家財を守る蔵に使われてきた
漆喰製品の販売に長年携わりその素晴らしさを実感してきた者として、「漆喰」は間違いなく太鼓判を押せる優れものです。
強アルカリ性のため抗菌効果が強く、調湿性能を持ち、さらに防火性が高いため蔵など家財を保管する建物の多くは漆喰で内装を仕上げられてきました。
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自然素材で作る壁材
古来より漆喰は、消石灰を主材に麻の繊維と海藻の糊を混ぜて作る自然素材の壁材です。
日本の風土に適した漆喰壁を現代の建築に取り入れ、自然素材を使った建物の魅力は計り知れません。長きにわたり漆喰と関わってきた者としてその素晴らしさを更に思いを込めて伝え続けていきます。
漆喰が持つ「抗菌性」「調湿性」「防火性」の三つの特徴
抗菌性で言いますと、強アルカリ性のため抗菌効果が強く、調湿性能を持っています。
調湿性としては、漆喰は室内の湿気や結露を吸収して空気を爽やかにし、逆に乾燥時は湿気を吐き出してくれます。伝統的日本家屋では、布団や衣類を仕舞う押入れの壁にも漆喰を塗って湿気をとっておりました。
防火性のわかりやすい事例ではお城が挙げられます。姫路城を筆頭に、日本全国にあるお城の大半が壁面全てを白い漆喰塗りで仕上げています。これは通常の火災対策だけでなく、敵の襲撃で火を放たれても延焼を防ぐことが目的になっています。
伝統を職人の技で紡いでいく
漆喰の魅力はこれらの機能性だけではなく、無限に広がる意匠の自由度も挙げられます。従来は白い壁で平らに塗るのが主流でしたが、凸凹模様や好みの色を付けて楽しむこともできますし、手仕事のため厚くも薄くも塗り厚は自在で、自由なデザインの表現が可能なんです。そして、どんなに大きな面積の平面、曲面でも継ぎ目無しで仕上げられることが湿式材料ならではの魅力です。漆喰はあらゆる場所で無限の表現力を発揮し、安らぎの空間を演出します。こういった御技は全て左官職人の手により連綿と受け継がれています。
たなか壁
塗り面積:16㎡ /2mm厚
城かべ
塗り面積:16.5㎡ /1.5mm厚
村樫のしっくい
塗り面積:18㎡ /1.5mm厚
眞白壁
塗り面積:16㎡ /1.5mm厚