、左官愛と情熱が溢れる
聞く人を引き込む魅力一杯の世界です。
ご両人とも、どこまで深い知識の持ち主なのか計り知れません!
鏝の話は決して他では聞けない究極のものです。
100年前の出来事を今の事のように思えてしまう談議は、
職人魂をくすぐる応援歌のようです。
最後の質疑応答では活発な意見交換が行われいろいろな話が出る中、
各自が地元の土を採取しそれが壁材として適するものか情報を持ち寄る
案が出て盛り上がりました。
一日の講演・講習会はあっと言う間に終了しました。
京都の本物の左官伝統工法に触れることは本当に良い勉強になります。
志を同じくする最高の仲間が集まって交流出来る有り難さを、
つくづく感じることの出来たNPO日本伝統左官技術振興会でした。
佐藤ひろゆき様、久住章様、ご参加の皆様、ありがとうございました。
せっかくの京都ですが日帰りなので足早に東京へ向かうことにします。
でも思い切り後ろ髪を引かれる思いなので、
少しだけ鴨川沿いを散策して帰りますか・・・。
日本伝統左官技術振興会では会員を募集しています。
左官・漆喰・土壁に興味をお持ちの方ならどなたでも歓迎です。
詳しくは
日本伝統左官技術振興会 京都事務所
(有)京壁井筒屋佐藤 内
TEL 075 461 1278
FAX 075 461 7446
投稿時間 : 16:50 個別ページ表示
2月20日(日) 東京セメント建材協同組合では、
第4回組合研修会を開催しました。
4回目となる今回の会場は吉野石膏株式会社様の虎ノ門ビルで
行われました。
このビルは虎ノ門という場所にありながら、建物全体が建築の
最新技術情報発信基地として吉野石膏(株)のノウハウが集約された
最高の施設です。
そこに神奈川、埼玉の建材商の方々にもご参加いただき活発な研修が行われました。
午前中は3階の会議室で、石膏の基礎、吉野石膏千葉第三工場ビデオ、
石膏商品の紹介が行われました。
今まで聞けなかった普段分かっているようで分からなかった事もしっかりと
確認出来た座学でした。
午後からは1階の石膏ボードの展示スペースで色々なボードを見学し、
性能、製造工程などの説明を受けました。
2階のフロアーでは内装の実物モデルが展示されています。
壁、天井、床における防火、防音、軽量硬質型など多種多様に渡る
ボードの可能性を学べるスペースです。
同時に、健康機能重視の左官材ケンコートを用いた塗り壁工法を併用する、
快適室内空間のデモも有り、その素晴らしさも充分理解出来る展示システムです。
午後からは何と地下に有る吉野石膏商品で木造住宅の施工例を
紹介するモデルハウスを要する施工実習室で実技講習が行われました。
健康志向に答えるべく開発された、塗り壁ケンコートシリーズに付いて、
新築・リフォームのあらゆる場面での施工を丁寧な分かり易い解説で
実技指導をしていただきました。
何はともあれ、チャレンジ!
なかなかの鏝さばきですね。
何故かお料理教室のような雰囲気の方も。
そして、仕上がり具合は・・・
かなりハイレベルな?芸術的センスが感じられる出来映えです!?
次に、床のセルフレベリング材 SLプラスターの施工です。
SL材は配合する水量の正確さがポイントです。
規定通りかスラリーを計測します。
いざ流し込み、的確な配合でSL材の流れ方もスムーズです。
トンボでならせば完成。
手際の良い解説にSLの素晴らしさを充分に理解することが出来ました。
盛り沢山の研修内容で時間の経つのも忘れ、
最後まで熱心に説明を受ける参加者の皆さんです。
今回の研修会では冒頭から化学式が飛び出し、これはハードルが高いと思いきや、
進むにつれ分かり易く、商品を見詰め直し石膏に対する認識を改める機会を
与えていただきました。
これによって吉野石膏の良い商品群を積極的にお奨め出来る自信が付き、
今後の営業活動に即刻役立つパワーを注入してもらいました。
早速、明日からやるぞとスイッチが入った瞬間でした。
吉野石膏の営業、研究所の方々の専門知識の奥深さと、
商品に対する熱い思いを見事な演出で表現していただき、
参加者全員の心に残る感動のアカデミックな研修会でした。
吉野石膏(株)様ありがとうございました。
投稿時間 : 18:01 個別ページ表示
ついに出ました!
建築知識 創刊50周年記念出版
世界で一番やさしい建築シリーズ26 「左官」
発行所 (株)エクスナレッジ
著 者 原田宗亮
価 格 3000円+税
(有)原田左官工業所 社長 原田宗亮氏が、
若くして持てる左官魂を全身でぶつけて編集し、
世界に発信する分かり易い左官バイブルの登場です。
原田氏の経験から左官に関する事柄を一つ一つ丁寧に解説。
今までに無いことごとく左官を噛み砕いた内容です。
氏のご指導のもと、弊社もお手伝いをさせていただきました。
左官業界へ明るい未来を導く一冊になること間違い無しです。
お施主様から建築に携わる全ての皆様にお進めです。
弊社店頭で販売しております。
是非、お手元に!
投稿時間 : 09:47 個別ページ表示
平成23年1月23日(日) 渋谷区の東京セメント建材協同組合に於いて、
第3回組合研修会が開催されました。
今回の研修は(株)NIPPO様にお越しいただきました。
アスファルト合材について、その実地研修、産業廃棄物処理について、
その他と、今まで聞く機会の無かったテーマに関心を示した多くの参加者が
集まりました。
午前中は座学で、アスファルト舗装の歴史、世界と日本の道路状況、
コンクリート舗装との違い、アスファルト合材の製造行程、種類、産業廃棄物処理
などの詳しい説明が行われました。
大変分かり易い興味の湧く解説で、受講者は真剣に聞きいっていました。
午後は実地研修が行われました。
常温合材とひび割れ充填剤、コンクリート補修材が用意されています。
常温合材、レミファルト・レミファルトS・レミファルトS5・レミファルトSTの、
4種類が揃い踏みです。
袋が開けられそれぞれの内容を確認します。
試験体の型枠に4種類が詰め込まれならします。
ランマーで叩き込み更に平らに仕上げていきます。
それぞれの粒度や仕上がり具合の違いが良く分かる実地施工でした。
今後は工事店様に常温合材の使い分けをお勧め出来ればと思います。
次に、ひび割れ充填剤 クイックガード の説明がおこなわれました。
かなり流動性のあるエポキシ樹脂の材料で、アスファルトの充填剤に比べると、
施工後の色違いが目立たない仕様になっています。
強力な接着力と施工性の良さが特徴です。
早速試す様子を見ていると、なるほど腕の良さは勿論ですが・・・
クイックガードの作業性も必見ものでした。
こちらは、急硬性コンクリート補修材の スーパーセット45 です。
全員に規定量の水とスーパーセット45が入ったカップが渡され、
それを混ぜ合わせます。
皆で混ぜ混ぜタイムです。
見ていると本当に建材組合の皆さんは仲良しなんです。
スーパーセット45は45分で施工面が使用可能な商品で、
東京国際空港などで、緊急補修工事に多く使われているそうです。
こうして1日の研修会も無事終了しました。
(株)NIPPO様がアスファルト業界のパイオニアとして、
舗装工事のあらゆる事柄に弛まない努力と熱意を持って、
研究と開発を進め、日本の地域発展に欠かせない道路建設、舗装工事に
取り組まれていることが良くわかりました。
(株)NIPPOの皆様、理解し易い素晴らしい講習会をありがとうございました。
早速ご指導いただいたことを生かし、レミファルトシリーズを一生懸命
販売させていただきますので、今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。
事務局の佐藤様もいつもお疲れさまです。
皆様、ありがとうございました。
投稿時間 : 11:32 個別ページ表示
旧年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、「コンフォルト 2月号」 が1月5日に発売されます。
『はじめての左官』
「左官の壁はもともと、日本でもっとも一般的だった。
だから、その門は広くてオープン。さあ、左官の世界へようこそ」
やってくれました!
またまた素晴らしい左官の世界を表現してくれてます。
左官壁の美しさ、左官職人の凄さが爆発です。
弊社も紹介していただきました。
今年もやるぞと気合いが入る最高の年明けです。
「コンフォルト 2月号」 店頭販売いたします。
新年は8日(土)からの営業になります。
投稿時間 : 11:21 個別ページ表示
皆様、本年も大変お世話になりました。
厳しい年でしたが、お陰様で良いこともいっぱいあった一年でした。
また、色々な方々との新しい出会いもありました。
2010年も沢山の思い出をありがとうございました。
(カステロ デル モンテの濱田氏)
そして今年一番の嬉しかったことは・・・
高知の、恩師(漆喰博士)濱田俊夫様のお墓参りに伺えたことです。
(アマルフィーのカフェで 右)
久し振りの高知龍馬空港に着いて、
思わずいつも迎えに来てくれる濱田氏の姿を探したくなる心境になりました。
(カプリ島 青の洞窟前で 右)
氏にどれ程お世話になって今日があるのか、事ある毎にありがたく思う昨今、
感謝の気持ちを込めて、墓前にお参りさせていただきました。
ご無沙汰していたので、聞いてもらいたいこと、相談したいことがいっぱいあります!
良き思い出も沢山溢れ出て来て胸が締め付けられる思いがしました。
帰りがけ、「一生懸命頑張りなさい」 と恩師の声が・・・。
(弊社にて 中央右)」
濱田様のご遺志を受け継ぎ、更に精進して漆喰の普及の為、
頑張ることをお誓いしたお墓参りでした。
故濱田俊夫様、ご家族の皆様、高知の皆様、ありがとうございました。
そして今年お世話になった皆様、ありがとうございました。
来年の皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
それでは 良いお年を。
投稿時間 : 16:17 個別ページ表示
建築のプロのための専門情報誌 「建築知識」
(株)エクスナレッジ社様が、来春に出版する左官特集に掲載すための、
素材の撮影が弊社事務所と展示室において行われました。
立ち会い人は今回の特集にあたって編集のスーパーアドバイザーを努める、
平成会会長 (有)原田左官工業所社長の原田宗亮氏です。
多くの機材を使ってプロのカメラマンが丸2日間、
左官材の撮影に集中します。
原田氏の指示で次々と被写体が運ばれてきます。
色土、スサ、鏝道具、塗り見本、その他、
プロの目で見た素材が、どの様に表現されるのか楽しみです。
もの凄い枚数の写真を撮りまくってます。大変な事ですね!
戦場のカメラマンではなく、建材のカメラマン!!
プロの根性を拝見させていただきました。
出版が待ち遠しいです。
先月出た「チルチンびと」 風土社様も左官特集を組まれ、
「コンフォルト」 (有)アイシオール様も1月に左官特集を出版されます。
次々に左官を取り上げていただき最高に感謝です。
左官の未来は明るい!
左官の可能性を大いに期待出来たサプライズでした。
投稿時間 : 11:12 個別ページ表示
チルチンびと 別冊 34 「左官と建築」
2011年1月号
責任編集 小林澄夫
発行所 風土社
2.400円(税込)
遂に出版されました。
小林澄夫氏の左官に対する思いがこもった1冊です。
左官入門をテーマにどなたが見ても感激ものです。
そして、あの人も、あの方も、あの方々も紹介されています!
左官を見せる素晴らしい内容を是非皆様も手に取りお確かめ下さい。
弊社店頭にて好評発売中です。
投稿時間 : 13:11 個別ページ表示
11月13日〜14日 東京セメント建材協同組合青年部は
京都研修旅行を開催しました。
紅葉の時期に京都に行けるなんて、なんとラッキーなことでしょう!
最初の研修先は西芳寺(苔寺)です。
紅葉の中を足早にお坊さんが通り過ぎて行きました。
京都に来たなと実感した瞬間です。
今回の研修のテーマでもある、参加者全員での写経を終え、
心が落ち着いてから庭園の散策です。
6〜7分の紅葉でしょうか、
さすがの苔寺、紅葉と苔の青さの調和が何とも素晴らしく綺麗です。
庭園は上下二段の構えになっています。
上は枯山水、下は黄金池で「心」の字を描いているそうです。
120種類の苔が境内を覆っていて緑の絨毯をひきつめたような世界に見とれ、
思わず感激のため息が出ます。
小屋に入り一休み。
ふと外の景色に目をやれば、そこにも美しい光景が広がっています。
次の研修は、銀閣寺です。
修復工事が完了し慈悲に溢れた銀閣の美しさがよみがえりました。
季節に拘わらず何度訪れても、その美しさに感動します。
ましてや紅葉の時期に散策出来るなんて夢のようです。
庭園上部から銀閣を見下ろせば更にその美しさは際立ちます。
翌日は何班かに分かれて研修が行われました。
我々は、東山 清水寺のふもとを下る、二年坂、三年坂界隈を見学しました。
店舗や旅館が並ぶ坂道には、伝統日本家屋が建ち並び、
土壁・漆喰壁の左官の世界が広がっています。
八坂の塔が見えて来ました。
京都の町並が色濃く残る一帯です。
そこに大好きな小路があります。
「石塀小路」 です。
気を付けないと通り過ぎてしましそうなほど小さい小さい、
京都の文化に触れるにはもってこいの八坂エリアの貴重な路地です。
そこへ入り込んだとたん、風情のある料亭や旅館が建ち並ぶ、
「よう おこしやす」 と優しい声が聞こえるような世界に浸れるのです。
その一画に、以前から京都に来る度に拝見するのを楽しみにしている
素晴らしい ほたる壁 が施されている建物があります。
「ギャラリー 和田」 とお洒落な表札が出ています。
数年前ここを通りかかった時、偶然にも京都の佐藤左官工業所
(佐藤ひろゆき氏)の職人さん 泉氏が塗り替えの作業をされていて、
お話を伺いながら見学をさせていただいたところです。
私にとって、ほたる壁の素晴らしさと、奥深さ難しさを知った聖地なのです。
本物の土壁を前に熱心に見入る青年部の皆さんです。
石塀小路を抜け出た所に構える立派な土塀です。
京都には寺院やお屋敷など、まだまだこの様な大規模な
土塀が数多くあります。
回り込んで覗いて見れば修復の必要な土塀に出会う事が
しばしばあります。
左官さんが活躍する場面がいっぱいあるのも京都の街なんですね。
京都の情緒にたっぷりと浸かった若人達です。
いつも元気過ぎる連中が、少し はんなり したような気がします。
天気にも恵まれ、素晴らしい充実の京都研修旅行になりました。
東京セメント建材協同組合の青年部は、この厳しい状況の中で
部員数を増やしています!
凄いことです!!
こうして一緒に旅する事が出来て、これからの建材店を背負う
皆さんの連帯感の素晴らしさも大いに見せていただきました。
近年益々盛り上がりを見せる若人達に大いなる魅力を感じ、
将来への大きな期待が膨らんだ研修旅行でした。
東京セメント建材協同組合 青年部の皆様、
ありがとうございました
皆様の益々のご発展をお祈り申し上げます。
投稿時間 : 12:52 個別ページ表示
11月6〜7日 鳥取県倉吉市 倉吉未来中心 大ホールに於いて
「全国・鏝絵なまこ壁サミット in とっとり2010」 が開催されました。
この企画は、鳥取県 鏝絵なまこ壁文化推進協議会が主催し
息づく左官職人の技と魅力的な左官文化を紹介するビックイベントです。
大きな会場は多くの参加者で熱気が溢れています。
6日には、建築家 早稲田大学理工学部教授 石山修武氏の
「職人のワザによるまちづくり!」をテーマに基調講演が行われ、
その後、地域からの報告で「鏝絵なまこ壁でまちつくりを!」と題して、
静岡県松崎町、大分県安心院、富山県小杉町、広島県広島市、
鳥取県大田市 鳥取県と各エリアからの興味深い報告が行われました。
そして最後に、石山修武氏、写真家藤田洋三氏、左官職人挾土秀平氏、
司会に鳥取大学准教授の五島朋子氏を迎えパネルディスカッションが行われ
ました。石山、藤田、挾土、三氏の左官の可能性を熱く語る姿がとても印象的でした。
翌日7日は待ちに待った見学会です。
小グループを何班か編成して「蔵リズム・ツアー」の始まりです。
昨年は西エリアの大山北麓を巡りましたが、今回は東エリアの鹿野町や八頭町を
文化推進協議会の宮本氏、木谷氏のご案内で見学しました。
最初に倉吉白壁通りの散策です。
粋な街作りに行く先々で歓声が上がります。
美しい漆喰白かべの街は本当に良いものです。
蔵のある猪子の大庄屋 奥田邸にお邪魔します。
先ずは見事な庭園に言葉を無くします。
色づく木々に秋の気配を感じながらの蔵リズム・ツアーは最高です。
さあ、亀甲なまこ壁をまとった明治期の文庫蔵の登場です。
こちらのエリアは瓦を貼り付けた仕様が多く、しっかりと瓦を押さえた
ふくよかな力強いなまこが実にカッコ良く迎えてくれました。
八頭町破岩の歳岡邸の蔵です。
大正時代に造られ、20〜25年前に上田左官様により
漆喰の塗り替えがおこなわれたそうです。
上田左官の自信作、七宝なまこがきっちりと仕上がっています。
しかし手入れの良いこと、とても綺麗です。
八頭町船岡の中原邸の蔵です。
安政5年の蔵で、平成19年に山根左官様の手により修復されました。
剣先玉七宝なまこ仕上げと見事な鏝絵の組み合わせで、
見ている者を飽きさせない出来映えです。
八頭町北山の山根邸の蔵です。
平成16年 古いRC造を現代の建築技術で作り上げた物です。
上田左官様、山根左官様が技を駆使して施工したなまこ壁を前に、
山根氏ご自身が見学者に案内をして下さいました。
お施主様が鏝絵の第一人者に自由に十二支等の施工を任せた作品で、
鏝絵の数は日本一だそうです。
江戸後期に建てられた現役の民家です。
ご覧のように懐かしい囲炉裏が燻る雰囲気、空気に心が洗われていく気がします。
忘れ欠けている何か大事なものを思い出した蔵リズム・ツアーでした。
鏝絵なまこ壁文化推進協議会の皆様、大変お疲れ様でした。
心に残る鳥取のなまこ壁の世界を充分に楽しませていただきました。
そして、本物を見る事の大事さを痛感しました。
ありがとうございました。
皆様の今後の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
投稿時間 : 16:34 個別ページ表示
9月25日(土) 京都 ザ・パレスサイドホテルにおいて、
特定非営利活動法人 日本伝統左官技術振興会(佐藤ひろゆき会長)
第1回 通常総会が開催されました。
予てより設立が待たれた左官NPOがいよいよスタートです。
第1回目の総会は全国から建築に携わる多くの参加者が集いました。
小林隆男氏(滋賀県)の司会進行により総会開始です。
開会にあたり会の命名について説明がありました。
会長 佐藤ひろゆき氏のご挨拶の中で、会の目的、事業について説明が行われました。
この法人は、広く伝統的左官技術の保存及び普及を図るため、
後継者の育成、左官技法の保存、調査研究、講習会等により
文化財・国民の住環境維持保全に寄与することを目的とする旨を述べられました。
事業については特定非営利活動に係わる、
伝統左官技術の後継者育成の為の技術研修会、講習会の開催や、
その振興及び継承を推進するための講演会等を開催することなどを表明、
その他、歴史的・伝統的建築物町並の保存、調査や、ホームページによる
情報発信など広い分野での事業を行う事を発表されました。
その後、議案審議が行われ満場一致で承認の運びとなり、第一回総会は無事に終了、
閉会後はお茶会が行われ和やかな歓談の中にも今後の活動に向け活発な意見交換が
行われました。
会場のザ・パレスサイドホテルの前にある京都御所の蛤御門です。
折角なので御所の散策を楽しみました。
土塀の規模の大きさは何度見ても驚かされます。
大工技、左官技の素晴らしさに言葉を無くします。
見上げれば大文字山が左官NPOの立ち上げを祝ってくれています。
佐藤会長様はじめ多くの方のお骨折りで立ち上がった振興会が
今後の日本の建築業界に良き巧の風を吹き込むこと間違いなしですね。
わくわくと心が弾む京都の総会でした。
何方でも左官に興味をお持ちの方は入会出来ます。
詳しくは
特定非営利活動法人 日本伝統左官技術振興会
e-mail:ommae-sato@air.ocn.ne.jp
(有)京壁井筒屋佐藤 内
TEL 075 461 1278 FAX 075 461 7446
もしくは弊社まで。
投稿時間 : 17:34 個別ページ表示
9月12日(日) 東京セメント建材協同組合が渋谷区東の組合会館において、
32名の参加者を得て建材に関する技術研修会を開催しました。
第1回目となる今回は、組合賛助会員の富士川建材工業(株)様の協力を頂きました。
テーマは木造建築物用軽量既調合モルタルを中心に行われ、
その他関連商品に関する知識の確認等、確実な施工指導につながる内容でした。
木造通気工法、フラット35技術基準対応など今後の主流となる施工について、
富士川建材工業のエキスパートスタッフが繰り広げる分かり易い即現場対応型の
解説に参加者も真剣に聞き入ります。
配布された詳しい資料も、各社で活用出来る貴重なものです。
映像と資料による研修を受けた後、実際に材料を確認する為、
会館駐車場において施工体験が行われました。
使用された商品は、ラスモル・フジモル・ラスモル?の3種類で、
練り込みから始め、それぞれの骨材の違い、作業性などを確認しました。
関口委員長の見事な・・・? 鏝さばきです!
こうして参加者全員が熱心に注目する充実した研修会になりました。
常識として捉えていた建材の基礎的な知識も進化・発展していて
見直す所も多く、より良い販売につながる大変勉強になった一日でした。
後日、富士川建材工業様より参加者全員に研修修了書が発行されるそうです。
また、組合員同士の情報や意見交換も行われ今まで以上に活発な交流が
行われた事は今後の組合活動が楽しみになる研修会でした。
委員会の皆様、事務局の佐藤様皆様、富士川建材工業の皆様
ありがとうございました。
投稿時間 : 12:55 個別ページ表示
鳥取県より爽やかな秋風のような左官便りが届きました。
『息づく 左官職人の技』
鳥取県の鏝絵なまこ壁をこよなく愛する人々が、
総力結集してまとめ上げた見事な左官本です。
新旧様々ななまこ壁の建造物が網羅された技ありの一冊です。
発行・編集 鏝絵なまこ壁文化推進協議会
企画 鳥取県生活環境部景観まちづくり課
価格 1.800円
弊社で販売しております。
是非皆様も愛読書の一冊として如何でしょうか。
そしてさらに楽しみなお知らせが・・・。
11月6日・7日の2日間
全国・鏝絵なまこ壁サミット IN 鳥取2010 が開催されます。
6日は全国フォーラム 「左官職人の技と左官文化」
建築家 石山修氏 写真家 藤田洋三氏 左官職人 挾土秀平氏
による基調講演・フォーラムが行われます。
7日は見学ツアー 「とっとり蔵リズムの実践」
見事な鳥取のなまこ壁をタップリと楽しむツアーです。
鳥取の熱い日を皆様とご一緒に!
参加者募集中です。
詳しくは 鏝絵なまこ壁文化推進協議会
E−mail:kotenama@hotmail.co.jp
090 5703 2717 まで。
投稿時間 : 10:12 個別ページ表示
平成22年8月10日と24日の2日間で、(株)近藤工務店様 主催
『三木きよ子 泥団子教室』 が開催されました。
今や注目の泥団子教室です。
近藤工務店様は西東京市で高度な建築技術と、長年に渡り培われた
ノウハウを生かし快適住宅設計施工を主に多くの優良建築を生み出す
実力派工務店様です。
そして泥団子教室の先生は、土絵作家の三木きよ子先生です。
三木先生は全国を飛び回る売れっ子泥団子教師で、
この夏休み期間だけで16箇所も指導されたそうです。
今回初の、近藤工務店様と三木きよ子先生のコラボ・・・
親子合わせて30名近くが集まった会場は何か新しい良い事が起こる
予感がしてわくわくしてきます!
お手本の三木先生の作品です。
いつ見ても惹かれる泥団子の輝きは本当に素晴らしいですね。
弊社も少々お手伝いさせていただきました。
三木先生の土の作品や左官屋さんが使う道具など展示させてもらいました。
さあ、講習会開始です。
今回は近藤工務店の近藤専務様のご希望により2日間の行程で、
8月10日に泥団子の下地作り、24日に仕上げを行うかなり本格的な教室です。
百戦錬磨の三木先生の説明も参加者の熱心さに気合いが入ります。
小さいお子さんも含め皆さんその手順に聞き入っています。
2日目の行程は砂漆喰塗りからで、一斉にスタート!
そして好きな色ノロの塗り付けに入ります。
皆さん真剣そのもので、見ているこちらまで力が入ってきます。
アシスタントの先生が状況に合わせて的確なアドバイスを行います。
上手に仕上がるように懸命のお手伝いです。
大人も子供も一緒になって夢中です。
完璧に泥団子の世界にはまってますね。
だんだんひかり出しましたよ♪
全神経を集中して磨き込む力を強めていきます。
だれ1人団子から目と手をを離す人はいません。
どうだ!
やったー!!
皆さんの表情が満足の笑顔に変わっています。
作品の表彰式が行われました。
用意された賞は、
「頑張ったで賞!」
「上手で賞!」
そして最優秀は 「ぴかぴかで賞!」
です。
見事最優秀賞のお嬢さんです。
どうですかこの泥団子の輝き!
今日のファッションともコーディネートされた秀作です。
そしてこの表情!!
充実感に浸る素晴らしい照れ具合? 良いお顔です。
景品はスイカでした。
何と次の仮題はスイカ模様の泥団子!?
皆さんの笑顔最高ですね。
泥団子 万歳!!
三木きよ子先生、お疲れ様でした。
進化し続ける先生の泥団子の世界を久々に拝見しました。
間違いなくパワーアップして団子と一緒に一段と輝きが増してます。
お陰様でとても良い勉強をさせていただきました。
ありがとうございました。
益々のご活躍をお祈り申し上げます
近藤工務店様、初回とは思えない実に楽しい素晴らしい泥団子教室でした。
案内のチラシ作りから、2日間の心のこもった企画運営に心より敬意を
表したいと思います。
普段の良い家つくりの精神が生きているんですね。
おおいに参考になるイベントでした。次回が楽しみです。
ありがとうございました。
スタッフの皆様本当にお疲れ様でした。
貴社の益々のご発展をと皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
投稿時間 : 12:54 個別ページ表示
蒸し熱い日が続きますが皆様益々ご活躍のこととお喜び申し上げます。
さて、弊社事務所に新しい仲間が増えました。
何かお分かりになるでしょうか?
事務所に入って右上に32型テレビモニターを設置しました。
目的はサッカー観戦ではありません!!
弊社で開催した土壁・漆喰講習会のDVDや、その他現場生撮りの施工DVD、
久保田喜志夫氏、久住章氏、挾土秀平氏、奥田信雄氏、他の映像を
常時放映するようにしました。
本格的テクニックから、セルフビルドで必要な基本的施工方法など、
参考にしていただけるDVDを揃えております。
プロの職人様からお施主様まで是非お気軽にお越しいただき、
お茶でも飲みながら技術編DVDをご覧いただきたいと思います。
実はこのテレビ、弊社お得意様の薩摩建設株式会社様のイベントで、
ビンゴゲームが行われ、見事「ビンゴ」でいただいたテレビなのです。
お陰様で建材屋の事務所の雰囲気がとっても良くなりました。
薩摩建設様ありがとうございました。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
富沢建材(株) 冨澤英一
投稿時間 : 11:01 個別ページ表示
6月12日(土) 平成会の勉強会が行われました。
今回の勉強会場は、埼玉県指定有形文化財の川越城本丸御殿
保存修理工事の現場です。
この工事は (株)あじま左官工芸様 が左官技術の粋を結集して、
施工に当たっている大迫力、大規模な物件です。
入り口前に全員集合。
建物の大きさに驚く参加者の皆さんです。
当日は阿嶋一浩社長様自ら現場に登場、技術担当の田沢様と一緒に、
現場を案内していただきました。
見学前に建物の歴史や現状、今後の工事の予定など説明がありました。
いつものように阿嶋氏(左)の居るところ笑いが絶えません。
楽しいハイレベルな見学会の始まりです。
さてどんな演出が待っているのか・・・。
先ずは外部の施工から、見事な屋根漆喰の仕上がりを拝見します。
いやー 凄く綺麗ですね!
瓦が古くなって破損した物もあり雨漏りが発生している状態でしたが、
屋根下地からやり直し、瓦も張り替え見事に修復されています。
あじま左官工芸が作り上げる屋根漆喰の見事な仕上がりは、
見る者に本物は何かを教えてくれる最高の舞台です。
新緑に映える白い漆喰の美しさ、素晴らしいです。
皆さん感動の眼差しで暫しその場に釘付けです。
左官伝統工法を熟知し、その持てる技量を川越城本丸御殿で発揮する
田沢氏(中央)です。
優しく語る氏ですが、その解説の端々に仕事の難しさを感じ取ることが出来きる
厳しい言葉が。
困難な修復に対応策を次々と生みだします。
豊富な経験と材料を知り尽くす人のみが出来る究極の技です。
内部へ移動するとこれまた素晴らしい世界が広がっています。
修復の内容は、柱や梁、床の傷んでいる部分を新材と交換したり、
削り取って別の材料で埋めたりして建築当時の強度に戻す作業を
行っています。
大変に手間と時間のかかる仕事です。
壁に関しても、木材部分の補強に伴い各場所の状態を調べると
弱わっている部分が多く、中には何故か石膏ボードが使われているところもあり
ほぼ全面的に対策を施す必要があると判断されました。
いったん壁を全て除去し、竹小舞を編み、土壁や漆喰で復元します。
この大変大掛かりな作業を考えると、歴史的に貴重な建築物の
復元の意味や重みを充分に感じ取ることが出来ます。
平成20年10月から始まり、23年3月完成予定の川越城本丸御殿が、
あじま左官工芸様の手によってどの様に蘇るのかとても楽しみです。
きっと素晴らしい文化財として多くの人々に感動を与えることでしょう。
阿嶋氏、田沢氏の絶妙なコンビで、随所に笑いありの見学会は最高でした。
阿嶋社長様、田沢様、平成会の皆様、ありがとうございました。
工事の安全をお祈りして御礼の言葉とさせていただきます。
投稿時間 : 10:22 個別ページ表示
6月4日(金)北九州市小倉の北九州国際会議場に於いて、
第45回 日左連青年部定期総会 福岡県大会が全国から
約300名の参加者を得て盛大に開催されました。
「左官でエコ」をテーマとして全国に若さと熱気を発信する素晴らしい大会でした。
総会の後は記念講演会として挾土秀平氏を迎え「自在な左官」を演題に、
熱弁を振るっていただきました。
開場前のエントランスでは多くの建材メーカー様の展示や、
特に注目を浴びた荒木富士男氏の「カリスマ左官の塗り壁実演」など、
ハイレベルで盛り沢山な企画が目白押しでした。
会場中央に展示された荒木氏とお弟子さんの作品です。
どうですか、この究極の洗い出しの技を!
どの作品も心が引き付けられる、左官愛溢れた逸品です。
中央に荒木氏、左がご子息様です。
荒木氏は84年全国左官技能競技大会で優勝、
その後のご活躍振りは、内閣総理大臣賞、建設大臣賞、労働大臣賞他、
数々の受賞にも表れるように、日本を代表する左官の名工です。
挾土秀平氏 著書 「のたうつ者」
是非皆さんに読んでいただきたい熱い一冊です。
とっ そこに挾土氏登場!
その場が熱い左官パワースポットになります。
左から、東京の山口氏、小沼氏、京都の田中氏です。
右から、北海道の中屋敷氏と田川産業の行平社長です。
次期青年部長に就任される、東京の阿嶋一浩氏登場です。
氏の周りはいつも楽しく笑いが絶えません。
その人柄にはファンも多く今後を期待される 賢者 です。
↑
クリック
総会が始まりました。
さすが日左連青年部、スケールの大きさにビックリです。
現青年部長の福岡 茂山幸裕氏のご挨拶で開会です。
氏の迅速かつ的確な行動力と統率力の素晴らしさは、
皆さんの良く知るところで、任期中の青年部の活動を大いに
盛り上げた功績に一際大きな拍手が送られました。
議案審議中の右から茂山氏、小倉氏、阿嶋氏です。
総会も無事終了し、新役員の紹介が行われました。
12代目部長、阿嶋氏のご挨拶です。
就任にあたり、更なる青年部の発展の為全力で突き進んで行く
強い決意を表明されました。阿嶋氏の手腕に期待を寄せる会場からは、
割れんばかりの大きな拍手が沸き起こりました。
そして、次回の第46回総会開催地を山形県に決定、
山形県支部長 大類務氏が気合いを入れて歓迎のご挨拶です。
いつも明るく元気一杯の氏の魅力を大いに発揮していただき、
山形の素晴らしさをガッツリと広めていただきたいと思います。
引き続き、「自在な左官」 をテーマに、
挾土秀平氏の記念講演が始まりました。
この講演会は事前に福岡県左官業組合連合会青年部、
北九州市左官業協同組合青年部の皆さんによって、
一般の方にもインフォメーションを行い500名もの参加者を得て
開催されました。
挾土氏のピンピンでエネルギッシュで、それでいて心底優しい
土への愛を語る姿に大きな感動を覚えます。
会場の皆さんもその一言一言に酔いしれています。
自分で創造する楽しさ、喜びを大いに学んだ講演でした。
次に、会場をリーガロイヤルホテル小倉に移し、
大懇親会の始まりです。
活きの良い九州男児が整列してお出迎えしてくれました。
会場は熱気ムンムンで青年部のパワーを見せ付けられた宴席でした。
阿嶋氏と挾土氏が左官の未来を語りあっています。
宴もたけなわ、九州男児の締めのご挨拶です。
そして、新部長の阿嶋氏による最後のご挨拶。
例によって笑いを交えてのスピーチは冴え渡り、
壇上の方、会場の皆さんが笑いに包まれていきます。
本当に今後が楽しみな日左連青年部ですね。
左官の世界にとても大きな良い事が起きる予感がします!
この空のように澄み切った若い左官さんの心意気にたっぷりと触れる事が出来た、
思い出に残る九州小倉の一日でした。
日本左官業組合連合会青年部の皆様、
福岡県左官業組合連合会青年部の皆様、
北九州市左官業協同組合青年部の皆様、
ありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
皆様の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
投稿時間 : 17:18 個別ページ表示
パオ連続講座 「左官仕事、どろり好奇」 の第2回目が、
4月18日(日)に開催されます。
今回はゲストとして、京都の山本工業所 山本忠和氏による、
「技の数々」をテーマにお話を伺います。
美術仕事人 木村謙一氏とのコラボがとても楽しみです。
山本氏と言えば京都の若手左官職人の代表的存在で、
全国左官技能大会に於いても優勝を勝ち取り全国制覇を
成し遂げた凄腕です。
その腕を持ってして、神社、住宅、店舗、有名人の豪邸など、
幅広い建築を数多くこなしています。
弊社の第6回講習会でも大津磨きをご披露いただきました。
そして、土壁、漆喰壁では注目の鏝さばきで人の心をを引き付け
続けています。
仕事に対して一切の妥協は無く常に真剣勝負。
特に土物での鏝と土がまるで戯れているような動きと、
鏝を握る手と指の動を見ていると、
優しく優しく、時には激しく、
そして美しく、手と体が一体となって舞うのです。
どうですかこの華麗な手の動きは!
その山本氏が語る「技の数々」たっぷりと聞かしていただきましょう。
詳しくは パオ ホームページ でご確認下さい。
投稿時間 : 10:17 個別ページ表示
第7回 漆喰・土壁 技術講習会 好評受付中
5月23日(日)開催 富沢建材株式会社
久住章の「鏝の話し」
詳しくは「富沢建材ホームページ 新着情報」 をご覧下さい。
↑
クリック
120名様 定員になり次第締め切らせていただきます。
参加ご希望の方は早目のお申し込みをお願い致します。
今回のテーマは 「鏝の話し」
日本を代表するカリスマ左官職人、
久住章氏の究極の鏝のお話を伺います。
鏝の話を1人で4〜5時間も話せる人は他にはいません。
久住氏の類い希な左官技とそれに必要不可欠な道具「鏝」について、
どれほど研鑽を重ねて創られて来たのか・・・。
奥の深い話をお聞きいただきます。
そして、聞くだけではなくこの機会に優しい久住親方とじっくりと語り合って
みてはいかがでしょうか!
当日は、鏝鍛冶の、東京金広様、三木のスギタ工業様、カネシカ様、
左官道具の関忠様にお越しいただき、多種多様な鏝、道具類の
展示も行われます。
この機会をお見逃し無く。
皆様のご参加をお待ちしております。
投稿時間 : 09:12 個別ページ表示
第7回 漆喰・土壁 技術講習会 好評受付中
5月23日(日)開催 富沢建材株式会社
詳しくは「富沢建材ホームページ 新着情報」 をご覧下さい。
参加ご希望の方は早目のお申し込みをお願い致します。
平成22年3月14日(日)
埼玉県鴻巣市にある埼玉県建築仕上高等技術専門校において、
埼玉県左官業協会様主催の技術講習会が開催されました。
弊社では、(有)宇佐美左官工業 宇佐美国夫様からお声掛けをいただき、
少々お手伝いをさせていただきました。
雲一つ無い晴天に恵まれたこの日、約50名の参加者を得て、
とても中身の濃い熱い講習会となりました。
テーマは色漆喰と言うことで、日本プラスター(株)様の自信作、
116色のカラーと多彩な表現が可能な 「カルヌーヴォ」を使用し、
あらゆる左官技術の可能性を探るハイレベルな内容を目指します。
日本プラスター様3名の全面的な協力をいただき準備完了。
いよいよ講習会の始まりです。
先ずはモニターを使って現在の住宅事情、材料や性能について、
石灰・漆喰・防カビ性・防火性等のプロ向けの詳しい説明が行われました。
特に防カビ性に付いては独自の実験結果も合わせての報告で、これは必見ものです。
日本プラスターの漆喰博士 新里氏のモニターを駆使した解説は、
それぞれのテーマを豊富な知識で解明し、実践的でとても分かり易く
即現場対応出来る内容です。
別室で、カルヌーヴォの施工技術編の映像を見ます。
やはり理解しやすく作られた内容は、日本プラスター様の漆喰に対する
思いが詰まった出来映えです。
実技に入り、先ずは材料の配合です。
要領などでちょっとした事が、成る程と思うとても為になる準備時間です。
さあ、いよいよ塗り付けです。
ラフタイプ ソフトタイプ ミルクタイプと骨材の違う材料で
いろいろな仕上げ方をチャレンジします。
名工 田代氏がお手本です。
年期の入った鏝技に思わず見入ってしまいます。
さすが、腕利きの左官職人さんの集まりです。
見て下さい、この後ろからの熱い視線を!
余裕の表情で自慢の鏝さばきを披露!!
真剣に押さえ込む姿を見ていると、一緒に自分の体が左右に
動いているのに気が付きます。
まるで呼吸も一緒にしているような・・・。
黒の磨きに挑戦です。
金ヘラを使って模様付けも試されました。
技能五輪に出場された 有村かおり さんも注目の的です。
鯨井会長様から鏝の握り方のアドバイスです。
こちらでは遠藤左官親子が仮台を持込み、漆喰博士 新里氏と、
技術論で盛り上がっています。
皆さんの後ろ姿は真剣そのもの。
技を貪欲につかもうとする姿勢がはっきりと見えます。
レベルの高い埼玉県左官業協会の将来が楽しみな光景ですね。
弊社からは鏝や道具類を持込み展示させていただきました。
手に取り鏝話しに盛り上がる様子は、やはり左官職人のオーラがガンガンの雰囲気です。
深い深い左官愛を感じることが出来た一日でした。
やはり職人さんの世界は素晴らしいですね。
埼玉県左官業協会の皆様と一緒にとても有意義な勉強をさせていただき、
また一歩前進出来たように思います。
皆様の左官に対する熱い気持ちを知り、身が引き締まる思いがしました。
今後さらに皆様のお手伝いが出来るよう精進してまいります。
埼玉県左官業協会の皆様、宇佐美左官工業 宇佐美国夫様、鯨井会長様、
そして、日本プラスター様、本当にありがとうございました。
投稿時間 : 14:42 個別ページ表示
魅力溢れる左官の美しさを世界に伝える美術仕事人、
晴れやか美術計画 代表 木村謙一氏が驚きの企画で開催する、
連続左官講座のご案内です。
先日ご紹介した東中野 パオ 「キャラバンサライ」 に於いて、
3月から10月まで月に1回、日本を代表する左官職人を招き
聞く人の人生観が変わる左官講座が開催されます。
木村氏は美術家として左官の良さを魅力的に引き出してくれる
晴れやかアーティストです。
その磨き抜かれた感性で左官の素晴らしさをいち早く見抜き、
美術仕事人として左官を世に送り出す仕掛け人です。
さて、今回はどんな仕掛けが待っているのでしょうか?
ご案内
パオ連続講座(8回) 「左官仕事、どろり好奇。」
わかっているようで、実はよく分からない――――のが、左官。
わかり始めると、奥も幅も実に広い――――のが、左官。
規格製品全盛の時代に左官の仕事は減少したが、そんな時代に耐えて
魅力を増してきた――――左官
今回は、「今が旬」のバリバリ優秀な左官職人8名を月に1回、
1人ずつゲストに迎え、お話を聞きます。
ラインナップ・スケジュール
日 程 ゲ ス ト タイトル
3月21日(日) 白石博一(茨城) 「感じる」
内容 北関東の若き実力者・白石氏が左官を基本の4つに分けて解説。
本講座の導入部となる。
4月18日(日) 山本忠和(京都) 「技の数々」
内容 古都京都で多彩な技を習得した山本氏は、若手の育成のも熱心。
技術開発の話しなどもたっぷり。
5月 9日(日) 小沼 充 (東京) 「忍者の磨き」
内容 愛宕の青松寺で大面積の「磨き」を成功させて。左官界をアッと
驚かせた小沼氏。磨きの話を中心に。
6月 6日(日) 小林隆男(滋賀) 「琵琶湖の土の話し」
内容 琵琶湖が地元で、土の研究に熱心な小林氏。
大津磨きの本場には、知らない話がいっぱいある。
7月 4日(日) 松木憲司(三重) 「未定」
内容 相談中
8月22日(日) 挾土秀平(富山) 「この壁は一度限り」
内容 「物語の有る壁」と劇画のような人生で有名な挾土氏。
左官の壁は一度限り、ここにしか存在しない。
9月26日(日) 久住有生(兵庫) 「未定」
内容 相談中
10月24日(日) 西川和也(伊勢) 「未定」
内容 相談中
◎時間は各階とも14:00〜17:00(質疑応答含む)
◎参加費:各回1人2.000円(前売り1.600円・要予約)
◎場所:東京都中野区東中野2−25−6 パオコンパウンド1階「キャラバンサライ」
◎予約は、Eメール:sakan@paoco.jp もしくは FAX:03 3361 2218
◎最新情報はパオのホームページをご確認下さい。
◎パオ ホームページ: https://www.paoco.jp/
ここで木村氏を少しご紹介します。
木村謙一+小沼充 「泥の波が光る」
東中野 PAO Gallery において個展が開かれました。
木村謙一氏
会場に入るとそこには小沼充氏と合作の美術左官の世界が広がっています。
魅力的な輝きを放つ現代大津磨きのオブジェです。
土が持つ強力なエネルギーを存分に発揮している作品です。
木村氏の表現力の素晴らしさをつくづく実感した個展でした。
パオ連続講座が楽しみです。
皆様も是非ご参加下さい。
投稿時間 : 14:29 個別ページ表示
東中野駅近くの 中央アジア料理「パオ・キャラヴァン・サライ」
美味しいお料理には定評があり、尚かつ建物のこだわりも素晴らしく、
特に建築に携わる多くの人々が集うパラダイスです。
そのお店に、とても楽しい心のこもった壁があります。
山手通りに面した入り口とは別の反対側の入り口にその壁が・・・。
施工中にお邪魔して来ました。
オオッ、やってるやってる! わくわくしてくる雰囲気です。
腕をふっているのは安達左官店 女性親方 安達洋子氏です。
真剣に壁と向き合ってますね。
安達さんは久住有生氏のもとで5年間修行を積んで昨年独立しました。
努力家勉強家で材料の配合から色々な仕上げ方まで左官の技を習得し、
各方面で活躍されています。
現場と各地の講習会で学んだ技術を安達風にアレンジして壁に生かします。
「パオ」 のイメージにピッタリの色合いで、内・外壁を決めています。
柱や窓枠にバランス良くお互いに映える仕上げになっていますね。
それぞれの肌を見てみると、
配合された土とワラ、砂の表情がとても上手く出ていると思います。
お店の雰囲気をしっかりと受け止めたとても素敵な仕上がりです。
この他、押さえ込んだ仕上げもあり見る人の目を楽しませてくれます。
安達さんこだわりの配合に使われた材料です。
それぞれの壁に使う材料は全て自分で調合して、
それを塗り付け納得の行く壁に仕上がるまでその行程を繰り返します。
本物を追求して良い物を作ろうとするその姿勢に改めて左官の魅力を
見させていただきました。
こちらも自分で作ったムチ(沖縄漆喰材)で仕上げたオブジェです。
「このムチは自分で作ったんですが、とっても良く出来ました。
仕上がりの肌も良くてとても丈夫で強いです。」
お気に入りの材料で仕上げる作品はなるほどの出来映えです。
修行時代から拝見している安達さんは、いつも笑顔を絶やさずに
キビキビと行動する元気ウーマンです。
左官を思い切り楽しんでいるなって思えるその姿はとても魅力的です。
しかし、一端鏝を握れば真剣な表情に一変!
自分が作る物に心を込めて、ひたすら一所懸命に塗り付ける・・・。
左官に対する深い深い思いが表れる瞬間です。
安達さんの魅力的な塗り壁が増えること間違い無しですね。
安達左官店 安達洋子様
ありがとうございました。
今後の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
追伸:皆さんパオへ飲みに行きましょう!!
富沢建材では若い左官職人さんを応援しています。
塗り壁の未来の為に技術習得のお手伝いが出来ればと思っております。
ご相談やお手伝い出来る事がありましたらご連絡下さい。
お待ちしております。
投稿時間 : 12:50 個別ページ表示
毎月17日午後7時より、東京都左官職組合連合会 青年部
「平成会」の常会が東左職連会議室に於いて開催されています。
2月17日(水)
原田会長のもと毎回多くの会員が集結して様々な議題を協議していきます。
なかでも平成会ならではの行事報告や予定について活発な意見交換が行われ、
その活動の広さと有意義さを伺う事が出来ました。
また、何時もご出席いただく平成会の大先輩 石河指導部長様の
平成会思いのご意見も、若手にとっては大変有り難い励みになる内容です。
ゲストも多くの方がお見えになります。
この日は三重県から蒼築舎(株)松木氏、
愛知県の(有)勇建工業 加村氏がお見えになりました。
その他、建材メーカーの村樫石灰工業(株)様、四国化成工業(株)様、
(株)イケダコーポレーション様、アトピッコハウス(株)様、
そして「タイルの本」編集長 依田様など、
さすが平成会・・・皆さん情報交換にお見えになるんですね。
材料についてもハイレベルな話し合いが行われます。
タイル業界との交流もテーマに取り上げられました。
これは素晴らしい事ですね。
平成会の凄さを改めて思う常会でした。
さて、会議がお開きになりましたが・・・このままでは終わらない平成会です。
場所が変わり更に中身の濃い!? 集中審議が夜更けまで行われたのでした!!
弊社は平成会の皆様に昼も夜も大変お世話になっております。
いつも仲間のようにしてご指導を頂き感謝の気持ちで一杯です。
本当にありがとうございます。
平成会 万歳!
平成会の益々のご発展を楽しみにしております。
投稿時間 : 15:26 個別ページ表示
平成22年2月12日(金)・13日(土)
楽しみにしていた 「左官勇士の会」 が、伊勢の地で盛大に開催されました。
今回は地元左官職人さんの「カマド伊勢みがき実演」がテーマです。
西川和也氏、尾崎孝行氏を中心とした実践的かつハイレベルな交流会の始まりです。
山本氏、松木氏、植田氏、有岡氏、荒木氏が見つめる中、
久住氏が仕上げの最終段階に入っています。
伊勢名物 赤福のカマドを長年に渡り磨き続ける尾崎氏のこだわり談議に
聞き入る皆さんです。
西川氏、松木氏の手の動きを、有岡氏、奥田氏、小林氏が見つめます。
伊勢みがきの独特な輝きはとても魅力的ですね。
こちらは、ピカピカに光った黒磨きを完成させた久住誠氏と技術論で盛り上がる
原田氏、岡田氏です。
今回は真壁の講習会でご活躍の先生、宮沢氏がお見えでした。
浅原氏と久し振りの懐かしいご対面です。
若手も頑張っています。
ものつくり大学で同級生の北河原氏と木村氏です。
良きライバルで将来が楽しみなお二人です。
熱き左官談議があちらこちらで花咲ます。
実演終了後、意見交換会が行われました。
主に材料の調合とレンガ積みの工夫等様々な意見が出され、
貴重なデータを集める事ができました。
そしてスペシャルゲスト、横浜国大の池田先生の石灰についての
ありがたい講義を伺う事が出来ました。
今まで石灰の性質に付いて分かっているようでハッキリと理解出来ていなかった
部分をとても解り易く解説して頂きました。
石灰石から生石灰、消石灰の変化や、水硬性石灰の特徴、セメントとの違い、
日本の漆喰、ヨーロッパの石灰文化の比較等、それぞれの長所、短所など
研究結果に基づく、学術レベルでの講義は非常に参考になるものでした。
何か少し頭が良くなった?気がした勉強会でした!
そして、その夜の懇親会は伊勢の名物料理を頂きながら遅くまで盛り上がった
のでした。
快晴の翌朝は皆さんで伊勢神宮に参拝です。
今日も大勢の参拝客で賑わっていますね。
お清めをしていざ神殿へ・・・。
無病息災 商売繁盛 交通安全 合格祈願 ○×▲□♂♀など、
フルコースで拝んだのでした!!
参拝を終え「赤福」さんのカマドを見に本店へお邪魔しました。
いつもお客さんで大賑わいの赤福さんです。
地元の西川氏を中心に多くの左官職人が腕を振るった建物です。
以前もご紹介したオシャレな杯を型取った飾り壁です。
施工にあたっては、植田氏もお手伝いに来られたそうです。
東京の阿嶋氏もその出来映えに賞賛の言葉を贈られていました。
室内の大津壁の見事な仕上がりと色合いに暫し皆さんの目が
釘付けになっていました。
このお店にあるカマドを見学します。
多くのカマドを制作している日本の左官職人を代表する面々が、
実際にカマドを調理の煮炊きに利用しているお店の方に、
その使い具合や熱効率について熱心に質問をしていました。
こちらのカマドは、本日の昼食をいただくことになっている「すし久」さんのものです。
このように、この地域では多くのカマドが実際に業務用として活躍しています。
そしてその殆どが、尾崎氏、西川氏の手により作られたものなんです。
すし久さんの、「てこね寿司」です。
お伊勢参りの後でいただく何と贅沢なお昼でしょうか。
伊勢の豊かさをしみじみと味わったひとときでした。
実に充実した2日間でした。
左官の事を真剣に考え、その発展の為に真剣に取り組む「左官勇士の会」
の皆さんは、カマドの中で燃え盛る炎のように、いや、それ以上に熱い左官愛の
炎を燃え上がらせて2日間の行事を無事終了しました。
これだけのメンバーが揃い左官のことを語り合う機会はなかなかありません。
その内容はどれほど濃くハイレベルなものか・・・大変勉強になりました。
参加させて頂き皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
西川様、尾崎様、伊勢の皆様、大変お世話になりました。
素晴らしい伊勢の「左官勇士の会」でした。
いたれりつくせりの準備はさぞ大変だったと思います。
本当にありがとうございました。
ご指導いただいたことを今後に生かせるよう頑張る所存です。
そしていつの日か恩返しが出来るように精進して参ります。
「左官勇士の会」 万歳!
投稿時間 : 14:44 個別ページ表示
2010 謹賀新年
土・漆喰新年です!
本年もよろしくお願い致します。
投稿時間 : 17:52 個別ページ表示
12月19日(土)名古屋において、「左官を考える会」の総会・忘年会が
開催されました。
植田会長の元に全国の若手バリバリの左官職人さんが大集合です。
日頃忙しい皆様が日本の中央に位置する名古屋に会する、エキサイティングな
総会&忘年会です。
会の冒頭、植田会長が「左官を考える会」の今年度の活動に関して、
会員の協力に感謝の言葉を述べられ、年間行事が成功裏に終わった事を報告されました。
また、来年はビックイベントの計画がある事を披露されました。
益々会員の結束を固める事で更なる飛躍を誓い、力強い「左官を考える会」のパワーを
表したご挨拶でした。
会計・事業報告がなされ、満場一致で総会も終了し忘年会へと突入です。
さあ、美味しいお酒とお料理で乾杯!
これまた恐るべき夜の部パワー全開で宴が進みます。
新井さんもニコニコ顔で美味しそうにパクリ・・・
ウンッ なっ何食べてんだ??
これだもの、お腹が痛くなるほど笑いながら飲んで食べての大盛り上がりになる訳です。
暫し歓談の後、植田氏が突っ込み役の参加者全員のトークタイムがやって来ました。
一人々が壇上にのぼり笑いとマジの熱い漫談?に、ここは吉本かと思うくらいの熱血ステージが繰り広げられます。
ヤンヤヤンヤの喝采に、さすがの植田氏もたじたじな場面も。
しかし、まとめる所はきっちりとまとめ、内容の濃いトークショーでした。
「左官を考える会」のレベルの高さをつくづくと知る事の出来きた総会・忘年会でした。
会も無事に済み閉会となりましたが、
このままお開きになる皆さんでは無い事はお分かりですね!
名古屋の名店『世界の山ちゃん』へ雪崩のように流れ込むご一行様です。
名古屋に来たなと実感する、グラスに浮き出た世界の山ちゃんのロゴです。
醤油にも、
七味にも、
はたまた、ソースにも!
満面な笑顔でこれって見せられると・・・
あれ 山ちゃんて、もしかして「何ゆうてまんねん」の山口明さんの山ちゃん??
まさかオーナーかって思ってしまいます!!
これが幻の黄金の手羽先です。
香ばしい香りがたまりません。
そこで、手羽先の正しい食べ方の技を伝授。
何事にもこだわる左官を考える会のメンバー、妥協は有りません。
お見事・・・一発食いの美技です。
左から、植田、小沼、西川、松木の四氏・・・。
「オイラの方が上手いだろ」と、それぞれ一歩も引きません。
鏝を持っても、手羽先を持っても戦いは続くのです!!!
今年の締めくくりに、それぞれの思いを語り合います。
左官愛に溢れた若人の集まりは、とても眩しい輝きを放つ来年も活躍が楽しみな
魅力一杯の軍団でありました。
こんな夜は時のたつのも忘れますね。
てな訳で飲み過ぎた翌日の朝、新幹線に乗る前に名古屋駅で「天とじきしめん」をいただきました。
心と体にじーんと浸み入る、優しい美味しさ溢れる一杯でした♪
東京に向かう新幹線の車窓に、雪を頂いた綺麗な富士山が見えて来ました。
間もなく東京です。
こうして霊峰富士を見ていると、今年巡り有った出来事が次々と浮かんで来ます。
いろいろなお世話になった方の顔も富士さんの白いキャンバスに現れます。
本当にありがたい一年でした。
皆様のご厚情に心から感謝申し上げます。
来年は心機一転、富沢建材を生まれ変わらせます。
本物への追及を更に突き進めて行く所存です。
引き続きご愛顧賜ります様、よろしくお願い申し上げます。
それでは皆様、良いお年を。
ありがとうございました。
平成21年12月31日(木)より平成22年1月7日(木)まで
休業させて頂きます。
尚、1月9日 第2土曜日は営業致します。
投稿時間 : 18:00 個別ページ表示
東京都左官職組合連合会 青年部 平成会の、
恒例 楽しい楽しい家族忘年会が開催されました。
会場は 『釣舟茶屋 ざうお 亀戸駅前店』
自分でお目当ての魚を釣って、お刺身や焼いたり揚げたり好きに
調理してくれる子供から大人まで楽しめるお店なんです。
釣も・・・プロフェッショナルな細井智亨氏と、ご家族の皆様です。
お子様が可愛くてデレデレなんです!
普段、仕事中のキリリと引き締まった勇姿しか見ていませんでしたが、
ご家族と一緒の時はとても優しい顔のパパでした。
ところで釣れてますか? 細井さん??
いつもにこやか小宮陽介氏と、ご家族の皆様です。
やはり、ご家族の皆様と過ごされる姿は良きパパのお手本!
鏝を握っている時とは違うアマアマパパです。
平成会会長の原田宗亮氏の奥様と娘さんです。
姉妹で平目を釣り上げ唐揚げに!
お相伴にあずかりましたが、とっても美味しかったです。
今度はマグロとクジラ?狙いでお願いします。
そして、今回のサプライズは・・・
何とマジックショーが待っていました。
マジシャンはザ・アート オブ イリュージョンの池田太郎さんです。
その見事なプロ技に、一部の酔っ払いおじさん達を除いた、
その他全員の目が釘付けです!
次々と繰り広げられる本格マジックに大興奮の皆さんでした。
お子さん達も本当に良い思い出になった事でしょう。
池田さん、マギー史郎より全然カッコ良かったです。
原田さん家の娘さん、早速カードマジック覚えてしまって、
自信満々で披露して下さいました。
本当にタネもシカケも解らなくてお見事です!!
毎年楽しい平成会の忘年会は、暮れの忙しさを忘れさせてくれる、
暖かほのぼのファミリーパーティーなのです。
平成会の皆様、ありがとうございました。
投稿時間 : 14:08 個別ページ表示
お石灰探偵団の忘年会が開催されました。
写真家 探偵団々長の藤田洋三先生と有楽町で待ち合わせです。
藤田洋三 著書
鏝絵放浪記(石風社)
藁塚放浪記 〃
世間遺産放浪記 〃
何処かの女性?と待ち合わせするよりずっとわくわくする瞬間です。
♪有楽町で逢いましょう♪
先生が東京にお見えになったからには会わずにお帰えしする訳にはいきません!
何が何でも忘年会を行う事に!!
開催場所は勿論有楽町ガードエリアで、藤田先生の鼻を見事に効かせて
店選びをします。
本当にいつも行き当たりばったり状態でいい店見つけるんです、先生は!
今回は泥の詩人 小林澄夫氏の慰労会も兼ねて旨〜い酒を頂きます。
小林澄夫 著書
左官礼讃 (石風社)
左官礼讃? 〃
お二人の魅力的でどこまでも広がる知識の海に今宵もしっかりと溺れてみましょう 有楽町♪
おつまみは、定番のレバ刺しと、
煮込み、ガツ刺し、
ポテトサラダと、酒飲みにはたまらないオーダーで完璧です。
何度も繰り返す乾杯で、師走の寒さなんか吹っ飛ばす盛り上がりです。
そこに、藤田先生のご次男が参戦。
現在茨城県在住で、お久し振りの親子のご対面だそうです。
昔一緒にやった昆虫採取の話に花を咲かせるオヤジとムスコの関係が、
とてもカッコ良く、見ていて羨ましくなる光景でした。
話し方、仕草が良く似てますね。将来が楽しみな藤田ジュニアです。
話が尽きる事無く有楽町の夜は更けていったのでした。
翌日、藤田先生を埼玉県の遠山記念館へご案内させていただきました。
いきなり玄関の靴脱ぎ鞍馬石の見事さに驚かれ、思わず座りこんで
優しく撫でる先生です。
内玄関の床を見て人研の技に写真家の目とカメラが唸ります。
まるで獲物を見つけた豹の様に・・・。
邸内を進んで行く毎に独り言の様に次々と出る言葉には、
本物を知る人の重み、奥深さを感じます。
ここでも美しい庭の鞍馬石に引き付けられた様子です。
その場面、その素材ごとに藤田先生の詩の様な解説が聞けるのです。
何せ、さすらいの歩く人間世間遺産百科事典なんですから。
こうしてご一緒出来る事が最高に勉強になって何よりの楽しみなんです。
解説に付いて下さった記念館の案内係の方もしっかりと藤田先生のお話を
聞き勉強しておられました。(笑)
藤田先生、ありがとうございました。
お目に掛かる度に楽しい良き思い出をいただいて幸せです。
今度は九州で一緒に遊んで下さい。
お体をお大事に。
投稿時間 : 14:05 個別ページ表示
平成21年11月8日 鳥取県琴浦町赤崎において、
「鳥取の鏝絵・なまこ壁」
地域資産を生かした街つくりフォーラムが開催されました。
フォーラム開始にあたりアトラクションとして、淀江さんこ節保存会による
民族芸能 左官フォークロア「壁塗りさんこ節」が披露されました。
300年前の江戸から伝わる郷土民謡で、境港に住む「さん子」さん
という女性が、船乗りから習った佐渡おけさを改良してつくられたものだそうです。
左官の親方、こね屋さんと女将さんが元気に踊り始めました。
軽快な「さんこ節」のテンポに合わせて左官屋さんがこね屋の投げる材料を
鏝板に受け取ったり、壁を塗りあげる情景をコミカルに演じています。
実に面白い楽しい舞台です。
さんこ節で大いに盛り上がったところで東京大学教授 藤森照信先生の
基調講演「左官の手法“なまこ壁”」が行われました。
なまこ壁の起源やこれまでの経緯、歴史を分かり易くお話され、
更に、左官塗り壁の特徴に触れ、
「自然界には目地が無い、自然と人工の違いは目地が有るか無いかで、
左官の壁は正に自然である」
大変に興味深い勉強になる内容でした。
藤森先生が左官を語る時は、とっても優しく楽しそうにお話されます。
講演を拝聴する度にその心のこもった語り口と、魅力にノックアウトされます。
次に、鳥取県生活環境部 主幹 宮本孝二郎氏による調査報告、
「鳥取のなまこ壁と鏝絵、左官の来歴」が行われ、写真や多くの資料によって
現況を知ることが出来ました。
そしてメインイベント、パネルディスカッションが始まりました。
パネラーは、
藤森照信氏 東京大学教授
藤田洋三氏 写真家 豊の国生活文化研究所
岩佐吉郎氏 財団法人日本交通公社研究主幹
倉長正徳氏 琴浦町観光ガイドの会会長
司会は、木谷清人氏 財団法人鳥取民芸美術館常務理事で、
テーマは琴浦町における「鏝絵・なまこ壁」を生かした観光まちつくりです。
我らが藤田先生のいつもながらの情熱と愛情爆発のトークに、
笑いと拍手が繰り返し巻き起こります。
満席の会場が熱気を帯びて最高の盛り上がりになって来ました。
琴浦町となまこ壁を愛するパネラーの皆さんの思いが伝わり、
心に残る素晴らしいフォーラムとなりました。
鳥取県東伯郡琴浦町赤崎が大きく変わる予感です!
そして、最後に藤森先生曰く、
「塗り壁さんこ節は最高ですね。大工さんをはじめ他の職方にはこの様な楽しい
歌や踊りは無い。面白い左官の良さが出ていますね。これは楽しくて素晴らしい!」
と大喜びでした。
最高の盛り上がりを見せた赤崎コミュニティーセンターを後にして、
いよいよ待ちに待った琴浦地区のなまこ壁の見学です。
なるほど独特な手の込んだなまこ壁ですね。
左官職人さんの技と心を込めて仕上げた思いが伝わって来ます。
藤田氏が鳥取なまこ壁のデザインの多様性は日本一だと言っている
意味が分かりました。
鳥取のなまこ壁は平瓦を使わない独特な仕様の漆喰壁で、
これを鳥取なまこ壁と呼んでいます。一般に平瓦を使って仕上げたものを、
本なまこ壁と言われていますが、違いは鳥取なまこ壁の方がデザインがまったく
自由だと言えることです。だから左官職人さんがこれだけ競ってバラエティーに
富んだ作品があるのですね。鳥取県中部地区だけで90戸もあるそうです。
とても全てを紹介は出来ませんが見ていて飽きない「技ありなまこ壁」の
テーマパークです。
突然話は変わりますが・・・
午前中、赤崎駅からコミニティーセンターに向かう途中、
気になる看板を発見しました。
12時半からのフォーラムの開始前に昼食をとりに戻って来ました。
かなり美味しい予感のお店です。何せ境港の近くで魚好きにはたまらない
エリアですから!
今回は日帰り出張の為、美味しいチャンスは昼食のみなので、いざ突撃!!
店内に入るといきなり中央に釣り船がドーンと鎮座し、
そのまま生簀になってます。
初めてでカウンター内の大将も「どっから来たの?今日は何があるの?」
と怖そうな雰囲気で聞かれたので、少々びびって写真は遠慮しましたが、
良く見ると周りで食べている人のお料理も凄く美味しそうです。
お昼にしては贅沢ですが、お薦めのお刺身定食2900円を注文しました。
しばし待っている間、日本海新聞を読み鳥取に来たんだな〜と実感した次第です。
オオッ 次々に運ばれるお料理にビックリです。
お刺身のボリュームも凄いのに一個が大きい握り5貫と、煮魚、焼き魚、
小鉢が三品、さらに天ぷら盛り合わせが付きました。
握りの器と比較しても魚の大きいのがお分かりと思いますが、
なにせ一人では無理の迫力です。
でも、お味は実に美味しい!
お刺身の新鮮さはプリプリで最高です。
お酒は我慢してお料理を堪能させていただきました。
残念ながら全部は食べきれず、大将に残してしまうお詫びをすると、
恐そうだったはずの雰囲気が一転して笑いながら
「東京に持って行くかい、ワハッハァ また来なよっ」
人を幸せにしてくれる大将でした。
素晴らしいなまこ壁の世界 鳥取の皆様ありがとうございました。
藤森先生、藤田先生、宮本様、木谷様、寺谷様、ありがとうございました。
投稿時間 : 17:58 個別ページ表示
10月3日(金)工学院大学大学院 田村雅紀先生の校外授業として、
弊社見学会が行われました。
田村先生は、工学院大学 工学部建築都市デザイン学科
生産系・環境材料学研究室 准教授としてご活躍されておられます。
テーマは、実践的・環境材料持論
建築資材総合商社 富沢建材株式会社の視察
建築物のライフサイクル全体における資材調達段階を意識し、
環境に根付く材料とその施工道具の特製に関して考察していただきました。
田村先生には以前から建材の事でいろいろとお世話になっています。
今回のお手伝いは、学生の皆さんに弊社の在庫する建材について、
性能や使用法などを解説することで、倉庫内のほぼ全般を見学して
いただきました。
特に自然素材の漆喰、石灰系や土壁材については関心が深く、
興味を示していただいた様です。
展示室では自然素材の良さを体験していただきました。
皆さんの真剣な見学振りを拝見して、とても嬉しく思いました。
事務所内の展示物や鏝等、道具類も手に取って話が盛り上がります。
1時間半程の授業でしたが、勉学に大変意欲的な皆さんの迫力に終始
緊張と楽しさが繰り返す奥深い一時となりました。
今後の環境時代に対応していくために、建設業はどのようなマネジメントを
実行する必要があるかを考えていただき、今後の建設業の発展の為
ご活躍願いたいと思います。
熱心な皆様にどれだけお役に立ったかは分かりませんが、
今後も一緒に勉強させて頂ければ幸いです。
ご参加の学生の皆様、ありがとうございました。
田村先生、今後もご指導をよろしくお願い致します。
追伸:田村先生の授業を受けてみたくなりました。
投稿時間 : 15:33 個別ページ表示
朗報です。
遂に、?カネシカの植田モデル 本焼漆喰鏝が入荷しました。
植田氏は久住章氏の一番弟子で、特に漆喰壁にこだわりを持つ名工です。
独自の漆喰、糊、スサの配合、独創的手法を駆使し、伝統的、且つ、
新たな漆喰壁や漆喰蛇腹引きに挑戦し続けるプロフェッショナルです。
その植田氏が、経験を積む中で実験を繰り返し生まれた本焼漆喰鏝は、
腰の強さと壁材の伸びの良さを兼ね備え、漆喰の大敵である「てかり」を防ぎます。
各サイズに最適なレーザースリットを施し、仕上げに必要な繊細なしなりを
可能にしてあります。
漆喰塗りが楽しくなること間違い無しです!!
皆様、是非手に取ってお確かめ下さい。
投稿時間 : 13:04 個別ページ表示
7月25日(土)晴れ
東京の夏の風物詩、第32回 隅田川の花火大会が開催されました。
両国駅を降りるとそこは花火見物の大勢の人で賑わっています。
浴衣姿があちらこちらにまるで綺麗に咲く花畑ように両国を飾っています。(イイもんだ)
隅田川には屋形舟が所狭しと浮かんでいて始まる前から盛り上がっていますね。
我々が陣取ったのはいつも大変お世話になっている旧友が住む、
国技館近くで隅田川沿いのマンションの屋上です。
持つべきものは良き友で、感謝感謝の夏の夜ですね。
待ってました、花火の打ち上げ開始です。
大玉が夜空に響く心地よい音と共に打ち上げられていきます。
「 た ま や〜 」
と同時に、
写真では見えませんが、ヘリコプターがよくぞぶつからないなと思うほど飛んでます。
それも見ていて面白いですね。
いやー、何て美しいんだろう!
次々と上がる花火が一気に観客の心を引き込んでいきます。
最近の花火は特にカラフルになったような気がします。
はっきりとした色あいの、赤・青・緑・水色・黄と見る者の目を飽きさせません。
しかし、花火職人さんってよくぞまあこんな素晴らしいもの作るよな〜 などと、
日本の職人文化の凄さと・・・お酒に酔いしれるのでした。
川面に映る花火と、ゆらり浮かぶ屋形船の美しさに目を奪われます。
いつか私も小船を買ってあそこに浮かべてやる・・・などと、
どー考えても叶いっこ無い夢に溺れかける今宵です。
コンパクトデジカメなのでイマイチな写りですが、
お楽しみいただけてますでしょうか?
そしていよいよフィナーレ!
大輪が夜空に次々と上がってお見事、最高です。
絶景かな絶景かな!!
周りからひときわ大きな歓声が上がります。
皆さん最高の笑顔をしていますね。
時間のたつのも忘れすっかり魅了された隅田川花火大会でした。
屋形船が順序よく一斉に引き上げて行きます。
日本中の船が集まったのかと思うほどいっぱいで、これまた素晴らしい眺めです。
花火って、人を幸せにするんですね。
友人と酌み交わすお酒もだいぶ進みすっかり酔いが回ってきました。
日頃の雑事を忘れ両国の花火と美味しいお酒を思い切り楽めた至福の時でした。
辻家の皆様、ありがとうございました。
(しかも、ピアノのコンサート付きなんてオシャレでした。)
投稿時間 : 14:50 個別ページ表示
平成21年7月11日(土) 新宿オゾンに於いて、
鈴木光氏のワークショップが開催されました。
いつもの様に、オゾン内の我々にとってとても大事な情報発信基地
「室内環境ラボ」 の広場で行われました。
テーマは「塗り壁の自主施工をお考えの方への、健康な住まいづくりセミナー」で、
「不安解消!塗り壁の工程、すべてを教えます!」 と題して素材と左官の良さを
実感して頂く企画です。
受付で各組に講習会解説書と、鏝、鏝板、チリ刷毛の左官道具が渡され、
12組(20数名)の参加が揃ったところで講習会の始まりです。
講師は皆様良くご存じの全国で左官の講習会に引っ張りだこの鈴木光先生です。
1級建築士の資格を持ち、多数の執筆も手掛けながら、左官業を営む
スーパーマンなのです。
そして、左官業者・建築家に対するプロ向けの講習会から、
お施主様へ素材から工法に付いて分かり易く丁寧に手解きするワークショップまで、
幅広く塗り壁の良さを広める活動をされています。
今回配られた解説書も、鈴木先生手作りの素晴らしいものです。
今回の講習で使われる材料は、
マリン ライム 村樫石灰工業?
リターナブルパウダーA ?サメジマコーポレーション
北のやすらぎスマイル 日本システム?
の、3品目です。
マリンライムは生石灰クリームで、リターナブルパウダーAと
北のやすらぎスマイルは、珪藻土配合の材料です。
いつも最初に必ず行う左官の基本技で、鏝返しの説明です。
鈴木先生がカッコ良く簡単に鏝板から鏝表に材料を載せて見せますが、
これがなかなか難しいのですね。
さあ、皆さん一斉に鏝返しの練習です。
鈴木先生のご長男で亮佐氏も講師として参加され、
参加者に親身にアドバイスを行っていました。
ひとしきり鏝返しの練習をこなした後は、
テープやシート類を使って塗付面の養生を行います。
そして一斉に塗付開始!
上から塗付けて行きますが、
皆さん最初はまだ動きがぎこちなく、
均一に塗り付ける事が難しそうです。
そこで鈴木先生が一人々に鏝の持ち方、動かし方、材料の運び方を
丁寧に指導します。
すると熱心な皆さんは飲み込みが早く、見違えるように上達して行きます。
大人には負けていられません。
ご家族でご参加の皆さんもチャレンジです。
お嬢さん、なかなか凄いんです!
鏝と鏝板をしっかり握り、器用にほぼ全面を塗りきってしまいました。
真剣に取り組む姿は可愛くて思わず見入ってしまいます。
皆さん下の段を塗る頃はすっかり鏝使いが上手になっていますね。
最初の頃とはまったく違ってきました。
塗付が終わるとパターン作りに挑戦です。
講師から数パターンの仕上げ方の秘伝を伝授され、
早速、刷毛を使ってテクスチャーを付けます。
それぞれに自由な発想でこなして行きます。
こちらもしっかりと刷毛目を付けた目新しいたパターンが展開されています。
おや、先程のお嬢さん何やら手を使ってイタズラ!?
いえいえ、立派に楽しいテクスチャーの製作中です。
(注意:漆喰はアルカリ性が強く手が荒れるので、なるべく手袋をした方が良いですね。
直に触ったら直ぐに良く手洗いをして下さい。)
どうですか、この可愛らしい作品は!
この様な形で左官材に触れてもらえることは、とても嬉しくありがたいことです。
実際にご家族でこの様にご自宅の壁を楽しみながら塗られる様子が目に浮かびます。
お子様方は自分で塗られた壁をずっと大事にされることでしょう。
最後に、作品の前でポーズを取ってくれました。
素晴らしい思いがけない楽しい施工技に出会えたことに、
心からありがとうってお礼を申し上げました。
講習会の終わりにあたり、鈴木先生より総評が行われ、
参加者の皆様が熱心に受講して頂いたことにお礼を述べられました。
そして、「自分で塗り壁に挑戦することは忍耐と体力が必要なことと、
最初は直ぐに塗る事を考えず、あせらずにひとつひとつの作業を確実にすること。
そうすれば必ず成功します」と、締めくくられました。
内容の充実したワークショップに参加者の皆様の納得した表情がとても印象的でした。
この様子だと皆さん間違いなく壁塗りをしていただけますね!
鈴木先生と左官の魅力にたっぷりと浸かることの出来たワークショップでした。
鈴木先生、ありがとうございました。
講師の皆様お疲れ様でした。
そして、オゾン 室内環境ラボ の皆様、いつもありがとうございます。
心から御礼申し上げます。
投稿時間 : 16:17 個別ページ表示
平成21年7月1日(水) 弊社が大変お世話になっている、
平成会様の第20回定期総会が開催されました。
第20回という記念すべき祝節に、いつもにも増して存在感の増す
「平成会」 の輝く文字です。
受付では、町田義計氏、諸岡久長氏が笑顔で応対です。
平成会の将来を背負って立つ若手です。
多くの出席者を得て総会が始まりました。
議長に吉村誠氏が指名され、平成会ならではの行動力を示す充実した内容の行事報告や、
会計報告など各議案が満場一致で承認され滞りなく終了しました。
そして、6年間会長を務められ平成会を名実共に全国的に広めた立役者、
阿嶋一浩氏が今季で会長を辞される事になりました。
退任のご挨拶で、在任中の平成会の活動を振り返り、自らの巧手功績には触れずに
皆様の多大なご協力のお陰様と感謝の気持を述べられました。
阿嶋氏らしい心温まる謝辞に会場からは惜しむ声と大きな拍手が湧き起こりました。
つづいて新会長に選ばれた原田宗亮氏のご挨拶で、阿嶋氏の絶大なる功績に
敬意を表すると共に、労いと感謝の言葉を掛けられ、阿嶋氏の次の重職で
更なるご活躍を期待する旨を伝えられました。
そして、平成会会長を引き継ぐにあたり原田氏は、あらゆる事に積極的に取り組み、
平成会の発展の為全力で頑張る事を約束されました。
力強い就任のご挨拶に、会員の皆様から賛同の拍手が起こりました。
平成会 特別顧問の久住章氏もお祝いに駆け付け、平成会の更なる活躍に
期待しますとエールを送られました。
総会も無事終了し、引き続き懇親パーティーが行われました。
平成会らしい強者が揃った熱気溢れる会場では、
現在バリバリ活躍中の、将来大物間違い無しの皆さんの勢いと迫力を、
感じる取ることが出来ました。
松木憲司氏、小沼充氏、植田俊彦氏も阿嶋氏にお疲れ様のご挨拶です。
阿嶋氏への花束の贈呈が行われました。
氏でも照れる事があるのですね・・・初めて見ました!
でも花束がとても似合う、ちょい○○紳士です。
阿嶋様、お疲れ様でした。
盛況のうちに総会・懇親会も終了しました。
何をやっても一致団結、楽しく盛り上がる平成会の行事、
これってあらゆる会のお手本ですね。
常に大変お世話になっている平成会の皆様に心からお祝い申し上げますと同時に、
原田新会長のもと、平成会の益々のご発展を心よりお祈りしております。
投稿時間 : 11:29 個別ページ表示
平成21年6月6日(土)・7日(日)
京都府南丹市美山町 かやぶきの里 美山文化ホールにおいて、
左官を考える会が主催する 『左官講習会』 が開催されました。
会場に到着すると、そこには何と素晴らしい(羨ましい)
かやぶきの文化を表現する、近代的で設備の行き届いた
凄い会場が待ち受けていました。
100人を超す参加者を迎え講習会がスタートです。
司会は、京都の若手代表、中須氏、田中氏です。
ステージでメイン講師の京都 山本忠和氏の挨拶と模範実技が行われます。
中塗から切り返し仕上げまでの工程です。
鏝の動き、握り方、土の運びなど様々なポイントを解説しながら、
作業をすすめます。
流れるような山本氏の鏝の動きをどうぞ!
鏝を軽く握りながらも、時には素早く、
時には驚くほどゆっくりと、
体、腕、手、鏝が一体となって動く様はまるで歌舞伎の舞台・・・。
優雅に土と戯れているように見えます。
山本氏のなかなか見る事の出来ない土物の技は、
参加者全員の視線を釘付けにしています。
カッコイイです、ほんまに!!
希望者に壇上でチャレンジしてもらいました。
オオッ 周りの厳しい視線の中でも山本氏の良いイメージが出ていますね。
高度な技を直に見る事は、貴重なデータとなって頭と体にインプット
されるのです。
そのイメージをそのままに、各自持参のパネルに塗り付け開始です。
中塗土もたっぷりと用意されています。
どうですか、この立派な会場!
一気に100名の参加者が塗り付ける様は迫力満点です。
そして、講師陣がまた凄いんです。
左官を考える会の会長、兵庫の植田俊彦氏をはじめ、
三重 松木憲司氏、 愛知 加村義信氏、 三重 西川和也氏、
京都 飯田能三氏、 京都 長谷川正樹氏、 愛知 川口正樹氏、
東京 小沼充氏、 東京 木村一幸氏、 石川 竹本茂之氏、
篠山 南俊之氏、 そして、特別ゲストの久住章氏です。
このツワモノ軍団が参加者に 「左官愛」 の鞭をビシビシと振るのです。
しかし参加者のレベルもかなり高く、
そのやりとりが見学者を飽きさせる事がありません。
メチャクチャ楽しい!? いやっ 失礼・・・
勉強になる実技指導の場面でした。
初日最後のスケジュールは久住章氏が登場!
山本氏とお二人の討論会が行われました。
鏝やチリ刷毛等の使い方、土やスサ、砂、顔料などの材料について、
カルリスマが語る、左官をむき出しにした対話は実践に即役立つ内容でした。
それにしてもご両人の知識の豊富さには驚きました。
2日目、更に高度な技術の公開です。
参加者は、先ずは朝から昨日の続きで中塗の上に切り返しの
仕上げを実習しました。
そして、その後山本氏による築地塀での置き筋(めがね)の実演が
行われました。
滅多に見る事の出来ない伝統技法です。
京都では良く見るお寺の塀に施されている白い線がこれなんですね。
この箱のような物が肩を引くめがねと言われる道具です。
糸1本分の隙間を調整して繰り返し漆喰を塗り付けて、線を横へ伸ばして行きます。
繊細な作業に息を潜めて見つめます。
次に、板塀(大和塀)の水切り(猫足)の実演です。
細めのトメサラエや自作の猫足の型引きを駆使しての技になります。
下地から仕上げ塗まで緊張を強いられる作業です。
やはり細かな作業は実に見事で、出来あがりを見ただけでは決して
理解出来ない複雑で奥深いものです。
2日間に渡り、左官の技を披露し終えた山本氏の体からは、
左官オーラが溢れ出ています。
見事な鏝さばきと分かり易い解説で、ご参加の皆さんに強烈な印象を与え、
心と体に左官技をじっくりと浸み込ませてくれた素晴らしい講習会でした。
かやぶきの里 京都美山の地で開催された、
左官を考える会の講習会は最高でした。
テーマとして掲げられた、若手左官職人のなぜ?どうして?を解決!
それに見事に答えた内容でした。
同時に、素晴らしい交流の場であった事も、これからの若い左官職人さん達が
得た貴重な宝物になったと思います。
左官を考える会の皆様、大変お世話になりました。
皆様の温かいお人柄に心より感謝申し上げます。
少しでも見習ってご恩返しが出来るよう頑張ります。
講習会にご参加の若い皆様の熱心さにも大いに刺激を頂きました。
ありがとうございました。
そして、左官を愛する若き人の清らかな涙にも出会い心打たれました。
左官の未来は明るいですね。
つづく (夜の部?)
投稿時間 : 18:05 個別ページ表示
富沢建材がお薦めする書籍のご案内です。
今、左官の本が面白いです!
そして、売れています!!
一昔前までは考えられない程の、左官に関する書籍が多く出版されています。
それは、左官を知る上で非常に有効な為になるものばかりです。
写真でご紹介しているのはごく一部ですが、
技術的な解説書、左官総合情報誌、エッセイ、素材、職人の生き様、
など多種にわたっています。
良い時代になって参りました。
左官の情報が乏しかった時から思えば凄い事です。
なかなか伝わらなかった、解らなかったことがかなり身近になった気がします。
左官の皆様だけでなく、建築に携わる全て方に、お施主様にも、
おおいにお読みいただきたいと思います。
良い家つくりの参考にお薦めです。
弊社店頭でも販売しておりますので、ご利用下さい。
投稿時間 : 17:25 個別ページ表示
第6回 土壁・漆喰 技術講習会はいよいよ今週の日曜日(24日)に
迫って参りました。
5月2日(土)と17日(日)に講師の小沼氏と平成会の木村氏、山口氏、細井氏に、
当日使用するパネルやオブジェの制作をお願いしました。
大津磨き用のパネルに心を込めてハンダ下塗りと中塗土で中塗を施す
小沼氏です。
現代大津で仕上げるオブジェです。
芯材をスタイロフォームで作り、石膏で下塗り、中塗をしました。
どちらもどんな仕上がりになるのか楽しみです。
準備も最終段階に入りスパートをかけています。。
お陰様で、お申込も定員を上回り緊張感が高まるばかりです。
当日の皆様のお越しを心からお待ち申し上げております。
投稿時間 : 13:36 個別ページ表示
小林澄夫氏が左官のバイブル第2弾 左官礼賛?を出版されました。
小林氏の記憶、耳にした音、見た風景、出会った人、巡った地を、
そして左官への歌を詠むことが出来ます。
心地良く、時には厳しくも受け取れる左官への小林氏の思いを、
しっかりと深く受け取れるバイブルです。
左官職人技復活の時代到来!
弊社お薦めの一冊です。
投稿時間 : 12:35 個別ページ表示
第6回 漆喰・土壁 技術講習会 好評受付中
5月24日(日)開催 富沢建材株式会社
詳しくは「富沢建材ホームページ 新着情報」 をご覧下さい。
日曜日、久しぶりの休日にちょいと散歩に出かけてみました。
桜の花が2分咲きです。
花の後ろに雀がいました。
見えますか?
咲いたばかりの愛くるしい姿は何とも言えません。
春になったんですね。
そこで二句
「春空にスズメと遊ぶ花いとし」
「花見より宴が気になる空きっ腹」
失礼しました。
投稿時間 : 18:56 個別ページ表示
富沢建材? 第6回 漆喰・土壁 技術講習会 のご案内です。
5月24日(日) 東京の小沼充氏、京都から山本忠和氏をお迎えし、
大津磨きと現代大津の講習会を開催致します。
小沼氏、山本氏は、現在全国で大活躍中の東西の若手を代表する
左官職人です。
常に情報交換を行い塗り壁の普及と技術の向上に努めておられます。
研究熱心で何事にも興味を示し語り合う様子を拝見していると、
左官の世界の魅力を充分に感じ取る事が出来ます。
そんなご両人にご披露頂くのは・・・。
左官壁の最高級といわれる大津磨きの技法です。
それぞれのパネルに灰土から引土、そして磨き込み仕上げまでの
行程をお願いします。
小沼氏、山本氏の最高の技術を余すところ無く表現していただきます。
その素晴らしいテクニックをご自身の目でお確かめ下さい。
お申し込み等、詳しくは弊社のホームページ、
「新着情報 第6回 漆喰・土壁 技術講習会」 をご覧下さい。
皆様のご参加をお待ち申し上げております。
お問い合わせはお気軽に 富沢建材(株) までどうぞ。
TEL 03 3362 7774
投稿時間 : 16:21 個別ページ表示
大変ながらくお待たせ致しました。
欠品中のスーパーミンクがやっと入荷しました。
120?×23?
磨き仕上げに欠かせない必需品です。
数に限りがありますのでお早めにお買い求め下さい。
投稿時間 : 15:27 個別ページ表示
弊社事務所に書籍コーナーを新設しました♪
書籍コーナーと言ってもまだまだ小さなものですが、
今後は人気のコンフォルトをはじめ、こだわりの書籍を増やしていく予定です。
本から得る広い活きた情報は家造りに最高のヒントを与えてくれます。
お施主様から、建築に携わるすべての皆様にお役に立つこと間違い無し!
知らなきゃ損の健康住宅造りの情報をお確かめ下さい。
その他、関連グッズも品揃えの充実を図っております。
名工が作り出す鏝も品質、性能を厳選して種類を増やしました。
素材の良さをご理解頂く為の展示作品も、更に揃えてまいります。
これはもしかしたら、もう自分の趣味の領域かもしれませんね!
是非、遊びに来て下さい。
そして自然素材の素晴らしさをご一緒に学びませんか。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
投稿時間 : 12:56 個別ページ表示
大分県竹田市 相ヶ鶴 井手家の石蔵
先ずは今年の皮切りに、素晴らしいものを見て頂きましょう。
それは、大分竹田市にある石蔵です。
以前、みかん小屋をご紹介しましたが、これまた凄い!
思わず目を凝らして見入ってしまう石積です。
そして美しい構えにため息が。
この石蔵は明治13年9月に建築された石積み竹瓦葺きの
石蔵なんです。
井手家が大切な物品を収納するために、火気を避け通気性を
考慮して建造したものです。
軒下を良く見れば竹を巧みに組み合わせて、
しかも、カッコ良く葺いてありますね。
ウム・・・良く出来た竹の使い方です。
裏から見てもどこから見ても絶妙な石積と竹瓦葺きが美しく、
人の心に印象深く映ります。
勿論、蔵内の素晴らしさ快適さは言うまでもありません。
そこへ現れたるは、
我らが四天王 右から、藤田氏、辻氏、薩田氏、小林氏です。
何 してんの〜(この四天王の本当の意味)の皆さんは
良いものを見ると、直ぐにこの様な仕草をとるのです。
※だから 何 してんの〜 なんですね!
どうですか、この石積の素晴らしさ!
本物を見学する事で少しづつ見る目が養われていくような
気がします。
もっと勉強したくなった一日でした。
本物の石蔵の前に、本気で物つくりを考える面々の揃い踏みです。
今年も多いに暴れて頂きましょう。
益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
投稿時間 : 09:19 個別ページ表示
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は格別なご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
本年も一層のお引立てのほどよろしくお願い致します。
昨年の暮れに作ってもらった榎本団子です。
光輝く泥団子を見ていると、気持が明るくなり元気が出て来ますね。
今年も本物を求めて頑張ります!
投稿時間 : 15:23 個別ページ表示
本年も多くの方にお目に掛かり、沢山のことを教えていただきました。
見たこと、聞いたこと、触れたこと、どれも魅力的な世界でした。
その一つ一つが限りなく頭の中に浮かんできます。
その全てが自分の大事な財産です。
本当に皆様お世話になりました。
ありがとうございました。
来年もご指導よろしくお願い致します。
良いお年をお迎え下さい。
新年は1月8日より営業致します。
投稿時間 : 07:25 個別ページ表示
「浜田山の家」 完成見学会に伺いました。
こだわりのその住宅は?
巧左官工芸 鈴木忠様に案内して頂きました。
外部は淡い色合いの掻き落とし仕上げでしっくりと落ち着いた
風合いです。
設計「アトリエ海」様、施工「総合建設」様、
木材コーディネーター「木童」様、
そして、左官「巧左官工芸」様の技術を結集して出来た
自然素材、健康住宅のお手本です。
早速中へお邪魔します。
玄関に入り上に目を移せば、吹き抜けの空間に
素晴らしい木と塗り壁のコラボが演じられています。
木材は宮崎県産の物で、特に乾燥技術の優れた工場で
加工された一級品だそうです。
何ともいきなり感激の世界です。
振り返れば塗り壁材の素材の案内書きがありました。
「壁、天井 木節粘土+本練漆喰+硅砂」
玄関・階段室に求められる強度を上手く出した仕様です。
土の柔らかさに漆喰の強さを加えたしっかりとした仕上がりは、
玄関に入るとホッとする空間を作りだしています。
次にリビングに入ると室内の空気の良さに驚きます。
天井と壁面の仕上げを変えてあり、
床材の御堂松との相性が素晴らしいです。
天井は石灰クリームに鈴木氏がイタリアから取り寄せた
グレーの大理石の粉を混ぜて塗り、キメ細かく押さえ込んであります。
壁は水硬性石灰に岐阜山砂(小原砂)を配合して、
天井とは対照的に表面に軽く美しい変化を付けた仕上がりです。
鈴木氏曰く、「田口オーナー様が全て任せてくれました!」
その信頼に応えるべく素晴らしい仕上がりになっています。
キッチンにはセットされたシステムキッチンの輝きに
見事に合わせた・・・
石灰クリームとグレー大理石調合の磨き仕上げです。
清潔で明るい素敵なキッチンです。
そして、和室へと移ります。
同じ室内空間でも和室の空気は凛とした感じで、
仕上がりの精度が高い印象を受けました。
贅沢な木材、桧、オビ赤杉を使った大工さんの高度な技量と、
これまた究極の左官の技、木節粘土+わら+硅砂 調合の
「水ごね仕上げ」 がガッチリと組み合わされた作品です。
2階のトイレにもこだわりがありました。
磨き壁の淡い明るさ可愛さが良く表現された空間です。
石灰クリームと、やはりイタリアから輸入したオレンジ色の
大理石粉を調合して磨いてあります。
リビングに戻ると、そこにはもう一つの役者が控えていました。
ECO製品 ゼンマイ式のペレットストーブです。
その温かさに人が集まって来ます。
最高の室内環境の中に、さらに二酸化炭素やダイオキシンの
排出が無いペレットストーブが活躍する事は間違いありません。
このようにお祝いの蘭がイキイキと咲いています。
この部屋にいる事を喜んでいます!
人も植物も幸せな時に浸れる空間なのです。
オーナーのこだわりと、高度な技術、最高の自然素材で完成した
浜田山の家は、これからの家作りのお手本となる住宅でした。
訪れる人皆が、「空気が良い」と言葉を発します。
多くの方にこの空気を体験して頂きたいと思いました。
鈴木氏が長年素材を研究し続け、それを現代の工法に活かす凄さ!
自然素材だから生まれる快適環境が如何に素晴らしいか、
大変勉強になりました。
田口オーナー様、アトリエ海様、総合建設様、木童様、
巧左官工芸 鈴木様、ありがとうございました。
投稿時間 : 16:19 個別ページ表示
以前より探し求めていた化粧用左官砂 愛知 「小原砂」 が、
遂に販売出来るようになりました。
(1袋 25kg土のう袋入り)
3?で調整した粒度は掻き落とし等にご利用いただけるように、
綺麗で使いやすい砂質になっています。
美しい仕上がりになる事間違い無しです。
自然の素晴らしい素材 「小原砂」 を皆様にもご利用頂きますよう、
御案内申し上げます。
投稿時間 : 10:56 個別ページ表示
第9回 左官と鏝鍛冶の交流会が11月8日〜9日に兵庫県篠山市
篠山技能高等学院で開催されました。
高度な左官テクニック集団、篠山市左官技術研究会が主催で、
そこに久住章氏も加わりハイレベルな講習会が行われました。
今回のテーマは伊勢磨きで弊社の講習会でもお世話になった、
伊勢の尾崎氏、西川氏、松木氏が講師でその技術を見事に発揮され、
参加者に大きな感動を与えていました。
全国から多くの参加者を得て講習会の開会です。
初日は講師の方のデモンストレーションが行われ、
4個のへっついが仕上がって行く様子をじっくりと
勉強しました。
土中塗→砂漆喰→並大津→ノロ の行程で進みます。
全員が注目のフィニッシュです。
満足の仕上がりに講師陣の表情に笑顔が。
久住章氏です。
氏の技を見逃すまいと、いつも周りには人だかりが出来ます。
篠山左官技術研究会の行動隊長、人見氏です。
京都の久住誠氏です。
久住章氏の御二男で、NHKテレビでも取り上げられた技術は
ピカイチです。
そして、赤福のへっついを35年磨き続ける名工、
尾崎氏です。
赤福のへっつい、伊勢磨きの技を引き継ぐ西川氏です。
その技術を全国に広げる伝道師として活躍されています。
見事な仕上がりに久住氏も賞賛されていました。
こちらは、伊勢黒磨きチームのへっついです。
隊長は三重の名工、松木氏です。
メンバーは、
名古屋の坂井氏と、
湯河原の長田氏が加わり、
この輝きを作り上げました。
素晴らしいの一言です。
赤磨き、黒磨き、赤錆び磨き、中塗土仕様と、
4台のへっついが揃いました。
翌日朝から、参加者持参のベースに一斉に塗付開始です。
屋外組と、
屋内組で、それぞれが好きな場所を選んで腕を競います。
皆さんの磨きに取り組む姿勢は、真剣そのもので、
見ている方も力が入ってしまいます。
何と難しいお題でしょうか!
京都の岡氏、腕の見せ所ですね。
可愛い、オシャレな高級料亭に似合いそうなへっついです。
思わず欲しくなるような作品にチャレンジは、
京都の倉氏です。
お見事!
真っ先に輝き出した、岡山の浦上氏の作品です。
きりりと引き締まった表情に充実感が溢れていました。
伊勢磨きのへっついが、どれほど人を引き付けて止まないものか・・・
皆さんの表情をご覧になってもお分かり頂けると思います。
本物の美しい物に出会った時、人はこの上ない感激を味わい、
左官職人は、それを作る魅力に浸り喜びを得るのでしょう。
へっつい三昧の素晴らしい、大変に勉強になった講習会でした。
篠山市左官技能研究会の皆様、ご参加の皆様、
ありがとうございました。
今後も、皆様の益々のご活躍をお祈りしております。
投稿時間 : 09:22 個別ページ表示
10月19日に行われたへっつい磨きの講習会は、
お陰さまでご好評を頂き無事終了する事が出来ました。
皆様のお陰です。本当にありがとうございました。
その後もまだ興奮冷めやらずの状態で、
どーしても西川氏の声が聞きたくなり電話をしてみると・・・
心優しい西川氏、もう一回やりましょうかと言う事に!
嬉しさのあまり飛び上がってしまいました。
11月9日(日) その日が来ました。
弊社展示室で 右 西川和也氏、左 木村一幸氏
前回仕上げた伊勢磨きを砂漆喰の部分まで剥がします。
かなりしっかりした仕上がりで、その強さが立証されました。
丸裸にされたへっついです。
見ていると可愛そうで早く仕上げてあげたくなりますね。
さあ、塗付開始です。
たっぷりと水湿しをして中塗土を手擦りで塗り付けます。
その後、しっかりと乾燥させます。
このままでも土のイメージが感じ良く出ていて実に美しいです。
一回目砂漆喰の塗り付けです。
白い肌は最初の砂目の肌から、巧みな鏝捌きで押え込むうちに
艶やかな肌へと変わっていきます。
締まり具合を見て、2回目ピンク色の砂漆喰をかけます。
一気に塗り付けていく様は、まるで踊りを見ているように
軽やかで楽しい動きです。
そしていよいよ赤ノロを塗り付けます。
スポンジを使って均一に早業で塗り上げます。
ここからは益々動きが早くなって、その鏝さばきの
凄いの何のってお見事です。
少しでも鏝あたりが悪ければ薄く塗り付けたまだ柔らかいノロが、
剥げてしまいます。
でも、そこは高度な技を駆使しての鏝使いで見る者の目と心を奪います。
京都の山本忠和氏も華麗なテクニックを見せて下さいました。
最後の追い込みです。
手擦りやミンク等を使って更に磨き込みます。
納得の出来映えに、西川氏と山本氏がお互いを称えあって?
います。
素晴らしい輝きです。
曲線の美しさは何とも言えません。
皆さんの表情も緊張から笑顔へと変わっています。
その笑顔はへっついと同じように輝いて見えました。
朝9時から開始して、完成する午後3時まで昼食も休憩も取らずにひたすら
へっついに向かい続ける姿はカッコ良かったです。
締めくくりに西川氏にご挨拶を頂きました。
皆さんに労いと感謝の言葉を述べられ解散となりました。
西川さん、本当に良く来て下さいました。
実際に目の前で施工を見る事がどれほど勉強になるか、
実感した次第です。
平成会の皆様、いつもありがとうございます。
ご参加の皆様に感謝申し上げます。
赤福様のへっついも毎年暮れに塗り変えられるそうです。
いつか又、弊社もお願い出来る日を楽しみにしております。
投稿時間 : 13:37 個別ページ表示
「土と左官の本4」 が出版されました。
自然を壁にする技 と題してどっぷりと左官三昧の内容です。
毎度の事ですが、良く考えられたお題ですね。
土と左官の本4
発行所 株式会社建築資料研究社
編集部 有限会社アイシオール
定価 2200円(税込)
好評 店頭販売中
全面に素晴らしい写真と分かり易い解説で、左官職人さんは勿論
設計の先生、建設・工務店の皆様、お施主様まで本の中に
引き摺り込まれる事、間違い無しです。
更に左官の世界が広がる予感!
嬉しい技あり本の出版です!!
弊社にも取材に見えて掲載して頂きました。
こちらはインテリア専門誌の「アイエー」です。
エクスナレッジ ムック アイエー
発行所 株式会社エクスナレッジ
定価 2310円(税込)
左官&塗装をテーマにした内容は
かなり面白い写真集のような本です。
店舗作りの最先端情報に思い切り左官を
取り上げてくれました。
これまた、弊社を掲載して頂いております。
左官屋さんがモテモテの時代になって参りましたですね!
ありがたや、ありがたや。
投稿時間 : 16:24 個別ページ表示
「山西」の鏝
第5回 漆喰・土壁 技術講習会もいよいよあと3日後に迫ってまいりました。
天気もまずまずのようです。
皆様のお役に立つ講習会になるようドタバタと準備を進めております。
当日のお越しを心よりお待ち申し上げております。
待望の、
四国 高松「株式会社 山西」の鏝を販売させていただくことになりました。
京都 奥田左官工業所 奥田信雄氏のご推薦をいただき東京での発売です。
名工の技を支える高い品質と極めた技術を駆使して製造された逸品ばかりです。
第1回目の商品が入荷しました。是非皆様の目と手で直にお確かめ下さい。
なるべく多くの商品を常時在庫販売をしていく予定です。
勿論、19日の弊社講習会にも展示販売致します。
お楽しみに。
投稿時間 : 14:13 個別ページ表示
第5回 漆喰・土壁 技術講習会 10月19日(日)開催が
迫って来ました。
伊勢磨きの魅力を存分に見て頂けるよう準備も着々と進めております。
ご希望の方に実技体験もして頂けるようにパネルを10枚用意しました。
即、壁の施工にも生かせる磨きの技をご体験下さい。
(希望者は磨き鏝等をご持参下さい)
今回は久住章氏、挟土秀平氏、他名工の方々にもご参加頂く事に
なっております。
是非この機会に情報交換と交流を深めて頂ければと思います。
現在も申し込み受付中で、まだまだ余裕が御座います。
皆様のご参加をお待ち申し上げております。
詳しくは「富沢建材ホームページ 新着情報」をご覧下さい。
お問い合わせは TEL 03 3362 7774
富沢建材株式会社まで。
投稿時間 : 15:18 個別ページ表示
技術講習会準備の様子をお知らせいたします。
第5回 漆喰・土壁 技術講習会 好評受付中
10月19日(日)開催 富沢建材株式会社
詳しくは「富沢建材ホームページ 新着情報」 をご覧下さい。
技術講習会が間近に迫ってまいりました。
当日、伊勢磨きにチャレンジして頂く方用のパネルの製作が
行われました。
いつもの様に平成会の皆様にお手伝い頂きました。
先ずは枠作りからスタート、まるで大工さんの様に大工道具を
広げて、手慣れた作業で作り上げていきます。
平成会の阿嶋会長がわざわざ? 応援に駆け付けて下さいました。
作業場の空気がパッと明るくなります。
阿嶋会長もお見えになったので、本日のサプライズ!
台東区の田中左官工業所 田中氏に平成会の半纏が手渡されました。
枠が完成した所で、塗り付けへと進みます。
講習会講師の西川氏に書いて頂いたレシピに基づき材料を調合します。
先ずは下地にBドライをしごき塗します。
木村左官工業 木村氏です。
15枚のパネルがアッという間に下擦り完了です。
忍者左官 小沼氏です。
次に中塗の土を配合します。
愛知小牧 丸林製土所の中塗土にひだしスサのみの配合です。
土1にスサ1,2の割合で配合します。
砂は入れません。
かなり粘り気のある調合になりました。
下擦りに追っかけ中塗土を下付けします。
上野左官 上野氏です。
中塗土の下付けが乾燥後、中塗がおこなわれました。
塗り厚の確認をしています。
定規で若干センターに厚みが出ているのを確かめます。
上々の様です。
慎重に塗付作業が行われています。
田中左官工業 田中氏です。
木村氏が地金チリ鏝でチリ周りを塗り始めました。
仕上がった中塗の仕上げにチリ刷毛で丁寧に掃除をする
小沼氏です。
この様に、いつも多くの皆様にお手伝いを頂き準備を進めております。
気分が盛り上がって来て、当日がとても待ち遠しいですね。
そして、とても勉強になった左官三昧の一日でした。
技術的な面や鏝やチリ刷毛等の道具についてなど、
普段聞けない貴重な話を沢山伺えました。
見逃せないのがお宝(道具)拝見です。
上の写真の籐で出来たこだわりチリ刷毛の様に、
その日持ち寄るお宝は見事なものばかりで、
登場する度、話が大盛り上がりです。
私にとってとても楽しい贅沢な時間を過ごす事が出来ました。
お世話になりました、上野様、木村様、小沼様、田中様、
本当にありがとうございました。
投稿時間 : 10:53 個別ページ表示
第5回 漆喰・土壁 技術講習会 好評受付中
10月19日(日)開催 富沢建材株式会社
今回は伊勢磨きをテーマに、お伊勢さん名物「赤福」の へっつい の技法を
再現していただきます。
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兵庫県篠山150年古民家再生 伊勢磨きへっつい施工の様子
(この後に見事な伊勢輝きの仕上がりを知る事になるのです)
三重県を代表するこだわり左官、尾崎氏、西川氏、松木氏が、幾重にも手間を掛け
仕上げて行く、あっと驚く究極の技を皆様の目でお確かめ下さい。
当日は、久住章氏、挟土秀平氏にもお越し頂きます。
皆様のご参加をお待ちしております。
詳しくは「富沢建材ホームページ 新着情報」 をご覧下さい。
↑
クリック
※なるべく早目のお申し込みをお願い致します。
投稿時間 : 14:06 個別ページ表示
富沢建材が開催する秋の技術講習会をご案内致します。
10月19日(日) 三重県の伊勢より、
尾崎孝行氏、西川和也氏、松木憲司氏をお招きし、
皆様と伊勢磨きの美しさにたっぷりと浸ってみたいと思います。
三氏の代表的な作品である伊勢神宮門前 「赤福」 さんの
竈 (へっつい) の技法を再現!
長年に渡り、毎年暮れに塗り替える究極の技を、
皆様の目の前で展開して頂きます。
その素晴らしいテクニックをご自身の目でお確かめ下さい。
講習会の内容やお申し込みに付いては弊社ホームページの、
「新着情報 第5回 漆喰・土壁 技術講習会」 をご覧下さい。
皆様のご参加をお待ち申し上げております。
お問い合わせはお気軽に富沢建材?まで
TEL 03 3362 7774
投稿時間 : 16:36 個別ページ表示
榎本新吉 もの作り第二弾
チリ刷毛の次は墨つぼ作りです。
右が小沼充氏が作った墨つぼです。
左の木材が上手く墨つぼに変身するか楽しみですね。
材質は柊(ひいらぎ)の木でとんでもなく硬くてずっしりと重いです。
何年ものか? 迫力さえ感じる榎本親方の逸品。
さあ、製作開始です。
先ずは曲尺、定規等を使って(頭も使って!)寸法取です。
厳しい言葉がマシンガンのようにぶっ放されます!
お手本を見ながら正確にラインを出します。
硬い木なので最初にドリルで穴を開けます。
寸法通りに彫り込むのはノミと金鎚の仕事。
さすがの榎本氏、何を持っても様になってます。
木の固さに泣きが入る事も!
細かい部分は手で削ります。
糸巻き車の位置決めです。
スムーズに回るかどうかはここに掛かってます。
何ィ〜 榎本氏、糸車の穴を手で持って開けちゃってます。
高度な技術の持ち主だから出来る技!?
時間内に完成したのは一人だけでした。
長野県からお越の杉山さんです。
大工さんの技で、手早くしかも綺麗に仕上がりました。
お見事です。
榎本新吉氏のチリ刷毛・墨つぼ作り講習会も終わりに近づき、
総評と質疑応答が行われました。
見た事、聞いた事の無い作業や用語に最初は戸惑いながらも、
一生懸命作業した結果、もの作りの楽しさや、今の左官に必要な
事は何かを少しつかめたような気がします。
何でも買うことばかりのご時世に「自分で作ってみろよ」と、
榎本氏から強力な一喝を頂いた一日でした。
参加者全員が榎本氏の言葉一言一言をしっかりと受け止め、
今後の活動に生かせる内容の濃い講習会でした。
最後に榎本氏が一言、
「皆、一生懸命やってくれて嬉しいよ。ありがとよ。」
何とも心に沁みるお言葉です。
厳しくも優しい榎本氏の人柄に感謝して閉会となりました。
まだまだ教えて欲しい事が一杯あります。
榎本親方、よろしくお願い致します。
投稿時間 : 15:32 個別ページ表示
昨年の9月に「銀座の大津壁」でご紹介させて頂きました、
美味和食処 銀座 「一草」 さんです。
6月28日(土) 平成会の総会が開催されました。
さすがの平成会、何と粋な セッティングゥ〜 でしょうか!
久し振りにお邪魔して美味しいお食事とお酒をご馳走になりました。
ご覧下さい、このカウンター席の美しい佇まいを。
そして、そこにピタリと決まる現代美人の若いオーナー板前女将!
食と居の本物に拘るオーナーの心意気と、それを受けて見事に壁を
仕上げた小沼左官 小沼充氏の技が際立つ至福の空間です。
勿論、総会が盛り上がった事は言うまでもありません。
しかし、その後に起きる事件を・・・誰が想像出来たでしょうか。
楽しい時間はあっと言う間に過ぎお開きとなりました。
心地よい酔いにもう少し大津壁と戯れてみたいと目をやると、
あ゛あ゛ぁぁぁー きっ傷がぁ〜!!
良く見ると結構深いです。
失恋して心が傷付くより、もっとショックかもしれません!
でも、大丈夫です。
平成会と、忍者左官 小沼氏の技を持って見事にメンテナンスして
くれるはずです。
結果は後日お知らせします。
お楽しみに・・・。
投稿時間 : 15:36 個別ページ表示
月刊左官 7月号が出ました。
3月に創刊されてから早くも4号目です。
先月号から北田英治氏の写真が表紙を飾っています。
7月号で特に楽しく読ませて頂いたのは、
漆喰万葉 「津久見みかん小屋観察想像記」 です。
執筆者は津久見在住の津久見世間遺産探偵団、腕利きシェフ、
話も料理も美味しい、加茂恵介氏です。
加茂氏は、津久見を愛しその素晴らしさを体を張って表現してくれる
熱い熱い人間です。
皆さんも読んで頂ければ津久見ワールドへワープしますよ!
その他、左官に浸れる記事が満載です。
弊社でも月刊左官を販売しております。
是非お求め下さい。
投稿時間 : 09:13 個別ページ表示
5月24日(土)
今回で4回目を迎える講習会もいよいよ明日です。
本番に向けて1階倉庫の商品を出して舞台作りが始まりました。
いつもながら平成会の皆様に大変お世話になりながら、
ドタバタ劇で会場作りは進んでいきます。
しかし、毎回見事に上手く雰囲気を作って下さいます。
本業は大工さん!? と思うぐらい素晴らしい。
そうこうしている内に、奥田氏がご到着。
会場を見て頂いた後、早速材料の調合に入られました。
投げスサ仕上げで使う20年物のワラです。
醤油に漬け込んだ物を水に漬けてもどします。
休憩時間も奥田氏にお持ち頂いた写真集を皆で拝見。
その素晴らしい内容に質問が途切れません。
いやー、感じが出て来ました。
普段の商品で埋まった同じ倉庫とは思えません!
今回は、奥田氏の鏝コレクションの一部を是非皆さんに見て頂きたく
展示して頂くことになりました。
トメサラエ鏝だけでもこれだけご用意下さいました。
とても全部は収めきれそうにありません。
時間をかけて丁寧に並べていきます。
奥田氏が鏝を手にした時の表情は限り無く優しく、
まるで赤ちゃんの手を取るように扱われます。
どれほど鏝を大事にしているのか良く分かる一時でした。
さらになんと今回の目玉は、
奥田氏の鏝を使わせて頂ける事になったのです!!
水捏ね用、引き摺り用と1組8丁の取り合わせで、
それを10セット・・・目眩がしたのは私だけでしょうか。
木箱に丁寧に納めて下さいました。
明日使う事の出来る幸せ者は誰だっ。
奥田氏ご持参の京錆土です。
見た瞬間、鮮やかな色合いにビックリ!
同じ京錆でも随分と違う物ですね。
真剣に塩梅を確かめます。
OKが出たところで準備は大方整いました。
朝から皆様ご苦労様でした。
明日もよろしくお願いします。
夜も更けて来ました。
いつものように、誰も居ない会場で一人前夜祭です。
奥田氏の鏝も一人占めです。
明日の成功を祈ってカンパ〜イ!
時間の経つのも忘れて、幸せな一時を送ったのでした。
本番は後日をお楽しみに。
投稿時間 : 17:50 個別ページ表示
ご報告が大変遅くなりましたが、「月刊さかん」 が3月25日に
創刊されました。
※第4回 漆喰・土壁 技術講習会のご案内です。
平成20年5月25日(日) 遂に京都の巨匠 奥田 信夫氏に
お越し頂き、京壁の技をご披露して頂きます。
詳しくは、弊社ホームページ 『新着情報』 をご覧下さい。
土を意識する生活者と左官のための月刊誌として、多くの方に
待ち望まれた新刊です。
「月刊左官」
発行所 株式会社 コーパス
編集長 小林澄夫
定価 735円税込
年間購読料 8.400円
B5版の見やすいサイズで、新しい左官の広報誌として
注目されること間違いなしです。
小林氏の左官愛、生き方そのものを書き記すバイブルで、
初版の「創刊に寄せて」では、小林ファンの凄さを物語る
内容になっています。
左官の情報源として是非皆様にお読み頂きたいと思います。
弊社店頭でも販売致しております。
投稿時間 : 15:20 個別ページ表示
東京 中野 近所の桜
※第4回 漆喰・土壁 技術講習会のご案内です。
平成20年5月25日(日) 遂に京都の巨匠 奥田 信夫氏の
京壁がテーマです。
詳しくは、弊社ホームページ 『新着情報』 をご覧下さい。
めっきり春めいて来ました。
弊社近くの桜の名所をご案内致します。
花曇りの日曜日ではありましたが、多くの花見の人で
賑わっています。
先ずは、JR東中野駅線路際の桜と菜の花の共演です。
さくら色と黄色の見事なコントラストは見ていて飽きません。
ふと気がつくと、後の塀際にはパンジーが咲いていました。
春の街中は綺麗な色が一杯です。
こちらは、神田上水公園です。
小滝橋から東中野駅に向かって神田川沿いに満開の
桜も見事です。
橋の上から東中野駅方面の眺めです。
昼時、あちこちでお弁当も満開です。
どの花も勢いがあります。
やっぱり春は良いですね。
世の中にはいろいろな事がありますが、こうして春の花を
見ていると楽しくなってきて元気が出てきます。
頑張ろうと言う気になりますね。
5月の講習会に向けて全力で準備を進めています。
皆様のご参加をお待ちしております。
投稿時間 : 15:27 個別ページ表示
大分 津久見 かまどの海にやってまいりました。
素晴らしい景色と、美味しいみかん有り、魚有りの、
羨ましい限りのご当地を藤田先生と、浜茶屋燻製工房の
オーナーシェフ、兼、津久見世間遺産研究家の加茂恵介氏に
ご案内を頂きました。
風情のある石垣の通路を進めば、
綺麗にみかんを実らせた木々を見ることが出来ます。
その中によく見ると・・・
あれっ 缶ビールがなっている!!
これは、鳥よけに下げているそうです。
キラキラしたものが嫌いなのだとか。
診療所です。
何かの映画のシーンで見たことが有る様な気がします。
家の門か塀の一部だったのでしょうか、
シャレた石積の世間遺産です。
何やら上に乗っている物は?
サザエの貝殻でした。
飾りで埋め込まれた楽しい作品ですね。
恵介氏はこの様な世間遺産を沢山発見されているそうです。
みかんを出荷する人に、挨拶する藤田先生です。
寒い朝でしたが、みかんの愛らしさに夢中になり心はホット!
しかし、津久見は手作りの良さを思い切り知る事が出来る所ですね。
みかん、三和(たたき)、かまど、石垣の塀etc
自分に大きく欠けているものは何かを考える機会を頂きました。
続く。
投稿時間 : 17:23 個別ページ表示
このところ何をしていたかと言うと?
(※お知らせ
鏝サミットは都合により、しばらく休止させて頂きます。
次回開催は改めてご案内い申し上げます。。
鏝の修理等は従来通り承っておりますのでよろしくお願い致します。)
夢叶って大分の津久見、世間遺産の町へ行ってきました。
九州の東部に位置する津久見は、みかんと石灰・セメントの街です。
切り取られた石灰岩の山「水晶山」の麓に繰り広げられる石灰、セメント産業は、
日本を背負って来た歴史を物語る迫力の世界でした。
石灰岩を積んだトラックの後ろ姿からも、その活力を感じます。
おっと、セメント町と書かれたバス停です。
本当にセメント町ってあるんですね!
何かとっても身近な町に感じて嬉しくなりました。
山裾に作られた、石灰を焼くかなり大きな釜です。
石積みで出来た昔のもので当時の石灰産業の様子が想像出来る世間遺産です。
津久見湾を眺めながら山へ向かえば・・・
そこには、写真家で、「鏝絵放浪記」 「藁塚放浪記」 「世間遺産放浪記」の著者
藤田洋三先生の世界が待っていました。
温暖な気候を利用して昔からみかんの栽培が盛んに行われているところで、
樹齢800年と言われている珍しい古木も、おいしいみかんを実らせ続けています。
労力を使って山の傾斜地に石を築き上げたみかん畑です。
山の上まで至るところに石積みされた段々畑が広がっている様子は圧巻です。
姿を現した「世間遺産放浪記」の中でトップに紹介された
みかん小屋です。
感激です!
よくぞ山にしがみつくように建っているこのみかん小屋は、
みかんを作っている方々が自分たちで建てた手作りの小屋なんです。
石を運び上げ、積んでは三和(石・石灰・土を混ぜた現代のセメントモルタル)
で塗り付け組み上げて作ったのでしょう。
心を込めてみかんを美味しく熟成出来るように考え尽くされた構造です。
山の斜面に沿って半地下にしてあるのは、土中のバクテリアがみかんの
熟成を促すためだそうです。
愛媛みかんの出荷最盛期を過ぎるまでこの小屋にみかんを温存し、
美味しくなったところで一斉に出荷するとか・・・。
津久見の人の技と知恵の素晴らしさを実感しました。
山の上まで伸びるケーブルカーのようなみかん運搬機で、今ではつかわれていせんが、
これも素晴らしい世間遺産です。
みかん畑一つ一つにそれぞれのオリジナルみかん小屋が建っています。
こちらは、石灰や土を使っていない石積みだけで建っている珍しい小屋です。
どれを見ても可愛らしい思わず抱きしめたくなる小屋ばかりです。
この子?達は、この一帯に沢山あって、まだ発見されずにひそかに眠るものも
あるとか。
小屋ばかりではなく、擁壁や住宅の外壁などその石積みの技術が生かされて
いました。
目にするもの全部違う美しい出来映えで、思わず見とれて
暫しそこから離れがたい心境になります。
一本一本の路地がこの様な味のあるこだわりの世界です。
昔使われていたみかんを入れて小屋に仕舞って置く箱がありました。
プラスチックのケースばかり見慣れている私達には、何とも考えさせられる
出会いです。
木の箱ってさぞみかんにとって居心地が良かったのではないでしょうか。
みかん箱って(りんごも)・・・少し前まで木で出来てましたよね!?
それが、勉強机だったりして。
こちらは、スケールの大きいみかん小屋です。
大量にみかんを作っていたのでしょう、2階建ての作りで通気などに
かなりの工夫が見られる構造です。
デザインも意識した綺麗で明るい壁面で、三和(石、石灰、土を混ぜた現代の
セメントモルタル)が作り出す強くて優しい建造物です。
歩いているうちに、南イタリアのアルベロベッロの町を思い出しました。
両方の町の手作りの雰囲気に共通するものを感じた幸せな散策です。
漁師が使う魚網を柿渋で炊いた、三和(石・石灰・土)で出来たかまどです。
非常に強度があり、昔の技術の高さを知る世間遺産です。
さらに散策していると、おっと何か日干しをしています。
大根でした。
天日干した切干大根は実に美味しい!
実は昨晩お世話になった美味処で自家製をたっぷりといただいおりました!
この土間も、本物の三和(たたき)です。
ご覧下さい、綺麗に梅が咲いています。
人工的なコンクリートブロックや金属、化学製品の塀や家に囲まれた梅の花と
何か大きな違いがあると思いませんか?
地場の自然素材を使って、先人の知恵と技で作られた建造物は、より津久見の
梅の花を引き立てているのですね。
大きな感動と本物は何かを改めて考え直すチャンスをいただきました。
お世話になった、藤田先生、恵介さん、ありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
取り敢えずのご報告 第1弾、後をお楽しみに!
投稿時間 : 18:52 個別ページ表示
2月7日(木) イナバ物置柏工場で、(株)イナバ製作所様と群峰工業(株)様の
合同勉強会が開催されました。
昨年同様に、設備の整った素晴らしい会場で1日スケジュールびっしりの
勉強会です。
内容は、製品説明・工場見学・イナバ物置スタッフによる
分かり易い販売方法の寸劇・物置組立競争のアトラクション・
恒例の100人乗って記念撮影・販売促進の提案と盛り沢山でした。
最初に雪の積もる中庭に出て何をするのかと見ていると、
ああぁぁぁ!
イナバ製作所の悪い社員?が出て来て、いきなり物置を倒してしましました。
↓
(本当は優秀な社員)
100人乗っかるだけでは飽き足らず、転倒しても壊れませんと楽しそうに
やっていました。
なるほど、起こしてみると扉が外れたり全体が歪んだりする事も無く
構造自体しっかりしている事が証明されました。
展示ブースでは大勢の人の目を引く新しい提案がディスプレイされています。
バイク好きには注目の、バイク保管庫の展示です。
愛車を盗難やいたずらから守るだけでなく、楽しめる空間を
提案している事に新しい方向性が感じられました。
さて、お楽しみアトラクション 物置組立競争です。
スタッフによるルールの説明です。
イナバ物置組立チャンピオンの虎谷氏1人に対し、6人1チームの数組が挑戦します。
スタート前の準備運動をする虎谷氏です。
余裕を感じる後ろ姿ですね。
いよいよストップウォッチスタート!
虎谷氏のスーパーテクニックを追いかけます。
ここまでは6人チームの方が早いのですが・・・
ここからペースが上がってきます。
手足、膝、肘、口、使えるものは全部使って早い早い!!
インパクトドライバーの扱い方は必見です。
口にくわえたビスを瞬時に締め付ける様子は、
まるでインパクトドライバーが喜んで尻尾を振って
遊んでいる様に見えます。
扉をセットして完成!
「13分23秒」 素晴らしいタイムです。
でも虎谷氏、今一つ納得がいかないのか、
この三本指は何を意味するのでしょうか?
きっと、あと3分は縮められると思っているに違いありません。
額には、きらりと美しい汗が光っていました。
話は変わりますが、こだわりの昼食です。
イナバ製作所柏工場専属のシェフが腕を奮って調理するお料理は、
まいう〜 (うまい) の一言。
もしかして、工場の皆さん毎日この様な昼食を食べているのかなぁ?
だから素晴らしい物置が作れる訳ですね!
そして、またまたサプライズ。
今回のお土産は、名店 「桂新堂」 の素材と味ににこだわる、
美味求真の 「えびせんべい」 です。
社に帰り早速袋を開けてみると、
あら驚き・・・。
やられた〜
ここまでやるかの嬉しい驚きの えびせんべい です。
100枚食べても大丈夫!!!
弊社のイナバ物置の展示です。
昨年の講習会でご指導を頂いた事を生かし、明るいイメージで
上手く展示が出来ないかと、群峰工業 杉本様、
イナバ製作所 虎谷様にご相談させて頂きました。
その結果、狭いスペースに、タイプ、サイズ、カラーを出来るだけ多く
表現する為に、斜めに重ねて展示する事にしました。
お陰さまで販売台数は上向きです(嬉)
杉本様、虎谷様に感謝感謝です。
今年もとても充実した勉強会でした。
柏工場の素晴らしい環境と設備の中で学べた事と、
何より群峰工業様、イナバ製作所社員の皆様の、
誠意と熱意がとても感じられる内容でした。
こうやってセールスするんだと教えて頂きました。
勿論、100人乗っても大丈夫の記念写真も楽しみです。
いつか本当の100人乗っても大丈夫に参加するぞ!
(その本当の意味はお目に掛った時にお教えしましょう)
イナバ製作所の創業者が残した、物作り精神が生きづく最高の
勉強会でした。
ありがとうございました。
投稿時間 : 10:06 個別ページ表示
1968年から40年、左官や左官職人と接してきた 小林澄夫 氏が、
「壁と壁の未来のために」編集長としてあらためて責任編集する
「月刊さかん」 が、2008年3月誕生します。
その先駆けとして、今後の左官・塗り壁の発展の為
「月刊さかん」 創刊を祝う会が開催される運びとなりました。
塗り壁の文化的価値を社会に向けて積極的に発信する
左官のドキュメント、待ち望んでいた左官専門誌の創刊です。
左官の未来の為、「月刊さかん」 を応援して行きたいと思います。
左官様、工務店様、設計事務所様、建材メーカー様や建材店様、お施主様、
すべての左官・塗り壁に関わる多くの皆様に是非ご参加頂きたく
ご案内申し上げます。
詳しくは、
日本建築仕上学会事務局 03 3798 4921
もしくは弊社 03 3362 7774 までお問い合わせ下さい。
投稿時間 : 12:10 個別ページ表示
2月16日(土) 第14回鏝サミットを開催します。
塗り付け作業が、どうも思うようにはかどらない。
今使っている鏝が使いにくい。
柄が壊れた。
先が反っている。
など、調子の悪い鏝も 「東京金広」 がその場で修理致します。
バランスを調整するだけで蘇ります。
榎本新吉氏のモデルを展示しております。
榎本氏の一番弟子で、若きカリスマの小沼左官様が所有する物で、
究極の鏝を手にとってご覧になれます。
70年ほどの歴史を持つ通し鏝です。
これは、榎本氏が師匠の山崎氏から譲り受けた物で、
暫く三重県の方へ度していたのが戻ってきたのだそうです。
一尺の迫力ある姿は圧巻です。
是非ご覧下さい。
26日(土) 午後1〜5時 皆様のお越しをお待ちしております。
投稿時間 : 09:06 個別ページ表示
(株)梅彦様が新春に 「塗り壁と石」 の新カタログを発行されました。
手間暇かけたカタログ作りは定評のあるところで、他社も見習う
充実の内容です。
、
今回は 「町屋の粋」 に拘った素晴らしい出来映えになっており、
304ページに及ぶ各種商品案内や、分かり易い写真解説付の
施工マニュアルなど、使い勝手の良い素晴らしいカタログです。
そして、その中に弊社も紹介していただきました。
「施主の感性、巧の技が息を吹き込む 至福の天然素材 土 」
見事に表現された内容に感謝、感激です。
これにお応えするべく、左官様の塗り壁のお仕事にお役に立てるよう
頑張る所存です。
カタログについては弊社までお問い合わせ下さい。
(株)梅彦様 ありがとうございました。
お知らせ:今月の鏝(コテ)サミット1月19日は都合によりお休みします。
投稿時間 : 15:16 個別ページ表示
あけましておめでとうございます。
綺麗に掛かった虹です。
良く見ると上にも2重に掛かっています。
今年は2重に良い年になるよう頑張ります。
本年もよろしくお願い申し上げます。
投稿時間 : 09:21 個別ページ表示
今年も大変お世話になりました。
沢山の事を学ばせて頂いた1年でした。
皆様に感謝申し上げます。
来年は東京タワーのようにしっかりと足を地に着け、
石灰と土を学んで行きたいと思います。
それでは皆様、良いお年を!
投稿時間 : 09:56 個別ページ表示
滋賀県安土に創業100年を超える竹材の老舗、
(有)竹松 さんが有ります。
今回、滋賀の小林左官様のご紹介でお邪魔して来ました。
このあたりは良質な竹の産地でごらんの様な竹林が沢山有ります。
会社に伺うと加工済みの竹材がもの凄い量置いて有ります。
(有)竹松様 は竹小舞材料、造園用の竹垣の製造販売や、
多方面の竹製品の製造販売を行っています。
さらに、竹の強さを高めた炭化竹の研究開発も行われ、
竹材の未来を創造する会社です。
早速、取締役の田邊氏にご案内を頂きました。
この様に何ヶ所かに分けて置かれた竹は質と年数により選別して
寝かされ、加工出荷を待ちます。
一番手前から2年、3年、4年物だそうです。
節の部分で判断するそうで、とても見極めが難しく
かなりの経験が必要だと思いました。
長年使い込んだナタです。
これを使って伐採から枝落とし、竹割りまでこなす万能ナタです。
枝落としのテクニックも凄いです。
いきなり刃で落とすのではなく、落ちない程度に右から左に刃を入れ、
次に、ナタの背を左から右へ返すようにして落とします。
こうする事で落とした切り口が鋭角にならない様にするそうです。
怪我防止の技ですね。
あれ、この穴は何だ?
堀こたつじゃないけれど、この様に座って竹を割る作業穴?なんです。
細身のナタでトンと竹の元を割ったかと思うと、
その割れた部分に埋め込んであるパイプを挟んで前に押し込んで
行きます。
お見事、瞬時に真っ二つに割れます。
あまりの早業に何が起きたのか皆唖然とします。
そして、それをさらに細くして行きます。
同じようにナタで割れ目を入れると、
直ぐにパイプを挟み込み前に送り出します。
面白いように見事に均等に割れて行きます。
スルスルと先へ送り込むと、
あっと言う間に、ビックリの長さになりました。
その早業に脱帽です!
田邊氏の手を拝見すると、まるでグローブの様な年期の入った
固い手でした。
久住親方の手が綺麗で可愛く見えたのは気のせい?
実は最近の久住親方の手にはペンだこが出来ているらしいです!!
工場に戻り、色々な機会も見せて頂きました。
2カ所有る大規模な工場では最新の設備や機械が、
所狭しと並んでいました。
これはその一つで、竹を瞬時にどの様な巾にでも均等に、
割ることが出来る機会です。
刃の部分は3枚割から12枚割まで各種有ります。
先ず左の刃の部分に竹の位置をを合わせながら右の受けを、スイッチを
入れて刃に向かって近づいて来るのを待ち合わせます。
受けが刃に向かって進みます。
最後まで押し込む様に移動します。
この様に反対側から指定通り均等に割れた竹が押し出され誕生です。
細身の竹から太目の物まで小舞用のサンプルを作って頂きました。
それぞれ8枚割りの割れ竹です。
後日弊社に展示予定です。
こちらは、炭化竹を製造する器械装置です。
このタンクの中で蒸気による炭化製造が行われます。
特殊圧力釜で蒸す事により従来竹が持つ強さを、
更に何倍にも出来るそうです。
ご覧の様に極端に内側の曲げを行ってもビクともしません。
何度も繰り返されその凄さに目を見張ります。
将来この炭化竹を竹小舞の部材として使える様になれば、
強固な壁が出来る事は間違いありません。
竹の素晴らしさ、本物の良さを実感させて頂いた一日でした。
この様に、(有)竹松 さんは創業100有余年の歴史を生かし
日々研究され、竹の良さと可能性を皆さんに伝えるべく、
将来に向けて役立てるように頑張っておられます。
我々も竹の事をもっと勉強してお手伝い出来るよう精進致します。
(有)竹松 田邊様、お正月のお飾り作りで大変お忙しい中
ご指導を頂きありがとうございました。
ご同行頂いた久住章様、小林澄夫様、ありがとうございました。
投稿時間 : 12:30 個別ページ表示
12月15日(土) 第12回鏝サミットを開催しました。
お陰様で昨年から始めた鏝サミットも1周年を迎える事が出来ました。
これもお客様と東京金広様のお陰です。
年末を迎え何かと気忙しい第3土曜日ではありましたが、
無事に準備完了。
室内にも小沼氏所有の榎本新吉モデルの鏝を展示しました。
修理コーナーにはフレスコ画家の、御正(みしょう)さんが
学生時代から使われている鏝の調整に来て下さいました。
東京金広さんの素早い動きに目を奪われます。
さあ、榎本さんがお見えになり左官トークショウの始まりです。
伊豆松崎町 第8回全国漆喰鏝絵コンクールで、
最優秀作品に選ばれた 「飜波式衣文」 の作者
鈴木真由美さん(中央)にも来ていただきました。
「鏝絵の事なら真由美さんに聞きな」 と榎本氏に言われ、
弊社所有の鈴木さん作品 「のぼり鯉」 を前に、
鏝絵の講習会です。
手間暇のかかる行程に左官の技術と道具も活かした秀作です。
説明に聞き入る皆さんも熱心です。
榎本さん今度は墨壺を取り出し使い方の伝授です。
「この使い方分かるかい やってみな」
「分かんないだろ こーやんだよ!」
「目つぶってたって出来らー!!」
と、ぶっ放しまくります。
確かに針に壺糸をくるくると巻き付け、針先まで来ると
プツンと音を立ててピタッと止めます。
「こうして打つんだよ」
なーるほど、素晴らしい。
言葉と手先が見事に決まります。
教える事なんか無いよと言いながら・・・。
「ほーら なぁ」 って、
いつも通り最後にチャーミングな笑顔で決めてきます。
榎本節の基本的なパターンに周りも真剣になったり笑顔になったり。
今年最後のイベントも榎本さんで盛り上がりました。
榎本さん、鈴木真由美さん、東京金広さん、ご参加頂いた皆様、
年末の忙しい中にも拘わらずありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
投稿時間 : 16:51 個別ページ表示
11月23〜25日、東京セメント建材協同組合の青年部員とOBを含む
12名のメンバーで、北京の建材市場やマンション・オリンピック建設現場の
状況を視察に行って来ました。
北京上空、遂に来ました中国3000年の歴史の舞台です。
北京空港では至る所でオリンピックムードが溢れ、
歓迎のディスプレイがいっぱいです。
空港から市内へ向かうと、直ぐに建設現場のラッシュになります。
大きなテレビ局の新築現場で、傾いた不思議な形は文字を
表現しているそうです。
次から次に新築のオンパレードです。
マンションの売れ行きも最高潮だとか!
オフィスビルでしょうか、この様にかなり思い切ったデザインの
建築も目に付きました。
高層ビルもこの通り!
キラキラしてました。
車窓から目に飛び込むのが、親しみを感じずにはいられない
建材店の看板です。
金物類がお得意のお店のようです。
結構多くの建材店が目に付きます。
建築ラッシュの凄さを物語る羨ましい眺めです。
北京支店でも出すか?
この後、とんでもなく大きな建材センターに行きました。
残念ながら写真は×だったのでご紹介出来ませんが、
あらゆる建材や家具、電気製品等、住宅に必要な物は
何でも揃う感じです。
石材を見てみると我々も良く販売する中国白御影石など驚く程安く、
輸入のコストが如何に大きいかを思い知らされました。
100円ショップ?
いや、32円ショップです!!
ホテルは、長安戴斯大飯店(デイズホテル&スイートペキン)です。
☆☆☆☆ホテルで快適でした。
翌朝のホテルからの眺めです。
今朝はかなりモヤっていますが、よく見れば周り中クレーンが
立ち並んでいます。
旧市街の一部を除き、かなりの部分で高層の建築が
出来ています。
そして、現場の周りは活気溢れる人の動きが有ります。
こちらでは、屋台まで出ています。
通勤の様子です。
昔は自転車が溢れていたそうですが、現在は自動車や地下鉄の普及で
めっきり減ったそうです。
鉄くずをどうやって積み込むのか・・・
満載で走るビックリの自転車トラック?
これから万里の長城へ向かいます。
そこで、もう一つビックリ・・・
積み過ぎ? 積み方にも問題が?
突然の渋滞は荷崩れが原因でした。
北京交通情報を少々。
信号の無い交差点は我先に強気で突進、絶対に譲らない。
クラクションはちょっとした事でも沢山鳴らす。
交通整理係りの指示には従わない。
そして、とんでも無い過積載も多々お見受けしました!
と言う訳でドライブを楽しんでいるうちに、
万里の長城に着きました。
感激の世界遺産です。
テレビや本で見ていた長城に立っています。
ここは長城の中でも八達嶺と言う所で最大級のポイントです。
想像を超えたスケールに言葉もありません。
どうやって作ったんだ?
お巡りさんに聞いてみましょうか。
もやが掛かってはいましたが、その迫力は圧巻です。
それにしても登ったり下ったり、急だったり結構大変でした。
乱れる呼吸に体力の無さを実感しながらほぼ最高地点に達する事が
出来ました。
土の日干しレンガで出来た長城は、周の時代に北方の異民族侵入を
防ぐ目的で建造されました。引き続き秦の始皇帝が西へ延長し、
明の時代まで東西全長6.000?の堅牢な長城を2.500年かけて
築き上げてきたものです。
膨大な費用と数百万人の民衆が労働者として酷使され、多くの犠牲を伴い
ながら建造された長城は歴史物語の証人として今に息づいています。
2日目の研修と観光も終わり夜になりました。
北京の光城!
見事なイルミネーションで飾られたビルです。
1420年創建の前門(正陽門)です。
世界最大級を誇る城門で、以前は皇帝・皇族のみが通れる
専用門でした。
冷たい空気の中で綺麗に映える姿は圧巻です。
北京の夜も大迫力です。
翌日、あの天安門広場へやって来ました!
見て下さいこの大パノラマ!
中央に高くそびえるのは37.94mの人民英雄記念碑です。
新中国設立に殉死した人々を追悼する記念碑で、毛沢東が記した
「人民英雄永垂不朽」(人民の英雄は永遠に不滅である)の金文字が
輝いています
人民大会堂です。
日本の国会に当たる所で、ニュース等で見る全国人民代表大会が
開催されます。
もの凄く大きい建物です
国旗掲揚台です。
毎日衛兵による、中国国旗 五星紅旗 の掲揚と降揚式を
日の出と日没に行います。
日中も掲揚台の下には衛兵が2人直立不動で警備をしています。
公安がとても多いです。
そして、天安門です。
余りにも有名な、1949年10月1日に毛沢東が中華人民共和国の
成立を宣言した所です。
現代中国の象徴として高さ33.7m、間口57.1mの構える様は
実に壮観です。
天安門をくぐると午門が表れます。
故宮博物院へと入って行きます。
故宮博物院 紫禁城は、東西753m。南北961m、総面積72万?、
約9000室を有する広大な宮殿です。
この様な大きな4つの門をくぐり抜け宮殿まで向かいます。
またまたウォーと唸る大きさです。
ここまでで何度大きい、凄いと声を発声した事でしょう。
この最初の午門を通り抜ける3つの通路の中央は皇帝専用、
右側は皇族・公爵用で左側は官僚陽の通路でした。
世界中から、中国全土から人が集まる宮殿です。
中国の旗を持って記念撮影、「イー アル サン」と
あちらこちらで声がします。
どの国でも笑顔が一番ですね。
休憩をしている間、次々と色々な国の人が通り過ぎて行きます。
お土産やさんも人だかりが出来てます。
突然、大きな号令が掛かりました。
ビックリして振り向くと、
衛兵が現れて任務交代?の儀式が行われました。
その動きは素晴らしく統制のとれた凛々しいものでした。
やっと宮殿(太和殿)に来ました。
どうですかこの広さ、宮殿の大きさ。
ラストエンペラーの映画のシーンを思い出します。
宮殿の中には皇帝のみぞ座れる玉座があります。
この広さと大きさは中国の国土のスケールを物語っている様に思います。
来年8月に北京オリンピックが開催されます。
鳥の巣と呼ばれるメインスタジアムの国家体育館です。
音響、光線、電信技術を駆使し、芸術性に富んだ開幕式が
行われる予定です。
北京市全体が至る所で開催に向け準備を進めています。
その勢いが人々の熱気となって立ち登っているのが分かります。
オリンピックで変わる北京の街の益々の発展を期待せずには
いられません。
青年部の皆様のお陰様で、大変有意義な勉強をさせて頂きました。
今回お世話になったJTBの宮田様、現地ガイドの張様、
そしてご一緒させて頂いた皆様、大変お世話になりました。
沢山の思い出を頂き感謝申し上げます。
またご一緒出来る日を楽しみにしております。
ありがとうございました。
追伸:グルメ編は後日アップします。
投稿時間 : 15:15 個別ページ表示
10月28日(日) 平成会の皆様にお手伝いを頂き、
来週末に迫った 第3回 漆喰・土壁 技術講習会用の
塗り壁パネルを制作しました。
日曜日にも拘わらず朝から作業開始です。
今回は、塗り壁パネルの枠作りからお願いしました。
額縁用の材木にカンナを掛けます。
ウン・・・左官屋さんなのに電気カンナを持ってるんだ!
なんて、驚いている間に、
長い間外に出し放しだった垂木が・・・
こんなに綺麗になりました。
更に面を取ったりペパーを掛けたりして額縁に使う訳ですね。
今回は、3×6板コンパネを3枚貼り合わせた大きい物を作る為、
補強材もしっかりと組み立てます。
仲良しの皆さんは、額縁の組み方も適度にもめながら?
正確に仕上げて行きます。
トメの部分も小さいカンナで削ります。
あれ!
どんだけ〜 大工道具を持ってるんだ!!
まるで大工さんの様な仕事ぶりに驚くばかりです。
額縁の仕上げには丁寧にニスを塗ります。
これによって綺麗になるだけでなく、養生する時に貼るテープを
剥がしてもささくれが出来ないそうです。
なるほど。
今回の下地の材料は軽量サンドモルタルを使います。
クラックや浮きを防ぐ為フェルトとメタルラスを貼ります。
ハンマータッカーで釘を打ち込んでいきます。
軽量サンドモルタルを塗り付けます。
鏝さばきはさすがで、あっという間に塗り付け完了。
綺麗に塗上がりました。
かなり丈夫に作ったパネルは4人掛かりでやっと移動します。
いやー 大きいですね。
完成したパネルの前で、
左から、
山口巧芸舎 山口氏
小沼左官 小沼氏
(有)木村左官工業所 木村氏
上野左官 上野氏
平成会の中心的メンバーで、これからの左官業界を
背負って立つ名人達です。
皆さんの今後のご活躍が楽しみです。
お忙しい中、お手伝い頂きありがとうございました。
って思ってたら、
「そんなの関係ぇーね〜」 とやってくれました。
少々心配になるのは私だけでしょうか!
お陰様で大きなパネルが立派に出来上がりました。
このパネルに、挾土 秀平氏がどの様なパフォーマンスを
見せてくれるのでしょうか。
主催者としてもとても楽しみです。
今回も多くの皆様にお申し込みを頂いております。
挾土氏の魅力をタップリと見て頂ける様に準備を進めておりますので
ご期待下さい。
スタッフ一同お待ち申し上げております。
投稿時間 : 12:38 個別ページ表示
第3回 漆喰・土壁 技術講習会 締切のお知らせ
定員締切 ありがとうございました。
お陰様を持ちまして、11月10日(土) 開催予定の
挾土 秀平氏による漆喰・土壁 技術講習会の
お申し込みが200名定員になりましたので、
締め切らせて頂きます。
多くの皆様のお申し込みに感謝申し上げます。
当日に向け、挾土氏と平成会の皆様にご協力を頂き
準備を進めておりますのでご期待下さい。
皆様に喜んで頂ける講習会になるよう頑張ります。
それと・・・↓
本日の毎日新聞 10月29日(月) 朝刊
「くらしナビ 住まい Living」 に、
漆喰の記事が載りました。
弊社も紹介して頂きました。
漆喰の良さがご理解いただければ幸いです。
ありがとうございました。
投稿時間 : 10:18 個別ページ表示
飛騨高山の 「職人社 秀平組」 挾土秀平氏の現在建築中の
迎賓館をお尋ねしました。
その建物は、高山駅近くに建っていた築100年の洋風建築の
豪邸で、それを挾土氏所有の1700坪の地所に移築しています。
挾土氏がここ数年没頭している大事業です。
それは見事な建築で、当時の高山の高度な木工技術を結集して
建てられた事は容易に想像出来る秀作です。。
中央のマントルピースはその風格に圧倒されます。
さらに驚きは、天井の四方周り縁に施されていた蛇腹引き
の装飾です。その大きさと左官技術の凄さに言葉を無くします。
そしてその蛇腹を復元する訳ですから、これまた気が遠くなるような話し!
裏側を見ると木摺(きずり)の構造を組み込んだ工法で出来ています。
ガッチリと食らい付いた漆喰は100年経った今も、
強度を保った素晴らしい物です。
ふと見ると漆喰が塗り付けられる木摺の板が外して立てかけてありました。
さらに近づいて見てみると・・・。
アレッ? 麻だ!
「チリトンボ」が打ってあるのに気が付きました。
そうです。
「チリトンボ」を使ってしっかりと補強してあります。
それにしても見て下さい。
この100年前の生き生きとした麻を!!
100年前の麻のアップです。
引っ張っても強い繊維質を保っています。
施工した当時の状態がそのままで、「チリトンボ」として
頑張っていたのですね。
こちらは、現在の「チリトンボ」です。
比べて見てもあまり変わりがありませんが、
むしろ、今の方が麻の質が弱い?
なんて感じてしまうほど100年経年した麻は凄いのです。
この様に貴重な発見やデータに基づいて、挾土氏の集大成である
迎賓館は着々とじっくりと完成に向けて進行しています。
本物を知る男が作り出す世界はどんな風になるんだろうと・・・。
きっとまた、大騒ぎになると思っているのは私だけでしょうか。
あ〜、完成が待ち遠しい!
やさしい カリスマ左官 挾土秀平様、ありがとうございました。
投稿時間 : 09:32 個別ページ表示
第3回 漆喰・土壁 技術講習会のご案内です。
11月10日(土) に、挾土 秀平氏をお招きして開催します。
詳しくは、弊社ホームページ 「新着情報」 をご覧下さい。
カリスマ左官 挾土 秀平の技を直に見るチャンスです
是非皆様のご参加をお待ちしております。
好評受付中!
早目のお申し込みをお願い致します。
投稿時間 : 08:53 個別ページ表示
昨日9月2日(日)
京都左官協同組合青年部 結成50周年記念式典が
京都ホテルオークラに於いて盛大に開催されました。
当日受付後に迎えていただいたのは、さすが京都ならではの
京都左官協同組合婦人部の皆様のお茶のご接待です。
歓迎の京都のお菓子とお茶のお持てなしに緊張しました。
式典は、倉 卓也 青年部長様の心のこもったご挨拶から始まりました。
その後、記念シンポジュームが開催されました。
コーディネータは 佐藤ひろゆき氏
パネラーは 久住 章氏
浅原 雄三氏
奥田 信雄氏
テーマは 「壁の心」 塗り壁の過去、現在、未来
このメンバーが一同に会してのシンポジュームなんて滅多にありません。
わくわくしながら始まりを待っていると、さあ始まり始まり〜。
これからの若い左官の方々に伝えたい事を中心に、
濃い〜内容のお話が展開して行きます。
久住氏 「土壁の良さが京都から発信され、今ヨーロッパに
広がろうとしていて、日本の鏝が毎年千丁近く
ヨーロッパの国々へ輸出されています。
聚楽の本質を知ることで、塗り壁すべてにおいて
対応できます。
技術に対し真摯に! 大事な事を大切に!」
浅原氏 「先達の話を良く聞きましょう。お昼休みでも、
お茶の時間でも、皆が一緒になって親方を囲み
語り合うことが技術の進歩につながります。」
奥田氏 「京都の壁が如何に優秀か、如何に凄いかを皆さんと
立証して行きたいと思っています。
親方の塗った壁を無条件に尊敬することです。」
佐藤氏 「自分で懸命に学んだことを、次に弟子や後輩に教える
ことが一番の勉強になります。」
カリスマ左官の皆さんの熱き言葉が身に浸みた
シンポジュームでした。
祝宴では、伊吹文部科学大臣をはじめ蒼々たる列席者が揃い
大変な盛り上がりでした。
左より、小林氏、浅原氏、久住氏です。
何と弊社の第1回 漆喰・土壁 技術講習会に参加して下さった
アメリカ人のエミリーさんです。(中央)
その後、京都で勉強されていることは聞いていましたが、
お目に掛かれるとは嬉しい限りです。
彼女は日本の土壁や漆喰の魅力に引かれ、
母国にその良さを広めたいと京都の地で勉強に励んでいます。
素晴らしいですね。頑張って下さい。
心から応援しております。
最後に奥田氏の印象的だったお言葉をご紹介します。
「自分が塗った壁は、はたして伝統工法に値するのか、
いつも自分自身に問いかけています。」
奥田氏の技を持ってしても出てくるこの言葉!
重みがあります。
名人ゆえ持つ飽くなき探求心に感激するばかりです。
奥田氏は真剣に良い土壁を伝承することを心から思っておられます。
日本を代表する土壁の本流京都を実感した50周年記念式典でした。
奥の深い伝統の世界をもっと知りたくなりました。
京都左官協同組合 青年部の皆様、ありがとうございました。
今後の益々のご発展をお祈り申し上げます。
投稿時間 : 14:34 個別ページ表示
ご案内 詳しくは クリック!
↓
11月に 第3回 漆喰・土壁 技術講習会を、 挾土 秀平氏をお招きして開催します。
皆様のご参加をお待ちしております。
さあ皆さん、9月になりました。
今月も頑張りましょう!
そこで、毎月開催している 「鏝サミット」 のお知らせです。
上記ご案内の通り、
今月は第3土曜日の15日に開催します。
どんな事をしているかと言うと・・・。
先日は千葉県から太田左官様が愛用の鏝をお持ちになり、
バランス調整と柄の付け替えを頼まれました。
東京金広さん、早速に仕上がりの希望を聞き出します。
ここからが腕の見せ所、口と作業の同時進行で何しろ早い!、
まずは、叩いて削って鏝表のゆがみを直しバランス調整をします。
そして柄の付け替えです。
使う人に合わせた高さ角度をピタッと決める技は見る価値あり。
出来上がった鏝をにぎり納得の太田様です。
希望通りに生まれ変わり喜んでいただきました。
現在お使いの鏝で使い勝手が悪く何となくしっくり来ないとか、
先が反ってきた、踏んで曲がってしまったなどありましたらお持ち下さい。
その場で見事に生まれ変わります。
是非ご利用下さい。
もちろん、多種多様の鏝も揃えて特別価格でご提供いたします。
皆様のお越しをお待ちしております。
投稿時間 : 09:54 個別ページ表示
ご案内 詳しくは クリック!
↓
第3回 漆喰・土壁 技術講習会を、 挾土 秀平氏をお招きして開催します。
皆様のご参加をお待ちしております。
さて、今回は弊社にとって大変有り難い掲載をしていただいた本をご紹介します。
それは、(株)ワールドフォトプレス様の 「古民家スタイルNo8」 です。
空間に古材をいかす古民家の再生、暮らしの再生と題して、
古民家再生住宅の紹介、古民家に出会える場所、
古民家の食事処など綺麗な写真で紹介されています。
そして、P102・103 には、弊社を紹介していただき、
漆喰壁の良さを自分なりにお話させていただきました。
これを切っ掛けに良い住宅を建てていただく為、少しでも多くの
皆様のお役に立てるよう頑張る所存です。
その他、古材パーツショップガイドや、古民家・相談窓口など
魅力の情報が満載です。
(株)ワルドフォトプレス様では、
リビングスフィアシリーズ
「生き方と暮らしのかたちをまるごとつかまえた。
家ってこんなにおもしろい。」
ワールドムック
古民家スタイルシリーズ
など、住宅に関する多くの書籍を発売されています。
それぞれが濃い内容であると同時に、即役に立つ実用書として
皆様に読んでいただけると思います。
この様に良い本を沢山作っていただくのは素晴らしい事だと思います。
その豊富な写真や情報をビルダー側だけでなく、
お施主様にもご覧いただき、こだわりを持って
良い家作りを進めていただければ幸いです。
私共は、本物へのこだわりを持ってそのお手伝いをさせていただきます。
「古民家スタイル No8」 1.800円
弊社でも店頭販売しております。(全国書店でも好評発売中)
(株)ワールドフォトプレス様、ありがとうございました。
今後もご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
投稿時間 : 10:42 個別ページ表示
昨年ご紹介した究極の商品がやっと入荷しました。
石州左官の名工 品川清志氏 作 「紫檀の罫引き」 です。
見ただけでは、これは何だ? と思われる方もいらっしゃるでしょう。
罰引きとは、壁などのチリ際の木に塗厚を決めるための線を引く道具です。
特に厚く塗る場合には重要な役目をします。
作者の品川清志氏は、現在兵庫県加古川市在住の品川兄弟のお兄さんで、
一級左官技能士、職業訓練指導員、施工管理者と幅広く活躍されています。
手先の器用さは天下一品!
本体からステンレスの止め金まで、全て手作りの究極の罫引きです。
良い職人さんに良い道具。
だから素晴らしい仕事が出来るのですね。
見ているだけでうっとりする、実際に使うのがもったいないような
美しい出来映えです。
装飾品として飾って置くのも良いですね。
このように線を引きます。
柱などを傷つけずにキッチリと角出しが出来ます。
その他、品川兄弟が作る漆喰押さえ鏝など数々の素晴らしい道具は、
高度な技術力と卓越した塗り壁仕事から生み出される作品で、
真剣に仕事に取り組む結果の産物です。
どれもが最高の仕上がりを約束する逸品です。
良い道具を皆さんに広めてくれる品川氏は左官の誇りです。
現在2個のみの入荷となっております。
是非弊社で手に取ってご覧下さい。
投稿時間 : 16:18 個別ページ表示
皆様お馴染みの 黒潮社 「左官教室」 7月号のご案内です。
今回は、丹波篠山京壁講習会と
弊社で行われました久住章氏の江戸黒漆喰磨き講習会を
特集していただきました。
両講習会の施工手順や材料のレシピなど詳しく網羅されています。
手引き書と言える一冊です。
その他、塗り壁技術レポート、著名人による連載など、
編集者の小林澄夫氏、井手信寿氏によるこだわりの内容です。
弊社でも店頭販売しております。
是非皆様も一冊お手元にお持ち下さい。
投稿時間 : 08:28 個別ページ表示
7月4日(水) 吉野石膏株式会社様が最新技術情報を紹介する
吉野石膏虎ノ門ビルに於いて、東京YN会研修会を開催されました。
テーマは現代左官事情で、
当日は販売店の営業マンを中心に約50名の参加者を得て行われ、
1日かけての研修を全員が熱心に受けられていました。
講師は、鈴木建塗工業(株) 鈴木 光氏です。
鈴木先生は本来の左官業を営みながら、工学修士・一級建築士の資格を活かし、
左官技術の発展と普及に尽力される、業界にとって強〜い味方なのです。
現在、日本左官業組合連合会の理事や他の役職も歴任され、
多数の執筆活動もこなすカリスマ左官です。
午前中の講義では左官の特徴から始まり、日本壁、左官道具、鏝の力学、
壁面劣化のメカニズム、JASS15の改訂など、時間をかけて基本的なことから
じっくりと講義が行われました。
この様に、いろいろな鏝を手に取ってその名前と使い方も教えてくれました。
鈴木先生の解説はとても分かりやすく、また聴く者を引きつける魅力ある内容で
改めて左官の良さを知り、即、営業活動にプラスになるお話でした。
そして、午後からは実習の講義です。
ここからは、鈴木先生が実際に鏝を持って扱いかたの指導に入ります。
先ずは鏝返しからで、鏝板に乗った材料を鏝表にすっと乗せる基本技から
のスタートです。
ところでいつも思うのですが、この吉野石膏虎ノ門ビルは、
このビル街にありながら、建物まるまる全部を使って大きい講習会場や
商品展示ショウルーム、他充実した設備を備えています。
そして圧巻なのは、地下にこんな実習や試験塗が出来る広い会場があるなんて
とても信じられません。
ただただ驚くばかりです!
吉野石膏(株)様は本当に凄い会社とつくづく感心します。
さあ、鈴木先生が塗り始めました。
全員が注目です。
散々鳴らした腕の見せ所!
参加者の皆さんも、この様に間近に鏝技を見ることは滅多に無いのでは?
入隅、出隅の塗り付けなど真剣に見学します。
吉野石膏(株)の技術スタッフによる、「ケンコート」 の説明です。
こちらは、新製品 「ケンコート スィン」 です。
両方とも珪藻土を配合した調湿性能の高い健康内装材です。
鈴木先生ご自身で材料の塩梅を確認します。
ケンコートの方が入っている骨材が大きく厚めに塗り付け、
ケンコート スィンは小さい骨材なので薄めに塗り付けるよう指導されていました。
商品開発スタッフの方々に材料についてのアドバイスもされていました。
貴重な意見にスタッフがうなずくことしきりです。
さあ、皆さんもいよいよ塗り付け開始です。
教わった鏝返しのテクニックを使ってチャレンジです。
鈴木先生の華麗な技につられて、ほとんどの参加者が鏝を握って
体験されていました。
時間がとても短く感じた一日でした。
充実した内容に熱心に受講された参加者皆さんの満足の
笑顔がとても印象的でした。
メーカー様の研修会としては今までの枠を超えた研修会であったと
思います。
とかく、自社製品の紹介とPRが主体となるケースが多い中、
左官の原点から勉強して塗り壁の良さを理解しようとする姿勢は、
素晴らしい事だと思います。
今の時代、我々にとって最も大事な勉強ではないでしょうか。
伝統的な左官工法と先人が生み出した技を知る事により、
現代の豊富な商品情報と合わせて良い商品を自身をもってお客様に
お薦めする事が出来るのだと思います。
我々販売店が営業活動をする為には絶対に必要不可欠な事です。
いかに今までが不勉強であったかを思い知った一日でした。
(生意気な事言ってすみません)
この講習会を企画していただいた吉野石膏(株)様、
講師の鈴木先生の熱い指導に心から感謝申し上げます。
教えていただいた事を今後の営業活動に活かせるよう
頑張ります。
次回の講習会も楽しみにしております。
ありがとうございました。
投稿時間 : 08:56 個別ページ表示
渋谷区広尾で咲いている紫陽花です。
ここは、我ら建材業界の本丸でいつも大変お世話になっている
「東京セメント建材協同組合」 のすぐ近くにある、
区立広尾小学校の正門です。
梅雨も半ば、この日は会議があり組合事務所に向かう途中
このたわわに咲く紫陽花に思わず足を止めて見入ってしまいました。
美しい!
なんて綺麗なんだろう。
この時期を代表する風物詩、紫陽花・・・。
この彩りが梅雨時のうっとうしさを払ってくれました。
手毬のような紫陽花の色は、一雨降るごとに色濃くなるそうです。
花言葉は 「移り気」
う〜ん、 何か分かるような・・・。
時が経って益々美しくなっていくなんて良いですね。
紫陽花のような生き方をしたいものです。
投稿時間 : 10:09 個別ページ表示
5月30日 漆喰の博士 全国に土佐漆喰の良さを広めた、
高知 田中石灰工業(株)元常務取締役
「濱田 俊夫氏」 がご逝去されました。
昨年の暮れよりご入院され治療に専念されておられましたが、
ご家族の懸命な看病も虚しく亡くなられました。
最後までお仕事に復帰される事を望み、
強い意志で病気と闘っておられたそうです。
再会の日を楽しみにお待ちしていたのですが・・・。
残念でなりません。
悲しみの中執り行われたご葬儀は、お人柄が偲ばれる多くの参列者が
見守る厳かなお式でした。
辛いお別れにただただ悲しみをこらえるのが精一杯でした。
濱田氏を偲んで楽しかった南イタリア研修旅行の思い出をご紹介します。
世界遺産 カステル・デル・モンテ をバックに ハイ ポーズ。
おとぎの国のようなアルベロベッロの散策。
感激の美しさに写真好きの濱田氏と撮りまくりました。
アルベロベッロの建設会社社長ジョバンニ氏とその石灰工場で。
材料を見ると人が変わり博士になります。
アマルフィの広場でカプチーノタイム。
色々な事をお話しました。
日本の建築を変えなくては・・・などと。
そしてアマルフィの夜、レモンチェッロのバーで。
いや〜、盛り上がりました。
国内外問わず一緒によく楽しいお酒を飲みました。
ちょっとしたスリリングな時?を過ごしたナポリを後に、
カプリ島へ向かいます。
カプリ島の青の洞窟前で。
濱田氏の普段の行いが良いお陰で、洞窟内では綺麗で
最高な青い光を見る事が出来ました。
ローマのスペイン広場では、奥様やお孫様、ご家族の皆様へのお土産を
大事に抱えておられました。
散策中、一般のお宅の方に 「エスプレッソ 飲んでいきませんか」 と、
声をかけられました。
気さくで明るい南イタリアのマンマでした。
ポンペイの遺跡を見学。
遺跡に残る赤・黒色の磨き漆喰壁の調査を行いました。
濱田氏の目がキラリと光ります。
まだまだ楽しい思い出が尽きる事はありません。
濱田様には沢山の事を教わりました。
何も知らない土佐漆喰の世界を気長にじっくりと指導して下さいました。
氏の築かれた素晴らしい多くの人脈もご紹介頂きました。
石灰と正面から向かい合うきっかけを作って下さったのが濱田様です。
私が今日こうして元気に仕事に励めるのも濱田様のお陰です。
感謝の気持ちはとても言葉では表せません。
今後は濱田様のご意志を引き継ぎ漆喰を広められるよう頑張る所存です。
濱田俊夫さん、本当にありがとうございました。
ご家族の皆様に心からお悔やみを申し上げますと共に、
濱田様のご冥福をお祈り申し上げます。
投稿時間 : 08:34 個別ページ表示
楽しみにしていた 「世間遺産放浪記」 が出版されました。
世界遺産ではなく世間遺産なのです!
沸騰する遺産ブームに藤田洋三氏のびっくり水!
痛快無比の247葉!!
「実用の美」 の風景です。
タマネギ小屋の1ページです。
写真の美しさと巧みなスパイスの効いたコメントに、
楽しくなること間違い無し!
世間を見る目が変わります。
「世間遺産放浪記」
著 者 藤田 洋三
発行所 石風社
価格 2300円+税
皆さんも魅惑の藤田ワールドを楽しんでみませんか?
27日の弊社講習会においても書籍販売を行います。
是非手に取ってご覧下さい。
投稿時間 : 10:51 個別ページ表示
5月20日(日) 今週末に迫った講習会の最後の準備が、
平成会の皆様にご協力を頂いて行われました。
ボランティアの皆さんを含め、準備の為日曜日を4回もつぶして
頂き感謝です。
今日は砂漆喰と中漆喰の材料の仕込みです。
本日の段取りと講習会前日の設営、当日の行程など
綿密な打ち合わせをして頂きました。
本日最初の作業は富士スサのナタ切りです。
短めにカットして長さを揃え必要の無い粉状の物や、
その他不純物を取り除きます。
皆さんでひたすらナタを振り下ろす姿は異様な光景でした。
ジェイソンの世界?(怖)
久住氏指定の大杉土です。
兵庫県氷上郡山南町の土で、このエリアは良い土が採れるんです。
大杉土を30メッシュのフルイで通します。
そして消石灰も30メッシュで真っ白になってフルイます。
大曽根海藻工業の粉つのまた金印です。
天然角叉100%の良質な糊です。
中漆喰の空合わせです。
大杉土・消石灰・粉つのまたを混ぜ合わせます。
次に規定量の水を数回に分けて混入し丁寧に撹拌し、
程良い具合に練り込みます。
そこへ、ナタ切りした富士スサをほぐしながら入れ
更にミキサーで練り込みます。
塩梅を見ます。
なかなかの出来映えのようです。
では、本番前の予行練習・・・。
砂漆喰・中漆喰を中塗り鏝でしっか塗り付け押さえ込みます。
水分を充分取ってタイミングを見計らって黒ノロを塗り付けます。
その後磨き鏝で磨きをかけます。
何度も何度も繰り返し押さえ磨き込みます。
どうですか?
磨きの掛かった面に写る物が!
でも、まだ材料の完成まで今一つ??
講習日までに改良の余地有りでぎりぎりまで調整は続きそうです。
ご参加頂く皆様に是非とも良い体験をして頂く為に講習当日に向けて、
準備を進めております。
投稿時間 : 07:43 個別ページ表示
左官の皆様は良くご存知の、黒潮社発行の「左官教室」のご紹介です。
コテコテ?の左官の月刊誌です。
左官の事なら情報がたっぷりで中身の濃い〜専門誌です。
こんなマニアックな本は他ではありません。
毎回、こだわりの 「特集」 をはじめ、
「提言」 「塗り壁技術資料」 「塗り壁文化リポート」
そして楽しみな 「連載」 は、芸術関係から国内外の
物語等で埋まっています。
建築関係者のみならず、多くの皆様に読んで頂きたい一冊です。
株式会社 黒潮社 発行
「左官教室」
定価 600円(税込)
年間予約購読料 7,200円(送料込)
弊社店頭で販売しております。
投稿時間 : 10:37 個別ページ表示
5月19日(土) 第6回鏝(コテ)サミットが開催されます。
午後1時から5時まで沢山の商品と情報を揃え行います。
いよいよ来週末に控えた技術講習会に向けて、
鏝のお手入れはいかがですか?
(有)東京金広が道具を一式持ち込んでお手伝い致します。
また、当日使用する 「ノロ塗付鏝」 「本焼中塗鏝」 「磨き鏝」 等、
特別価格で販売しております。
皆様のお越しをお待ちしております。
テレビ放映のご案内です。
「ぶらり途中下車の旅」 5月19日(土) 9:30〜10:30
西武池袋線の旅 アトリエ・テラ 田村和也氏 泥団子
「出没!アド街ック天国」 6月2日(土) 21:00〜21:54
千石特集 榎本新吉氏 泥団子
我らの榎本氏、田村氏のご登場です。
是非ご覧下さい!
投稿時間 : 09:27 個別ページ表示
(株)ネダテ建商様 (根建 守社長)は、
5月13日(日)午後1時より横浜市磯子区岡村の本社に於いて、
第12回ネダテ建商 左官友の会 研修会を開催されました。
ネダテ建商様と言えば、横浜の地に歴史と信用を誇る建材商社で
あると同時に、我々建材店や左官業者にとって強〜い味方です。
その機動力は関東広しと言えども一、二、を争う実力派で、
メーカーの橋渡しとして大変活躍されています。
日頃の材料に取り組む姿勢が高く評価されているようで、
今回も140名以上の熱心な参加者を得て開催されました。
こんな広い会場もあるんです。凄いっ!
講習会は3ブロックに分かれて行われました。
まずは、昭和電工建材(株)様の
「リックボード」 無機発泡系不燃断熱材 です。
外断熱の革命とも言える外壁の平面、曲面を問わず簡単に貼れ、
仕上げが出来る優れものです。
もちろん、主原料は安全な素材の炭酸カルシュウムを使い、
高い断熱性能、不燃性、耐久性を兼ね備えるエコロジカルな商品です。
技術開発が進み新しい商品がどんどん生まれて来ます。
メーカーの皆様には頭が下がります。
次に、テレビのコマーシャルでお馴染みの四国化成工業(株)様の新商品、
「美ウォール」「洗い出し基材」の紹介です。
美ウォールはリフォーム用着色トップコートで、美ブロやジョリパット等の
改装にもってこいの材料です。
ローラー塗布で親水性塗膜を張り汚れを寄せ付けず、塗り壁のの質感は
そのままに美しい仕上がりになります。
舗装用洗い出し基材は、美しい洗い出し仕上げが簡単に出来る材料です。
リンクストーン等長い年月で樹脂の接着が低下した床に、塗り付け
拭き取る事で綺麗な洗い出しの仕上がりになります。
さらに特徴として拭き取り時間にゆとりがあり施工性が良好な事と、
洗い出し基材が骨材と骨材の間に入り込み舗装面を強固なものにします。
仕上げ材も日々進化していますね。
そして、見事に多くの鏝(コテ)を展示されている、
(有)西勘総本店様です。
これだけのそろい踏み、見ているだけでわくわくして来ます。
やはり左官屋さん、鏝を手に取る様子は真剣そのものです。
西勘総本店の島津社長様とのやりとりは聞いていて大変面白く、
為になる事ばかりでした。
薄手の作り方の大変さなどなるほどと思うことばかりです。
どの鏝を見ても丁寧に仕上げてあるのが良く分かり、
さらにさらに奥深い世界であることを認識しました。
あっという間に時間が過ぎてしまった内容の充実した講習会でした。
ネダテ建商様のお客様に対する姿勢を大いに勉強させて頂きました。
ご参加の皆様の熱心さにも心を打たれました。
また、12回も続けられていることにその偉大さを実感しました。
本当に素晴らしいことだと思います。
この良き体験を活かせるよう精進致します。
今後もご指導をよろしくお願い致します。
ネダテ建商の皆様、ご参加の皆様ありがとうございました。
皆様の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
追伸:弊社の講習会も間近になりました。
ネダテ建商様を多いに参考にさせて頂き、
盛り上げたいと思います。
投稿時間 : 16:41 個別ページ表示
新刊のご案内です。
インテリア・デザイン・建築を結ぶ [ 隔月刊 CONFORT ] 6月号
自由。美しい。おもしろい。左官が空間を変える。
特集 「土と左官の力」
テレビや雑誌でお馴染みのカリスマ左官、東西26人近作コレクション2007
をはじめ、あらゆる特注左官の世界を見事に紹介した保存版です。
写真・解説ともに最高!!
弊社店頭にて販売しております。
中身の濃い一冊、是非お手元に!
投稿時間 : 12:57 個別ページ表示
4月29日(日) 講習会用パネル下塗りの完成を目指し、
平成会の皆様を中心に多くの方にお手伝いを頂きました。
ハンダ用中塗り土:1 左官砂:2 ワラ:2 を目安として
講習用パネル66枚分の塗り付け材料を配合します。
塩梅(あんばい)を見る勝又氏です。
柔らか過ぎず固すぎず適度に粘りけのある状態に作り上げるのも、
経験から生まれた微妙な配合技です。
早速塗り付け開始。
若手が勝又氏の塗り付け手順を見学しています。
今回もボランティアの方にご参加頂きました。
東の巨匠、榎本新吉氏 参上!
その場に緊張の空気が張り詰めます。
皆さんの挨拶はそこそこに、まずは長田氏の前に腰を下ろして・・・。
さあ、お手並拝見!
「材料の配合は?」
「その鏝大きいんじゃないの?」
「どこから塗り付け始めるんだ?際の鏝はこびは?」
次々に質問を浴びせ、「愛のムチ」 ビシビシです。
そして、「いいなー オイ、どこが良いか分かるか?」
押さえ込む鏝後ろに線が出ている事を大絶賛されました。
榎本氏持参の鏝を試す河西氏。
「いい感じです〜」 具合は上々のようです。
「沖縄で拾った鏝だよ!」 と榎本氏・・・。
ええっ! 全員ビックリ!!
なるほど錆びてるぞ??
その鏝を握り立ち上がるやいなや、
くるりくるりと水平に剣先を前後にまわします。
素早い鏝廻しに凄い年期と迫力を感じました・
すると、楽しそうに講習用パネルを塗り始めました。
ゆっくりと鏝を動かし土と遊んでいます。
でも教える時は厳しく。
榎本氏の鏝技です。
土も喜んでいるようで見ていても楽しくなります。
優しく、しかも究極の鏝の握り方です。
出来るだけの多くの方に実際に見て頂きたい手です。
仕上がり具合もきっちりチェック!
定規の使い方も大変勉強になりました。
榎本氏譲りの技で土と遊ぶ勝又氏です。
先日、左官の磨き技を個展で表現された小沼氏。
若い頃の榎本氏に生き写し!
スイス漆喰のコンテストで見事、最優秀賞に輝いた木村氏です。
皆様のお陰で無事下塗り作業が終わりました。
この蒼々たるメンバーを見て下さい。
作業後の語らいの時、奥深い左官の世界が展開されて行きます。
榎本氏には1日ご指導を頂きました。
これだけの方々にお世話になれる事はつくづく幸せだと思います。
この日も多くの事を学んだビックな1日でした。
皆様、感謝です。 ありがとうございました。
投稿時間 : 10:00 個別ページ表示
土壁・漆喰 技術講習会の準備が本格的に始まりました。
平成会の皆様にご協力を頂き、
4月 8日(日)に実技講習用のパネル1回目の下塗りが行われ、
4月22日(日)にはボランティアの方を含め11人の参加を頂き、
黒ノロ作りが行われました。
1回目の下塗りを終えて乾燥中の実技講習用パネルです。
コンパネ下地にBドライをしごき、追っかけその上に土、砂、ワラを
混ぜた下塗り材を塗ったものです。
先ずは、本日の黒ノロ作りのスケジュールを説明し、
久住氏のレシピ配合表と解説メモに基づき項目事に確認します。
昨晩から水に漬け置きしておいた「むしろふのり」です。
きっちり計量して小分けにしてあります。
これが「むしろふのり」です。
海藻をむしろの上に敷いて板状に自然乾燥させたものです。
黒銀杏草(つのまた)より比較的サラサラした上質な糊が出来ます。
一晩漬けた状態で、固い海藻が粘りを出して柔らかく戻っています。
漬け置きした状態のままカセットコンロで1時間火に掛けます。
最初は強火で煮立つ直前に火を弱め、そこから目を離さずに
ふのりの温度が上下しないようゆっくりと掻き混ぜながら煮込みます。
石灰の準備をします。
今回使う石灰は宮田石灰の左官用消石灰で、60メッシュのフルイで通し、
絶対に固まりや粒が無いように丁寧に作業します。
そして必要量を正確に計量し、規定量の水と混ぜ合わせます。
金龍印 「濡羽色油烟墨」 です。
久住氏指定の墨で黒さはかなりなものです。
やはり計量しますが、少しの風でもあったら大変です。
周り中真っ黒になってしまいます!
水で錬った石灰の中に2回に分けて油烟墨を入れます。
比較的混ざりは良いようです。
真っ白だった石灰が瞬く間に真っ黒。
しかも、黒光してます!
むしろふのりが出来上がりました。
黒銀杏草よりカスが多く出ます。
熱い状態を3厘でこします。
そして、少し冷めてからこの木綿で・・・。
二度ごしします。
ダマやスジや繊維など不純物が無いように実に手を掛けます。
ふのりが出来上がりました。
100パーセント天然、一番絞りの最高級のりです。
油烟墨と石灰を混ぜたものに熱を完全に冷ました状態のふのりを混ぜます。
先ほどより照りが増した黒ノロの出来上がりです。
久住氏のレシピ通りに完成しました。
このまま密封して寝かせ一月後の講習会を待ちます。
自分達で心を込めて手作した材料はとても可愛くて大事にしたくなります。
材料を粗末になんか出来ません!
無駄にする人には、榎本新吉氏のカミナリが落ちますよ!!
作業が終わってから皆さん集まってティータイムです。
左官談議で盛り上がります。
この時間が楽しいんです。
表技、裏技、鏝の話などなかなか聞けない事が盛り沢山です。
どこまで奥が深いのか・・・。
木村様、河西様、長田様、山口様、細井様、小宮様、鈴木様、綿引様、
下鳥様、松本様、名田様、井出様、ご協力ありがとうございました。
心から感謝申し上げます。
来週4月29日(日)は実技講習用パネルの下地作りで土の塗り付けを行います。
投稿時間 : 15:34 個別ページ表示
平成19年5月27日(日)に弊社で開催予定の
「第2回 漆喰・土壁 技術講習会」
久住 章 「江戸黒 黒漆喰磨き」
のお知らせです。
お陰様を持ちまして、実技講習者(50名)と見学講習者(120名)が、
定員になりましたので受け付けを締め切らせて頂きました。
多くの方からお申し込みを頂きありがとうございました。
ご参加の皆様には、受講票をお送りしておりますので当日ご持参下さい。
実技講習の方は専用の鏝(コテ)が必要になります。
弊社までお問い合わせ下さい。
次回、第3回講習会は本年秋に予定しております。
ありがとうございました。
投稿時間 : 08:12 個別ページ表示
やってくれました、池田社長様
イケダコーポレション 「塗り壁のある風景コンテスト 2007」
4月5日〜9日に新宿パークタワー1Fギャラリーで開催されました。
大盛況だったコンテストは、スイス漆喰を使った建築物件の施工写真と
そのパターン見本の空間部門と、コテ絵やデザイン物の創作部門の
2部門で優秀作品の投票選出が行われました。
百数十点が参加したギャラリーはスイス漆喰の花が咲いたような華やかさで、
どれも見応えのある作品ばかり、来場者の目を楽しませてくれました。
展示期間中は多くの来場者が訪れたそうです。
そして、最終日の9日に表彰式が行われました。
作品の一部を紹介します。
木村一幸氏の作品です。
扉付きのデザインは注目で、なんとその扉の内側には水をスプレーすると
あっと驚く絵が浮き出てくる江戸漆喰の技法を使っています。
菅 良一郎氏の作品です。
スイス漆喰白一色の仕上げですが、中央の鯛が磨かれて輝いています。
生き生きとして今にも動き出しそうな作品でした。
中島 文夫氏の作品です。
スイス漆喰を優しいタッチと綺麗な色遣いで季節を感じる柿を表現してくれました。
大類 勝浩氏の作品です。
プロ好みがする目を引いた作品です。
漆喰に黒色を使う事は難しく、黒のみで表現された図柄と風合いは
大人の雰囲気をかもし出す技ありの作品です。
作品を鑑賞しているうちに、スイススタイルのパーティーも盛り上がって来ました。
スイスウォール社 社長の トーマス ビューラー氏(中央)も来日されています。
なんと、バンドマンにはイケダコーポレーションの社員の方がいます!
素晴らしい演奏です。本業はどちらなんでしょうか?
スイスワインとチーズ、パン・・・最高です。
「こんなコンテストなら何回でもやってほしいものですね!」
と皆さんご機嫌です。
ワイン片手に再度作品を見ると益々良くなって来ます(私だけ?)
さて、雰囲気もピークを迎え表彰式の始まりです。
審査委員には
委員長 泉 幸甫先生(泉幸甫建築研究所代表)
委員 伊平 則夫先生((株)久米設計)
委員 吉本 繁樹先生(吉本デザイン事務所代表)
委員 阿嶋 一浩先生((株)あじま左官工芸代表 東京都左官職組合連合会
「平成会」会長)
委員 小清水 園恵先生(花園設計室代表 建築ライブ活動「つちのこ」代表)
そうそうたるメンバーが招かれ厳正な審査が行われました。
池田社長様のご挨拶です。
過去に無い大規模で本格的なコンテストに賞賛の声が上がりました。
いつも少年の様な笑顔のチャレンジ精神旺盛な社長です。
イケダコーポレションの美女軍団を従えて 泉 幸甫審査委員長の総評です。
「実に多種多様で力作が多く、プロと素人のそれぞれの良さが表れた作品が
集まりました。審査には困難を極めましたが作り手と住まい手のそれぞれの
視点にたって審査しました。」とのご挨拶・・・泉先生、赤いちゃんちゃんこ?
いや、黒いスラックスにスイスのカッコ良い赤いベストお似合いでした!
個人的にベストドレッサー賞お贈りします。(祝)
委員の阿嶋先生の厳しい?ご講評です。
「左官職人ならではの作品で、スイス漆喰の可能性を探ったところが優れている」
など、鋭い切り口とお笑いを交えてのコメントは・・・。
会場の笑いを誘っていました。
空間部門の表彰式です。
お子さんを交えて楽しい未来のある表彰でした。
そして、創作部門の表彰です。
栄えある最優秀者は♪ ♪♪ ♪〜
木村一幸氏です。
木村氏はタモリ倶楽部などのテレビ出演や、数々の雑誌に紹介されるなど、
左官の伝統工法を広める伝道師です。
トーマス ビューラー氏から30万円の賞金が授与されました!
(さっ300,000円・・・池田社長、太っ腹!!)
木村氏、万歳〜!!
左官の技術に裏付けされた最高の笑顔です。
会場からは大きな祝福の拍手と歓声が沸き起こりました。
いよ〜 一幸さん、日本一!!!
作品に付いてのコメントです。
「伝統工法を取り入れて皆様に左官の良さををもっと知って貰えるように作りました。」
クールに話す木村氏ですが、娘さんへの愛を表現する為に培った左官の技術を充分に
発揮し、心を込めて制作した作品からは優しさが溢れていました。
素晴らしい作品を見せて頂きました。
ありがとうございます。
この企画を実行してくれた池田社長様、
大変素晴らしいコンテストに多くの方々が感動しました。
そして、漆喰の良さを広める切っ掛けを作って下さいました。
その姿勢を大いに見習い今後もお手伝い出来るよう頑張る所存です。
次回も盛り上がる事間違いありません。とても楽しみです。
参加者の皆様、池田社長様、審査員の先生方、スタッフの皆様、
ありがとうございました。
投稿時間 : 09:29 個別ページ表示
埼玉県左官業協会様が3月17日に開催された技能講習会を
見学させて頂きました。
講習会場は埼玉県鴻巣市にある埼玉県左官業協会実習室です。
とても立派な施設で驚きました。羨まし〜!
大勢の皆さんがとても熱心に受講されていました。
今回のテーマは 「墨流し工法」 と 「土佐漆喰磨き仕上げ」 で、
3月10日と17日の2週をかけて行なわれました。
墨流し工法?初めて見る技です。
早速拝見しましょう。
用意された墨は墨坪用のものです。
プラ舟に水を張り墨を流します。
流れた墨を団扇を使ったり口で吹いたりして模様を、
好みの状態に広げます。
そこに砂漆喰を施した板を手前から静かに沈めていきます。
おおよそ全体が沈んだ後、ゆっくりと引き上げます。
すると砂漆喰が浮いた墨を吸い込んで模様が付きます。
面白い!!
山口巧芸舎の 山口 明様 です。
出来映えは如何に? その笑顔は満足の表れですね。
講師の大宮支部の田代左官 田代様です。
ハッピの壁屋の文字が粋ですね。
思わず カッコイイ〜 と誰もが思う姿です。
完成品の一部です。
キレイに模様が出ています。
技能対策委員長の遠藤左官 遠藤 実様です。(左)
大変なお役目の中、色々な事を教えて頂きました。
墨流しの技法は大壁・小壁や襖など多種多様に使えるそうです。
田代様の施工した作品の写真集を見せて頂きました。
大きい物はプールの様な器を作って墨流しをするそうです。
凄い作品に驚きの声が上がります。
土佐漆喰磨き工法に移ります。
材料作りを終えた皆さんが一斉に塗り付け開始です。
本焼磨き用など本格こだわり鏝が並んでいます。
田代氏のお手本塗です。
イナセな左官の魅力が溢れています。
気持ちを入れて塗り込む姿を多くの人に見て頂きたいものです。
(特にお施主様に!)
何事にも一生懸命の山口氏、この日も大活躍です。
実は山口氏は外資系石油会社から脱サラして左官になった、
スーパーマンなんです!
その志は高く堅実な実力の持ち主です。
そのお人柄は誰にでも好かれる紳士です。
小野左官工業所 小野 和司氏です。
華麗な鏝さばきは若者の注目を集めていました。
そして小野氏は鏝絵の名人なんです。
次のブログでご紹介しますのでお楽しみに。
今回も若い方の参加が多く熱心に指導を受けている様子は
将来が楽しみです。
鏝に全神経を集中して押さえ込みます。
見事な腕前に見入ってしまいます。
経験を積む事で壁だけでなく腕も磨かれるのですね。
ご覧の通り素晴らしい施設で参加者全員が集中して学ぶ姿は、
拝見していて熱気とパワーを感じました。
これはには埼玉県左官業協会様のご発展のみならず、
左官業界の明るい将来が見えたような気がしました。
埼玉県左官業協会の皆様、ありがとうございました。
建材店も頑張ります。
今後もご指導のほどよろしくお願い致します。
投稿時間 : 08:14 個別ページ表示
昨日の興奮冷めやらぬうちに再び、イナバ物置の虎谷様と群峰工業の杉本様が
弊社にお越し下さいました。
そして、ステッカーやその他装飾品を使ってさらにイメージが上がるようにセットして
くれました。
ヨドの物置も加わって迫力アップ!
でも、一カ所が綺麗にになると他が気になりますね。
良い機会だから片付け週間にでもしましょうか。
通行人や信号待ちで止まっている車の人も、ほらほら見てくれてます。
見ているだけでなく・・・買って下さ〜い、お願い!!
会社に来るのが楽しみになって来ました(笑)
※前の写真と比べてみて下さい。
↓
投稿時間 : 09:49 個別ページ表示
前日の嵐が嘘のような3月6日(火)弊社正面左側に、
100人乗っても大丈夫の 「イナバ物置」 の展示をする事になり、
大小4台の組み立てを行いました。
建材店のイメージを何とか良くしようと、日頃あれこれ考えてはいるのですが・・・
ご覧の様に整理整頓をしても直ぐにゴチャゴチャになってしまうのは弊社だけ?
そこで神のお告げが!
2月のブログでご紹介したイナバ物置様の勉強会を活かす時がきたのです。
神は言いました。
「あんなに勉強させてもらって、さらにイナバ・カベルネソービニオンのワインまで
お土産にいただいて、とても美味しかったのだから・・・
迷える子羊よ、今まさにイナバ物置を組み立てる時が来たのだ〜!」
と言う訳で、早速神のお使いが来て下さいました。
左から群峰工業の杉本様と根本様、イナバ物置の虎谷様です。
虎谷様はイナバ物置組み立て競争のチャンピオンなんです。
神の使いはスゴイです!
設置場所の掃除までしていただきました。
さあ組み立てです。
お手並み拝見といきましょう。
ベースの設置には神経を使います。
水平器を当てて四方のレベルをを何度も調整します。
しっかり組み立てる為には非常に大事な作業です。
出来の善し悪しはこれに掛かっています。
一番大きな物置は虎谷さん一人で組み立てるのでしょうか?
ベースが決まったらさすがに早い早い。
柱、屋根はあっと言う間。
壁パネルと扉を付けて完成です。
写真をゆっくり撮る暇がありませんでした。
次に群峰工業チームのお手並み拝見です。
右側、杉本さんの腰の入ったポーズは相当な数をこなしている感じです。
「一人で入っても大丈夫?」 の根本さんです。
でも、よい子の皆さんはマネしないで下さいね。
イナバ物置を代表する組み立て競争のチャンピオン、虎谷さんです。
そのスゴイ実力と怖そうな名字とは裏腹に、優しい目と心を持ったナイスガイです。
群峰工業の営業成績抜群の甘いマスクでちょいワル紳士、杉本さんです。
同じく群峰工業、新婚で気合いの入っている根本さんです。
こうして神のお使いは見事に組み立ててくれたのです。
完成した物置の前で記念撮影をお願いしました。
満足な出来映えにこの笑顔です。
商品は左からシンプリー小型、アイビーストッカー、シンプリー中型、ネクスタ
と展示させていただきました。
お陰様でカッコの良い物置で想像以上の雰囲気が出来上がりました。
弊社前がパッと明るくなりとても嬉しいです。
でもカッコだけではなく、新開発の操作性、防犯性、安全性に優れた
ワンボタン式ダブルロック錠とか、丈夫になった棚板、床板や、
簡単にレベルを調整出来るアジャストベースなど他にも多くの改良を
重ねた丈夫で安心な物置です。弊社も自信をもってお薦めします。
皆様、イナバ物置の事なら何でも是非弊社へご相談下さい!
虎谷様、杉本様、根本様、本当にありがとうございました。
出来れば物置の上に乗った 「神のお使い」 を写真に撮りたかったのですが!
投稿時間 : 19:06 個別ページ表示
2月17日(土)に開催の第3回鏝(コテ)サミットは無事終了致しました。
ご来店の皆様、ありがとうございました。
テントを新調しました。
昨年の技術講習会にご参加いただいた皆様もご来店下さいました。
手に取ってじっくりと品定めです。
同じ大きさや型でも微妙に違う様です。
店内では左官工法のDVDを見ていただきました。
「土佐漆喰の工法をさぐる」 と題したテーマです。
皆様の熱心さには頭が下がります。
その他、榎本新吉氏、狭土秀平氏、久住有生氏のDVDも見ていただきました。
初対面の方も展示室で話が弾みます。
懐かしいご対面もあったようです。
そしてサプライズ!
東京金広さん、時間の合間を見て包丁の研ぎまでやってくれました。
鏝を研ぐのは聞いていましたが、この場で包丁を研いで下さるとは・・・。
なるほど手際の良いのは、鏝を磨くのは一丁2〜3時間掛かるのだそうで、
大変な作業をこなしているからなんですね。
錆び付いていた包丁が怖いぐらい切れるようになりました。
そして新品のようにピカピカです!
鏝の研ぎは、新品の鏝をを直ぐ使えるようにする為のもので、
堅い金質では大変だそうです。
特に磨き壁用の鏝は神経を使うようです。
また、勉強になりました。
東京金広様お疲れ様です。 ありがとうございました。
投稿時間 : 12:06 個別ページ表示
南イタリア 中世の海洋都市 「アマルフィ」 の10月です。
時間が止まっているかの様な町中を散策する
まるでイタリア人の薩田建築スタジオ 薩田英男氏です。
目に飛び込んできたのは八百屋さんです。
イタリアの国旗はここから生まれたのですね、きっと!?
真っ赤なペペロンチーノは1束5ユーロです。
何とも言えない綺麗で鮮やかな色合いの野菜達です。
ちょっと一息。
カフェでいただいた可愛いカプチーノです。
可愛い過ぎてなかなか飲めませんでした。
心の中の色彩感覚を目覚めさせてくれたアマルフィでした。
投稿時間 : 09:37 個別ページ表示
明日 2月17日(土) 13時から17時 鏝(コテ)サミットの開催日です。
市のように多くの鏝を並べます。
勿論、当日は特別価格!
お持ちいただいた鏝を調整、修理します。
東京金広さんが、道具一式持ち込んでスタンバイしてます。
そして、特別ゲストが突然現れる日もあります。
何かが起こる?鏝サミット・・・お茶を飲みながら見ているだけでも面白いです。
何方でも、お気軽に遊びに来て下さい。お待ちしております。
投稿時間 : 10:51 個別ページ表示
皆さん、刻印をご存知ですか?
広辞苑によると、物に印を彫ること。刻みつけること。とあります。
ここでは、鏝に印をつける刻印をご紹介します。
かねてより東京金広様にお願いをしておいた富沢建材の刻印が出来上がって来ました。
大きい方が120? × 20? × 20?(木部用)
小さい方が 95? × 15? × 15?(金属用)
ずっしりと重い強面です。
正面の顔です。
昔の弊社のマークで作ってもらいました。
早速、鏝柄の後ろの部分に打ち込んでみると。
どうですか丸富マーク・・・自社のマークが刻印されました!(嬉)
金柄の付け根にも刻印して見ましょう。
鉄道の線路を加工して出来た台に固定して、一発でカン〜と打ち込みます。
まあまあですかね。
てな訳で弊社の刻印はどうでも良いのですが、この様にほとんどの手作り鏝は
作者か所有者の刻印が付けてあります。
これは榎本新吉氏の鏝です。
う〜ん、貫禄が違いますね!
榎本氏所有の鏝でこの刻印の内容を聞きそびれました。
宿題で調べておきます。
この印は、いつもお世話になっている平成会の上野様の刻印です。
カッコイイですね!
鏝に心を込めているのが分かります。
良い仕事をしてますね。
京都 漆喰 浅原様の刻印です。
ご紹介した刻印はほんの一部ですが、それぞれがこだわりの道具であることの証です。
そして、東京金広様が作ってくれた、虎の彫刻の鏝です。
名前まで彫ってくれました。(感激)
ありがたく店頭に飾ってあります。是非ご覧下さい。
全国にどれだけこだわりの刻印が有るのだろう?
また、楽しみが増えました。
今月も 2月17日(土)13時〜17時 第3回鏝サミット 開催します。
皆様のお越しをお待ちしております。
追伸:弊社の刻印で良ければ無料で押しますが・・・。
値打ちが下がるか!!
投稿時間 : 14:20 個別ページ表示
「やっぱりイナバ 100人乗っても大丈夫!!」
テレビコマーシャルでお馴染みのイナバ物置様の勉強会に参加させて頂きました。
イナバ物置 千葉県 柏工場です。
今回の勉強会は群峰工業様との合同企画で東京と茨城エリアを中心に、
120名の参加者を集め開催されました。
工場全体が非常に整備されています。
特に講習会場と展示ブースは、参加者にとって学びやすい素晴らしい施設でした。
稲葉専務様のご挨拶の中に、
「2年目を迎える柏工場の社員は、お客様に見て頂く為、学んで頂く為に
綺麗にして作業もしっかりと、イナバ社員のプライドを持って頑張っています。」
と言うお話がありました。
そのお言葉通り工場と言うには美し過ぎる魅力的なイナバワールドです。
実は、イナバ物置様はオフィス家具を作ってる会社だって知ってました?
その実力は、1986年にTrygon「グッドデザイン賞大賞」を受賞。
翌年にはドイツの“Design`87 Stuttgart ”を受賞し世界に認められた技術を持っています。
この会場の椅子も勿論イナバ製で座り心地はバツグンです。
フルアジャストタイプで、その仕様をスクリーンで分かりやすく説明してくれました。
家具作りの繊細なノウハウが物置にも活かされているんですね。
有名なイナバ物置のポスターです。
イナバ社長を中心に販売店の皆様が実際に100人乗っての撮影です。
毎年作るポスターは社長の隣から年間売上げ順に並びます。
隣に座るにはどうしたら・・・良〜く考えてみましょう(夢)
驚いたことに、実際にその撮影をすると言うのです。
撮影会場へ案内されました。
そして、100人乗る物置を自分達で組み立てます。
完成した物置に赤、青、黄のハッピを着て100人乗って撮影しました。
「やっぱりイナバ 100人乗っても大丈夫!!」
と本当に撮っちゃいました!
撮影後の皆さんです。
後でクリヤーファイルにして頂けるそうです。
良い記念になりますね。
残念ながら今回は売上げ順ではありませんが・・・。
場所を変えてのアトラクションは物置組立て競争です。
イナバの社員さん1人対し、参加者の中から選ばれた6人1組7チームが競います。
広い会場はストップ ブザー ライトまで用意され競技の雰囲気ムンムンです。
さあ、スタートです!
先ずは、柱を立てます。
自分の持てる技術を存分に発揮して普段の実力で勝負!
競うのは順位と、見学者は優勝者タイムを当てることです。
見ているこちらまで力が入ります。
中央がイナバの代表選手 虎谷さんです。
一人で組み立てているのに、さすが完全リードです。
完成間近、早い早い驚きの技を見せて頂きました。
トップはやはりイナバの虎谷さんでした。
タイムは13分3秒・・・信じられません!
良い技を見せていただきました。
話は変わりますが、ご馳走になった昼食のお品書きです。
どうですか皆さんこの内容。
何と社内食堂のシェフ、完全オリジナル料理です。
あのぉ・・・実物は写真を撮るのをつい忘れて食べてしまいました。
本当に美味しかった。
皆さんメニューのみで勘弁して下さい。
そして、驚きはまだ続きます。
写真は厳選された2005年のチリワインです。
その年トップの評価を受けたカベルネソービニオンのワインです。
開けて表のラベルを見ると・・・やられた〜。
100本飲んでも大丈夫!? の美味しいお土産です。
コクのあるイナバ・カベルネソービニオンの味わいに浸りながら思いました。
イナバ物置様のモニターやICレコーダーを屈指した理解しやすい解説と
スタッフの皆さんの心のこもったご指導は、創業者の事業精神をしっかりと
受け継いでいるから出来るんだなと。
お客様に説明するのに役立つ得ることの多い充実した1日でした。
ありがとうございました(感謝)
投稿時間 : 15:21 個別ページ表示
5月27日(日)開催の「久住章 黒漆喰磨き」講習会のご案内です。
2月1日から開催のご案内をさせて頂きましたところ本日7日を持ちまして、
実技講習者が定員になりましたので締め切らせて頂きます。
ありがとうございました。
引き続き、見学のお申し込みを受け付けております。
皆様のご参加をお待ち申し上げております。
投稿時間 : 09:41 個別ページ表示
1月20日(第3土曜日) 恒例の鏝(コテ)サミットを開催しました。
今回で2回目の開催に気合いを入れて準備させていただきました。
「東京 金広」 様にお越しいただきスタンバイOKです。
店頭にも沢山の鏝を並べてもらいました。
いつも思うのですが鏝に対する熱意と手際の良さは必見です。
今日もどんな事が起きるのか? 楽しみです。
古川左官様です。
使い慣れた鏝の修理に来ていただきました。
早速チェックして、反り具合やバランスを見ます。
何度か握り直して具合を聞きながら調整します。
柄も取り替えましょう。
型や太さなど何種類もある中から自分に合った物を探します。
多くの良い仕事をこなした鏝ですね。 お疲れ様。
人間であればかなり足腰が疲れた状態だったと思います。
それを見事にリフレッシュ!
反りもバランスも直って良い顔になりました。
さあ、またバリバリ塗り付けていただきましょう。
木村左官様も来て下さいました。
良い鏝を見つけた様です。
左官屋さんが鏝を見る時のポーズです。
東京金広 オリジナル 久保田モデル
黒本焼塗り付け鏝 油焼塗り付け鏝 です。
見たとたん手に取ってじーっと見て 「これイイッ!」
お買い上げいただきました。
ありがとうございました。
このモデルは昨年10月に弊社で開催した土佐漆喰の技術講習会
の時に講師の久保田様の使っている鏝を見て作ったそうです。
いなせな はんてん 姿のモデルはやはり木村左官様です。
わしら壁作る人 さかん と書いてあります。
このはんてんは近日発売する予定です。
これをイベントの時とかお祝いの時など皆さんで着るのは如何でしょうか。
左官文化の香りがしますね、きっと。
鏝(コテ)サミットを開催して勉強になっている事は、
左官屋さんと鏝屋さんのやりとりを聞いて、
今までまったく知らなかった事を沢山見て聞ける事です。
そして、使い込んだ鏝の美しさ、凄さも見させていただきました。
毎月 第3土曜日の午後1〜5時 開催しております。
新品の販売と言うより修理、メンテナンスのサービスを考えています。
是非お手持ちの素晴らしい鏝をお持ち下さい。
生まれ変わること間違いなしです。
次回は2月17日(土曜日)
皆様のお越しをお待ち申し上げております。
投稿時間 : 08:58 個別ページ表示
新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
長いお休みを頂きました。
飲み過ぎ・食べ過ぎの楽しいお正月になりました。
皆様はいかがお過ごしでしたか?
本年も本物の「石灰と土のソムリエ」に近づけるよう頑張ります!
投稿時間 : 12:15 個別ページ表示
フランクフルトのホテル 「マリオット・フランクフルト」 に泊まり、
翌朝早起きして散策しました。
10月半ばでかなり冷え込んだ朝でしたが空気も良くすがすがしい
散歩にはもってこいの雰囲気です。
見るところすべてが絵になる町で夢中で歩いていると、
ふと、何やら人の気配が・・・
道路の少し先で、巨大な人間が動いているではありませんか!
よく見るとハンマーを打ち付けているようです。
それは巨大なオブジェでした。
黒く浮かんだその姿やハンマーを振り下ろす動きに目を奪われました。
後で調べたら、1980年代を代表するアメリカ人作家
ジョナサン・ボロフスキーの芸術作品だったのです。
作品名 「ハンマリングマン」 槌打つ人
ボロフスキーは自分の見た夢や、新聞の報道写真、雑誌の広告などから
得た様々な人間像を絵にし、そのイメージを更に立体作品へと発展させ、
空間に解き放たれた人間像は、作家自身の姿であるとともに、
彼と同時代を生きる私たち自身の姿でもあることを表現しているそうです。
その時、知らないながらも思いがけないハンマリングマンとの感動の出会いに、
フランクフルトにいる喜びを感じました。
彼を知っていたら作品の足下に行って抱きついていましたね、きっと。
投稿時間 : 12:40 個別ページ表示
チューリッヒ近郊のリッタオ町で建設中の現場を視察しました。
建材屋の目で、ここで見た物は・・・。
RC構造でありながら外装に木材を多用した建物です。
同じエリアにRC仕上げで紫色に仕上げる建物も出来るそうですが、
木仕様の方が人気だそうです。
勿論最新の外断熱、エコロジー対策が施された集合住宅です。
見慣れた風景?
そうです、左官屋さんの捏ね場です。
砂や袋物が積んで有ります。
しかし、見慣れない機械が!?
砂です。
中目、荒目が適度に混ざった良質な物で、
泥系がまったく入っていないサラサラした砂です。
配合が正確なら、かなりの強度が出るでしょう。
そしてこの機械をよく見ると・・・。
ワイヤーで繋がっている、一輪車にタイヤが付いてない様な物で、
このバケットの中に砂を入れるのです。
どうするかと言うと、
てな訳でバケットの中に砂が入りました。
手元にあるスイッチを入れると本体にワイヤーが引っ張られ、
大型スコップに入った大量な砂を楽に運べるわけです。
入った砂は?
この様にリフトされミキサーの中へ送られます。
そこでセメントや石灰などと混ぜ合わされます。
さらに、この機械に付いたモルタルポンプにより、
練り上げた材料を同時に施工場所まで送るのです。
ミキサー、ホッパー、ポンプがコンパクトにまとまった機械だったのです。
職人さんも慣れていて、かなり効率よく作業されていました。
電子辞書を使いドイツ語で、○▲◇★♂■▽×!? と、機械の性能について
質問をしましたが、もくもくと作業をしていて返事をしてくれませんでした。
と言うか、通じてなかったのか・・・。
この一連の作業を異常な興味を示し、かぶりつきで興奮して見ていたのは、
全見学者の中で私一人でした。
↑
話は変わりますが、どちらの後ろ姿が良いですか?
↓
この建築現場の設計をした会社の事務所前です。
外で建物の模型を製作していました。
手伝いたくなったのは私だけ?
ハードスケジュールの中、疲れを忘れる一時でした。。。(爆)
投稿時間 : 14:31 個別ページ表示
先日、神田神保町でディープな飲み会がありました。
メンバーは、
写真家で、鏝絵放浪記、藁塚放浪記の著者 藤田洋三氏。
左官教室編集長 小林澄夫氏
薩田建築スタジオ 薩田英男氏
銀座和光 広報誌編集者 土岐常明氏
壁公房 名田いくこ氏
です。
テーマは?
藤田氏が薩田氏のご自宅の新築祝いをプレゼントされました。
そのプレンゼントについて・・・。
九州の名工、左官 原田進氏作の掛け時計です。
優しい土の表情の中に、碁石をくり抜いた後の那智黒石の板をはめ込んだ
原田氏ならではの斬新な作品です。
薩田氏の感激の表情です。
手に取って暫し見入る小林氏です。
原田左官の究極の技術で製作されたこの時計は、
土を主役に、思わずこれは何?と思う碁石用の黒那智石を、
絶妙な配置で組み込み文字盤にしたものです。
メモリも可愛く遊んでいますね。
その素材とデザインのバランスの良さが素晴らしいと、
皆さん大絶賛でした。
そして、話題は道具へ。
見て下さいこの鏝!
手作りの良さをしみじみ感じる作品です。
もちろん作業性もバツグンだそうです。
黒檀で作られた最高級 掛引き (けひき)です。
この道具で心を込めて仕事をしたくなりませんか?
飲んで飲んで、ディープな夜は更けていきました。
藤田氏は初めて入ったお店なのに、親父さん、女将さんと
兄弟みたいに仲良くなっていました。(笑)
そう言えば、久住章さんのゲストハウスでも可愛い素敵な時計が、
掛かっていたのを思い出しました。
壁へのこだわりが、そこに掛ける時計にも心を込めているのですね。
針を付けて飾られた所を、是非拝見したいですね。
薩田先生、ワインを持って遊びに行って良いですか?
投稿時間 : 09:25 個別ページ表示
12月16日(土) 第1回 鏝(コテ)サミットを開催しました。
午後1時から5時までの時間、暮れのお忙しい時にもかかわらず
多くのお客様にご来場頂き、とても面白く勉強になるサミットでした。
スペシャルゲストも登場で万歳の第一回目になりました。
東京金広様のご協力により準備も整いました。
貼り紙を作ったりテントを借りたり、会場作りも楽しいです。
こだわりの鏝や道具が並びました。
左に立て掛けてある茶色の板状のものは、何と床屋さんで吊して
使っているカミソリを切れるようにする革のベルト?です。
剃る前にこれでシャッシャッシャとカミソリの切れ味を整えてますよね。
同じくこれで鏝の手入れをするそうです!
手作りの鏝を見ていると思わず手にとって、握った感触を楽しみたくなります。
中には、30年前の秀作もありました。
小さな面引き鏝ですが、名工の手作りならではの面の薄さと反りが
素晴らしい土壁の角の仕上げには欠かせないそうです。
お馴染みのお客様も、初めてお目に掛かるお客様も
鏝の話で盛り上がります。
鏝というのは手の平と同じ感覚で使うもので、塗り付ける材料によって
それぞれに使い分ける多種多様な道具です。
職人さんそれぞれが、得意な技や材料で使い分けるのです。
鏝の、型、固い柔らかい、大きい小さい、丸柄角柄、話が尽きることがありません。
本当に聞いていると面白い楽しい世界です。
これは、首打ち出し行程を説明したものです。
右から、良質な鉄の四角い固まりを焼き入れして叩きます。
少しづつ平たく伸ばし型を整えて行きます。
柄の部分も叩いて伸ばします。
鏝面と柄の部分をおおよそ型どったら、
首を起こす打ち出しをおこないます。
接着したり溶接する首とは強度が違います。
お馴染み、小沼左官工業の小沼氏が来て下さいました。
鏝の柄付け3丁と、父親から譲り受けた地金鏝の修理のご依頼を頂きました。
これからが、私も楽しみにしていた鏝師の技の実況中継です。
沢山ある檜の鏝柄の中から気に入ったものを選びます。
金広さん曰く、やはり小沼氏は少し赤み掛かった良い柄を選ばれたそうです。
柄の料金表です。
付け替えは上記柄の商品代だけで取り付け料はいただきません。
鏝自体のゆがみやバランス調整もこの場でOK!
まずは、ゆがみの確認。
両者の顔が真剣になります。
店内で広げてもらった道具は使いこなした年期の入ったものばかりです。
初めて見る世界です。
鏝表を打ってゆがみの矯正です。
カキン、カキンと熟練の感覚でポイントを叩きます。
次は表面を削ります。
台に固定されたヤスリでアタリを出しながら擦ります。
次々と素早く変わっていく手順に目が追いつきません。
とにかく早いんです。
もう、これは圧巻!
何度も曲尺を当てて確認します。
納得したところで次へ。
柄を付ける行程です。
それぞれの鏝の首の作りや太さも違うため、それに合わせて加工します。
少しずつ削っては合わせ、何度も繰り返します。
そして、固定します。
知ってましたか、こんなふうに固定するって。
鏝と柄の間隔を合わせます。
この棒の厚みが基本の目安になってます。
それから、その人の指の太さとかで握り具合を調整します。
色々な特殊な道具が次から次へと出て来ます。
見て下さい、この満足な笑顔。
キッチリ平らになった鏝同士を合わせると、吸い付くように密着するそうです。
なるほど、やってみたら離れたくないと言っているような気がしました。
小沼氏も納得の表情です。
金広さんとのやり取りに、如何に鏝を大事にしているかを教わりました。
そして、新しいスウェーデン鋼300?の鏝も一丁お買い上げ頂きました。
ありがとうございました。
鏝師のショウタイムの後、榎本新吉氏の登場です。
よく来て下さいました。
先日、この鏝サミットを開催するにあたって相談をさせて頂きました。
覚えていて下さったんですね。
感激です。
いつもの愛の辛口トークが冴えわたります。
この日は以前、榎本さんに戴いた沖永良部島の土で大盛り上がり。
練ってみたり、泥団子磨きや、美容の為に手に塗ったりと大騒ぎでした。
榎本さんの手って柔らかくてスベスベなんですよ。
土を触っていると自然になるそうです。
「はっは〜 触ってみな・・・ほらね! 引っかかった!!」
とか言いながら女性の手だけ触れていたのは見逃しません。
上の元首鏝は榎本さん持参の愛用鏝です。
下の鏝は、この日榎本さんが自信でオーダー?した柳刃鏝です。
即刻自前の柄に交換してもらってました。
持たせてもらうと実にしっくりとした感じです。
ご来店いただきました皆様、本当にありがとうございました。
大変勉強になりました。また、いろいろな方とお話もさせて頂きました。
申し訳ありません・・・一番楽しんだのは私かもしれません!
この楽しみを多くの皆様にも味わって頂きたいと思います。
毎月 第3土曜日に開催致しますので是非遊びに来て下さい。
来月は 平成19年1月20日(土) 午後1時から5時です。
最後に東京金広様、このような鏝の会を開催する事が夢でした。
ご協力に感謝の気持ちで一杯です。
ありがとうございました。
投稿時間 : 10:12 個別ページ表示
カードをご利用いただけるようになりました。
DC ・ VISA ・ MasterCard ・ JCB
AMERICAN EXPRESS ・ Diners Club
お手軽にご利用いただきますよう、皆様のお越しをお待ち申し上げております。
投稿時間 : 10:08 個別ページ表示
久々にフリーな日曜日、ぶらり街中散策に出かけました。
あちらこち賑わってますね。
景気が回復したのでしょうか?行く先々大変な人出です。
(回復?・・・私には少しも感じませんが!)
と、ぶつぶつ言いながら日本橋のTデパートへ向かいます。
そこで見た物は、見事にキレイな大きいクリスマスツリーです。
思わず足を止めてしばらく観賞。
どれほど時間がたったでしょうか、目が慣れてきてよく見ると・・・
全部ラブベアーだったのです!
このラブベアーは販売していて、このように買ってもらうまで
そこから離れない子がいます(笑)
って言うか、買わされました(泣)
場所を変えて、新宿へ。
昼過ぎ西武新宿駅のお花屋さんの前にあるカフェ「セガフレード」の
クリスマスツリー攻撃を再び受けます。
その美しい光線に「やられた〜」と言って店内へ。
向かいのお花屋さんのお花と、可愛い店員さんと、ツリーを見ながら、
今年も色々な事があったな〜などと感傷的になりつつ、美味しくビールを頂きました。
何杯飲んだのかは、ナイショです。 ヒクッ!
皆さん、クリスマスツリーには気を付けましょう(爆)
投稿時間 : 22:44 個別ページ表示
「鏝サミット」 を開催することになりました。
鏝について語り、鏝と遊ぶ会を 毎月第3土曜日13〜17時 に開催します。
一回目は12月16日(土)です。
3度の飯より鏝が好きな 「東京金広」 親子を招き皆様をお待ちしております。
13〜17時の間ならお好きな時にお越しいただき、鏝や色々な左官道具を
手に取って使い方や技術的な事などおおいに語りあっていただければと
思います。
こんな風に鏝をイッパイ並べます!
その場で調整や修理をしてくれます。
狭土秀平さんも東京金広さんの鏝を絶賛!
お買い求め頂きました。
毎度あり〜♪
何しろいろいろな鏝と関連グッズを見せてくれます。
全部こだわりのある道具ばかりです。
鏝屋さんと左官職人さんの話って凄いんです。
こだわりの奥深い世界で聞き入ってしまいます。
釣り道具やゴルフ道具の話とレベルが違う? 濃い内容なんです。
毎月第3土曜日に開催しますので皆さんお立ち寄り下さい。
もちろん、当日は特別価格でのご提供です!!
お気に入りの一丁が見つかります♥
投稿時間 : 09:44 個別ページ表示
12月です。そうです待ちに待ったクリスマスです。
皆さん幸せになれる日ですよね。
そこで富沢建材女性従業員がお奨めするクリスマスグッズの紹介です。
プレゼントのつもりで激安!
店頭建材商品群の中とても目立って?の展示販売です。
建材店らしくブロックの台とミラフォームの板を使って展示してます。
バックの建材がクリスマスグッズを引き立てています。
直径35?のクリスマスリースです。
スノーマン 30? とスノーマンリース 38? です。
ダリア・インポット 12?
ツリー 40? 30?
ポインセチア 25?
この様な商品を置くことで堅い建材店のイメージが少しでも変わったらと思っています。
社員も面白楽しく参加してくれてます。
暮れに向かって忙しい時期、少し和む瞬間です。
投稿時間 : 08:59 個別ページ表示
18年1月に出版され、あっという間に完売になった絵本が増刷され発売出来る事になりました。
『どぞう』 土蔵作りの絵本
著者 村尾 佳州子
発行所 SABU出版
¥1,500
「おじさんたち なにしているの?」から始まる土蔵作りの絵本です。とにかく素晴らしい内容で何回開いても楽しくなります。子供向けの絵本かと思いきや中身が濃い技術解説書?
本物が何かを探る専門書とも言えるでしょう!!
表紙を見るだけでわくわくします。
内容の一部をご紹介しますと・・・
今ではなかなか見られない施工現場です。
現在使われている機械も登場してます。この辺が面白いところです。
作者はフレスコ画家でありながら左官の仕事もこなすスーパーウーマンです。
画家の感性が今まで表現出来なかった左官の真髄を見事に表してくれました。
是非弊社で手に取ってご覧下さい。
投稿時間 : 08:39 個別ページ表示
第10回 ドイツ・スイス エコバウツアー 東京支部の反省会が八丁堀「マル」で
行われました。
出席者は、加藤さん、富樫さん、稲田さん、藤原さん、宍戸さん、名幡さん、荻野さん、峰田さん、
冨澤+1で、そしてお忙しい中お越し頂いた池田社長さん、神戸より特別ゲストの五十嵐さんです。
冒頭、池田社長さんから、今年の流行語大賞の発表がありました。
「イナダバウアー」です・・・イナバウアーの稲田さんバージョンでしょうか?
反ってもらいましょう!
いきなりこの様な爆笑ムードで始まった反省会は終始反省する気配も無く、
盛り上り一方通行で走ったのでした。
乾杯!って、何回やるんだ状態です!!
稲田さん、若者に挟まれてエンジン全開です。
そろそろ出るのでしょうかイナダバウアーの華麗な演技♥
好きそうな?加藤さんと宍戸さんです。
五十嵐さんを囲んで。
今回、「五十嵐さんが来ます」と言ったら皆集まっちゃたのです。
彼女の人柄の表れですね。
ワインにも囲まれてこんな笑顔になりました。
ところで、峰君はと言うと。
いつもの笑顔で皆を癒していました。
マジメな顔でワインを飲んでいます。
知り合ってから初めて見る顔です。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。
池田社長さんの少年のような笑顔もたっぷりご馳走になり、
まるでドイツに居るような楽しい集いは閉会となりました。
皆さんありがとうございました。
また、お目に掛かれる日を楽しみにしています。
池田社長様、写真が無くてスミマセン。
投稿時間 : 08:42 個別ページ表示
新聞記者の仕事をご紹介します。
新建新聞社の峰田慎二記者です。
以前、弊社に取材に来て頂いたのがお付き合いの始まりです。
そしてこの秋、ドイツ・スイス エコバウツアーに同行して頂きました。
その取材振りをご紹介しましょう。
「峰が行く!」 写真集
いつも笑顔の峰田さん、ドイツでの足取りも軽やかです。
さっそうと現場へ乗り込む姿は獲物を前にした野獣・・・。
人の後ろにいても獲物はきっちり狙います!
ニコンのカメラを自在に操り、自慢の腕の見せ所です。
室内でも、
屋外でも、
カメラを構える姿はいつもしっかりした同じスタンスで、安定した構えはプロの
証! いつの間にか峰田記者の追っかけになっていました。
聞き込みも、相手がドイツ人やスイス人であろうが、英語を駆使して
鋭い突っ込みでインタビューしていたのは印象的でした。
エコ施設のオブジェも、彼の活躍に 「OK」 とサインを出していました。
記者は大変です。
撮影も聞き込みもチャンスを逃せません。
素人目から見ても緊張の連続だろうなとつくづく思いました。
でも、笑顔を忘れず頑張っている峰田さんはカッコイイです!
(最近は私がカメラを向けると逃げるのは何故??)
今日も地球の何処かで取材中 「峰が行く〜!」
帰国後、弊社の技術講習会にも取材に来てくれました。
いつも身近にいてくれる峰田記者です。
投稿時間 : 21:27 個別ページ表示
富沢建材が自信を持ってお奨めする商品のご案内です。
画期的な新製品をカドヤ工業(株)様が出してくれました。
モルタルを使う現場等で洗い水の処理にお困りではありませんか?
スゴイ水処理剤です。環境汚染を軽減します。
その名は 「みずすまし」 その物ズバリの商品名です。
セメント・無機系分離剤とエマルジョン系分離剤の2種類があります。
プラスチック容器に1?入りでモルタルバケツ一杯分の汚れ水では、
無機系で30〜40グラム、有機系で50〜100グラム
の量を簡単に振り出す事が出来る様になっています。
実験を見て下さい。
今回はアクリルエマルジョンを入れてみます。
かき混ぜて汚れ水状態にします。
そこへ 「みずすまし」 君を入れて再びかき混ぜます。
すると、どうですか樹脂の分離が始まりました!
そして、この通り完全に分離してこんなにキレイな水になりました!!
これなら特に店舗工事など汚れた水の処理に困る場合、沈殿物を残して上水を捨てる事が出来ますね。
モルタル・石膏・石灰の無機系、ジョリパット等の樹脂物など広く対応します。
是非お試し下さい。
詳しい事は弊社までお問い合わせ下さい。
投稿時間 : 15:57 個別ページ表示
お陰様で第一回講習会もご好評を頂き終了する事が出来ました。
ありがとうございました。
ここでもう一度、準備でお世話になった左官さんの「手」をご紹介します。
この様に多くの皆さんの手を借りて講習用パネルの下塗りをして頂きました。
そこで問題です。
下の写真は誰の「手」でしょうか?
バンダナがトレードマークのカッコイイ方です。
いつも明るい平成会会長と特に仲良しな方です。
この中で一番若い、弊社でこの良い高級鏝を買って頂いた将来有望な男前の方です。
歌声が、何だ!?と思うほどハイトーンで透き通っていて、鏝を持ってもマイクを持っても一流な方です。
テレビに出てる雪駄の似合うあの方です。
さあ、お分かりでしょうか?
鏝をあやつる優しい手の表情は何とも言えません。
皆さん日本の左官を背負って立つ方々です。
正解の方にはお気に入りの手と握手出来るよう取り計らいます。
今回の企画で一番楽しんだのは私かもしれません。
指、手のひら、手首、そして腕、体全体で行う鏝さばきの素晴らしさを、
じっくり見学する事が出来ました。
鏝はいつもギュッと握っているのではなく、想像以上に柔らかく握っているのです。
左官さんの手って柔らかいものなんです。
だから優しい壁が塗れるんですね!
投稿時間 : 08:08 個別ページ表示
第10回 ドイツ・スイス エコバウ建築ツアー 2006 主催 イケダコーポレーション様
「出かけよう 未来がみえる旅」 に参加させて頂きました。10月8日〜16日までの9日間でとても充実した中身の濃い視察研修旅行でした。
イケダコーポレーション池田社長様、加藤様、常本様、尾上様、大変お世話になりました。
ケーニッヒ先生、リサ様、泉先生、グリム様、ご指導ありがとうございました。
今までに経験した事のないハードスケジュールの中、ドイツ・スイスの色々な物件を見て建築に対する考え方や法律の在り方を勉強出来たと思います。同時に政治家が良く働く国なのでしょうか・・・その環境が羨ましくもありました。そして、ご一緒して頂いた皆さんありがとうございました。熱心な設計や建築家の方々の中で建材屋の私としては見る物聞く物多いに刺激になりました。私共にとってこの様な勉強の機会は滅多に無く仲間に入れて頂き幸せな事と感謝しております。皆さん、最高です!本当に楽しく勉強出来ました!! ダンケシェ〜ン
と言う訳で、まずは最高な皆様の研修振りをご紹介します。
着陸前のミュンヘン上空です。
翌日の朝、ホテルの部屋で天気を確認します。ドイツは全国的に晴れ〜です。よっしゃー!
全員集合3連発です。
スイスの建築家、ミューラー氏のご自宅で。 内外壁はスイスウォールです。
目の前のブドウ畑が良い感じで住んでみたい一軒でした。
エコ団地ヴァルムビュールの前です。
身障者の為の作業場が140部屋と事務室が40部屋あるソーラーバウの大きなエコ施設です。
作業されている皆さんは真剣に、しかし楽しそうに取り組んでいました。
説明を聞く皆さんも真剣!
フライブルグの南部にある新市街地で。
エネルギー節減、いやプラス・エネルギーのソーラー住宅に感心して、写真を撮りまくりです。
カントン学校、ヴィル。とんでも無く大きい木造学校建築です。
ヴィルにある幼稚園の庭で。大変気持ちの良い環境でした。
自然素材のみを製造販売するチプセ社でのセミナーの様子です。
キンダーガーテンでこんな交流もありました。
最終訪問施設のフランクフルトの中心地にあるエコハウスです。勉強しきった皆さんの充実した素晴らしい笑顔です。
そして、最後の総括セミナーがホテルで行われました。全行程をご案内頂いたケーニッヒ先生に
感謝感謝の拍手が。
取り急ぎ皆さんの視察の様子を見て頂きました。
後程、個々に見て来た事をご紹介出来ればと思っています。
同行して頂いた皆さん、本当にありがとうございました。
☆全日程がお天気に恵まれたのは私?いや皆様の良い心掛けのお陰です★
投稿時間 : 16:06 個別ページ表示
イタリアの町中ではこんな可愛い車がいっぱい走ってます。
南イタリアで良く見る家族です!
16日まで旅に出ます。
グーテン ターク の国へ行ってきます。
ビス ダン ダンケ
投稿時間 : 18:08 個別ページ表示
9月9日(土) 大阪 (株)梅彦様の本社で毎月開催されている、塗り壁体験教室に参加させて頂きました。 本社ショールームです。
この講習会は主に設計・工務店関係の皆様を対象に行われ、内容を充実する為に少人数制で開催される会です。講師は(株)梅彦の営業の皆さんです。さて、参加者全員エプロンを付けてスタンバイ。塗り壁教室の始まり始まり・・・。
まずは、二野様より梅彦こだわりの材料 『フィアラ』 『e fit Cream』 『けいそうわら聚楽』 について詳しい説明がありました。素材には食品にも使われている物もあり、安全第一、健康志向の体に良い快適な空間を造る建材の開発を行っているそうです。
色々なテクスチャーの紹介と施工方法の指導がありました。営業でありながら講師の皆さんの鏝さばきは見事なものでした。う〜ん、かなり塗り込んでいる! なるほどこれが(株)梅彦の営業活動に生かされていたのかと感心するばかりです。ただ商品を売るだけでは駄目なのです(反省)
少人数制の意味が分かりました。参加者全員が塗れる様に何枚もパネルが用意され、テーマ別に手取足取りの指導でじっくりと学習出来る様になっていたのです。実際に材料に触れる事で質感や作業性を確認する事が出来ました。
お陰様で、とても中身の濃い講習会で勉強になりました。教えて頂いた事を今後に生かせるよう頑張ります。(株)梅彦の皆様、ご参加の皆様、ありがとうございました。
投稿時間 : 08:06 個別ページ表示
現在の弊社です。お陰様で来年は創業55年を迎えます。
建材も素材が吟味される今、昔の材料が見直されています。
良き時代の材料・工法を見直し勉強して皆様のお役に立てるよう頑張る所存です。
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この度、ブログを公開する事になりました。自称 『石灰と土のソムリエ?』 を目指す駆け出し者ですが、見たり聞いたり触ったりした事を自分なりに面白く掘り下げてお知らせ出来ればと思っています。建材の事だけでなく旅行やグルメ、ご近所居酒屋話など何でもありの独り言で突撃します!
まずは、記念の1回目 弊社昭和35年頃の写真です。なんとなく記憶に残っている頃でオート3輪車で配達してました。砂、砂利、荒木田土等、骨材はすべて手積み手下ろしでした。昔の人は丈夫な訳です。店先には懐かしい土管や大谷石、コンクリート製のゴミ箱などが置いてあり古き良き時代がしのばれます。当時7才位の私は一緒に配達に行きたくてせがむと、現場でチョロチョロしないようトラックの助手席に縄で縛り付けられて連れて行ってもらった覚えがあります。でも、時にはストーブにコークスを入れる小さいスコップで手伝った事もありました。(笑)
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